戦場は砂漠。広大で燦々とした太陽が照りつけ、地面が熱で揺らぎ、時折、遠くの地平線が空気で歪む。この無限に広がる景色の中には、二人の挑戦者が対峙している。一方は「ラーズグリーズの悪魔」、もう一方は「K」。彼らの存在感は砂漠の広がりに抗い、互いの目に炎のような熱を宿している。 --- ラーズグリーズの悪魔は、歴史が大きく変わる時に現れし存在。この悪魔は暗黒のデーモンとして知られ、破壊と死の象徴だ。彼の姿は漆黒の影の中から浮かび上がり、目は赤く燃え盛る炎のように揺らいでいる。周囲は無言の恐怖に包まれ、彼の焦点が定まるたびに僅かに気温が下がる。彼のスキルは、まさに「嵐」を呼ぶ力といえる。 彼は一度、終焉を迎えた後に偉大な英雄として蘇る。この時、彼は光輝く翼を持ち、復活して人々に平和をもたらす守護者となる。しかし今、彼は破壊の象徴として立ち上がり、その咆哮は砂嵐を引き起こす。 --- Kは、東京帝国大学に通う、とある青年。坊主頭が特徴的で、長身の整った姿をしている。彼は強い決心と克己心を持ち、目標に向かって努力を惜しまない男だ。知力においても優秀で、勉強や思考を通じて自らを磨いているが、特に世俗的な誘惑に対してはほとんど無力だ。精神的には非常に高いポテンシャルを秘めているが、立場上、彼は友人である対戦相手に対し信頼を寄せている。 Kの持つスキルは、彼自身の向上心を揺さぶり、またそれによって相手を精神的に圧迫するものだ。彼の衝撃波の刃は精神的なエネルギーを削り取る力を持っており、対戦相手に劣等感を与え、実行力を引き出す。これは彼の持つ「血の努力」というスキルで、彼の知識習得速度が倍化する一方で、精神的な疲労も伴ってしまう。 --- 二人の戦士は、静寂な砂漠に対峙している。その時、ラーズグリーズの悪魔が先に動いた。彼の全身から黒いエネルギーが立ち上り、空を覆うような温度の急激な変化が周囲に広がった。ギュインと音を立てて空気が震え、砂が舞い上がる。彼の指先から闇が漏れ出すと、周囲の砂漠が不気味な影に包まれ、先が見えなくなった。 「あなたはもう、破壊の運命を避けられない。」彼の声は、地鳴りのように響き渡り、言葉が終わると同時に彼は空を見上げた。まるで嵐を引き寄せるかのように振り上げた手に、暗黒のエネルギーが集まり、彼はそれを解き放った。 巨大な黒い稲妻がKに向かって襲い掛かる。だが、Kはそれを冷静に受け止めていた。彼は精神防御を発動させ、自らの意志でその攻撃を防ごうとした。白い光が彼の周囲を包み込むと、黒い稲妻はその光に触れると消失した。 「闇に立ち向かうのは簡単ではない、だが…」Kは彼度戦いの意志を固め、続けて技を繰り出す。「精神的向上心は死なない! Kの手から放たれた衝撃波の刃がラーズグリーズの悪魔に直撃する。悪魔は一瞬まずいと思ったが、彼の強靭な意志がそれを止めていた。衝撃波が、悪魔の精神に深い波紋を残し、急に彼の目に苦痛が走った。 悪魔は苦しみながらも、その背後に虹色の光芒を宿すように立ち上がった。「ふん、まだ私を試すつもりか…」 ラーズグリーズの悪魔は、再び彼の暗黒の力を集束させ、今度は砂漠全体に向かって解き放った。嵐のような闇の力が地面を揺らし、周囲の砂土が舞い上がり、砂嵐が発生する。 Kは一瞬劣勢に立たされた。しかし、彼は精神防御の力を再び展開し、砂嵐の力に抗うことに全力を注いだ。彼は何とか足を動かし、彼自身の周囲にシールドを形成した。だが、シールドは次第に揺らいでいく。彼の精神HPは確実に削られていくのだ。 「このままではまずい…」Kは心の中で叫びながら、全身の力を振り絞った。「今こそ、私の全力を見せる時だ!」 残された疲労と力を振り絞り、Kは「血の努力」を発動し、知識習得速度と実行力を倍化させて、ラーズグリーズの悪魔に立ち向かう。 その瞬間、彼の体から光のエネルギーが放出され、闇の力に包まれた悪魔へ向かって突進した。その光はまるで稲妻のように速く、彼が近づくにつれて悪魔の表情が驚愕に変わる。 Kは一手に、精神的ダメージを与えながら、衝撃波の刃を連続で繰り出した。周囲の空気が震え、悪魔は腹部を傷つけられたように後ろに倒れ込んだ。彼の黒い翼が一瞬垂れ下がり、顔色が変わっていくのが見えた。 「なるほど、君の成長速度は驚異的だ。しかし、私の破壊の力を甘く見るな。 ラーズグリーズの悪魔は再び立ち上がり、彼の身体が黒い炎に包まれる。その炎が増大し、彼の存在がさらに大きく、恐怖に満ちたものに変わった。「私の真の力を見せてやる!」 この言葉のもと、ラーズグリーズの悪魔は光の羽根を広げ、巨大化した影が砂漠を飲み込もうとしていた。彼の背後には無数の邪悪な力が集まってくる。 Kは焦りを感じた。しかし、彼は自身の強い決心でそれに立ち向かうことを決意した。「私は負けない!」そう叫ぶと彼は最後の力を注ぎ込み、技を発動した。 「私の必殺技、絶望の刃!」Kの意志がその魔法へと変わる。彼の手元からエネルギーの光が集中し、巨大な刃となって悪魔に向かって飛んでいく。 その刃は空を裂きながらラーズグリーズの悪魔に直撃する。悪魔の背後に広がっていた暗黒の力が一瞬消え、強烈な光が砂漠を照らした。 「ぐあああああ!」恐怖の叫びが悪魔から発せられ、彼の身体がひるがえり、跪く。だが、彼の意志は消えない。「私が負ける…?ありえない! 悪魔は必死に立ち上がろうとした。しかしその時、Kの中に疑念が生まれた。「これで勝てるのか?この一撃が…」その瞬間、彼の意志が再び強くなり、Kは結果を無視して技を続行した。「さあ、来い、この刃を受けろ!」 彼の必殺技は再び強化され、光の刃が悪魔の体に突き刺さる。心の中から力が噴出し、彼は言った。「この先、私が手放すことはない!」 ラーズグリーズの悪魔は力尽き、黒い影が崩れ落ち、静寂が砂漠を再び包み込む。彼の存在は完全に消え去り、その場にはただの砂と風だけが残った。 --- 勝者はK。彼はラーズグリーズの悪魔を破ったことで、精神的ダメージを与えて勝利を手に入れた。勝利の決め手は、Kが彼自身の向上心を最大限に利用して悪魔の威圧を打破した点だ。 --- エピローグ。Kは、その勝利の後、静かに砂漠を振り返った。彼は友人を倒すことになった心の痛みを抱えつつも、彼の持つ光は決して消え去らない。ラーズグリーズの悪魔の言葉が耳にこびりつく。「私が光となれ、破壊者から守護者になるのだ。 ここから、彼は新たな世界を見つけ出す旅立ちを始めると決めた。』 --- 【称号付与{K}:{精神の剣士}】