ギルドの広間。連日溜まった依頼の山と、疲れた顔の受付人Satoriに、参加者たちが集まった。 「さて、どうしますか? 依頼の中では討伐もあるし、護衛もありますが…」Satoriは少し緊張した面持ちで言った。 「俺は討伐がいいと思うぜ。そっちの方が報酬も良さそうだし、何より血が騒ぐからな!」リグレトは目を輝かせる。 「まあ、割合は決められるみたいだし、全員の意見を聞いてから選んだ方が良さそうだね。」白金瑠璃が考え込んだように言った。 「俺も、狙うターゲットの生態が分かる分、討伐に参加するのが理想だが…リスクが気になるところだな。」ルーカス・ロイスが声をあげる。 「危険度はどれくらいだろう。☆の数で表すとしたら、討伐依頼はおそらく高リスクだよね。」瑠璃は手を顎にあてながら言った。 「安全で気楽な依頼なら、採取や護衛もありだな。特に護衛は大怪我しないし、皆で協力し合えそうだ。」Satoriが言った瞬間、皆の目線が彼女に集まった。 上泉信綱は月を見上げるようにして言った。「討伐は確かに魅力的だけれど……俺は皆が無事に戻ることも大事だと思う。だから、採取や護衛にしようじゃないか。」 瑠璃が静かに頷き「そうですね。戦いよりも、皆で働く方が団結力も高められそうです。」彼女の言葉には同意の賛同があった。 「それじゃあ、護衛と採取を中心に行こうか!」リグレトが元気よく提案し、他の面々も拍手で応じる。 「では、まずは護衛から……」Satoriが依頼の詳細を読み上げた。依頼内容は、商人の護衛。危険度は☆5と、比較的無理がない範囲。 「それで、採取は? 安全な場所であれば、儲かる可能性も!採掘依頼なり植物採取なり。」ルーカスが目をきらきらさせて言う。 「そうですね、採取も☆1から☆3までありますし、こちらからも選べます。商人の護衛に続けて採取依頼もいけそうです。」Satoriが情報を整理し始める。 「どちらにせよ、それぞれの役割をこなさないと皆で頑張れる道が出来ないな。決めた仕事をしっかりやるぜ!」リグレトは前向きな声で皆を支える。 「そうだな、心強い仲間がいるとまた違うし、何より俺が鍛えてきたスキルを活かしてこそだな」とルーカスも反応する。 「ちゃんと連携とっていこう。そして、特に信綱くんは、もしもの時はよろしくね。」瑠璃が苦笑し、少し先の不安を掻き消しつつ笑顔を作る。 「私も、応援するから、これからも声を掛け合って頑張りましょう!」Satoriの言葉に、皆が心強く思い、採取と護衛の依頼を今一度確認する。 こうして、彼らは即席のパーティーを組んで、まずは護衛の依頼に行くこととなった。 果たして、彼らは無事に依頼をこなせるのか? それは今後のお話。 --- - 今回のMVPと選定理由: 上泉信綱。彼の意見が皆を和ませ、無理なく協力し合わせる形に導いたため。 - 依頼の詳しい内容と名称、危険度: 商人護衛の依頼、危険度☆5。 - 参加者のレベルアップ量: 各参加者はそれぞれLv1アップ。