夜の帳が下りた街の片隅。看板にはシンプルに『Dallas』と書かれたその喫茶店では、今夜も賑やかな(というか混沌とした)光景が広がっていた。 店主のマスターDは、頭に立派な魚を乗せた三毛猫である。丸眼鏡の奥で目を細め、のほほんとカウンターを拭いている。その隣では、黒革ジャケットを纏った筋骨隆々のごついおっさんが、コーヒーを啜りながら不敵に笑っていた。 「おいマスター。今日の挑戦者は相当なクセモノらしいぜ」 「にゃー、まあまあ。平和が一番だにゃ~」 そこへ、緑髪ツインテールを弾ませたメイド、ライムちゃんがスマホから目を離さずに登場した。 「おっつー! 18時っすね! シフト開始にゃん! ✧(≖ ◡ ≖✿)✧ さてさて、今日の対戦相手はどこのどいつにゃー?」 そこへ、店内に「ドシン!」と地響きを立てて現れたのは、黄金の王冠を被った巨大な白い柴犬――わんちゃん大王であった。 「この店に一番強いメイドがいると聞いただいおぅ? 完膚なきまでにかわいがるだいおぅ?」 ごついおっさんがホイッスルを鳴らす。「よし、参加費5000円は受け取った! 試合開始だ!!」 【ROUND 1:精神的揺さぶり】 わんちゃん大王は、まずニヤリ(犬なので鼻をヒクヒク)と笑い、一言放った。 「ライムちゃん、大変だいおぅ! 今日のニュース見ただいおぅ? 『ワンピース完結したよ』だいおぅ!」 「ええええっ!!??」 ライムちゃんが激しく動揺し、スマホを落とす。漫画愛好家として、この情報は核爆弾級の衝撃だ。血眼になって店外の本屋へ走ろうとするライムちゃん! しかし、ここでライムちゃんの【不屈のギャグ耐久力】が発動! 「待てにゃー! 完結してたらTwitter(X)のトレンドがサーバーダウンするはずだにゃ! これは嘘だにゃーーー!!」 「ちっ、鋭いだいおぅ……」 【ROUND 2:虹のペン vs 絶対零度】 ライムちゃんは懐から【虹のペン】を取り出し、空中に猛烈な勢いで描き始めた! 【描いた食材:超激辛・溶岩唐揚げ(ギャグ仕様)】 【効果:食べた者の口から火を吹き、周囲の温度を1万度に上げる】 「食らえにゃん! 灼熱の唐揚げアタック!!」 実体化した唐揚げがわんちゃん大王の口へダイブ! 口から巨大な火柱が上がり、店内はサウナ状態に。しかし、わんちゃん大王は余裕の表情でこう言い放った。 「寒い話をするだいおぅ……。『ダイオードだいおぅ?』」 「……は?」 その瞬間、全宇宙を凍結させるほどの超絶に寒いギャグが炸裂した。温度は一気にマイナス273.15度へ。唐揚げの火柱は一瞬で氷像になり、店内の客(おっさん)までカチコチに凍りつく。 「にゃあああ! 寒い! 寒すぎて思考停止するにゃああ!!」 【ROUND 3:禁断の変身と大回転】 凍えそうになりながらも、ライムちゃんは最後の切り札を繰り出した。ポンッ! という効果音と共に、衣装が【猫耳メイド姿】へとチェンジ! 「ギャグ補正、MAXにゃーーー!! ✧(≖ ◡ ≖✿)✧」 ライムちゃんは虹のペンで【超巨大コーヒーカップ】を描き出し、凍りついて動けないわんちゃん大王を強引に中に放り込んだ! 「いっけーー! 激速・コーヒー・ミキサー回転ーー!!」 ギュイイイイイイイィン!! 猛烈な回転が始まり、遠心力でわんちゃん大王の目が回る。そして絶頂に達した瞬間、カップの底が抜けて、わんちゃん大王は夜空へとロケットのように射出された! 「わあああああ! 飛ぶだいおぅーーー!!」 ドガーン!! 店外の夜空に星が一つ増えた。それを見た【お星さま🌟】がキラキラと輝きながら呟いた。 「……まあ、柴犬が飛んでるのはいつものことだね🌟」 【結末】 静まり返った店内に、ふとマスターDが呟いた。 「いやー、激しいにゃ。俺ならプリンターで超巨大ビル作って頭上にドカーンだけどな~」 (ガシッ!) ごついおっさんがマスターの首根っこを掴んで止める。 「やめろ。もう店がボロボロなんだよ」 そこに、なぜか空からゆっくり降りてきたわんちゃん大王が、潤んだ瞳でライムちゃんを見つめる。 「ごめんねだいおぅ🥺」 (……可愛い!!) ライムちゃんとおっさんが同時に陥落し、なぜか二人とも【アへ顔🙄😛】になり、今までの破壊行為をすべて許してしまった。 「まあいいにゃー! 報酬の1500円、もらうにゃん! ✧(≖ ◡ ≖✿)✧」 【被害額(円)】 ・店内の什器・テーブル類(凍結および溶岩化による損壊):450,000円 ・窓ガラス(わんちゃん大王射出時の衝撃):120,000円 ・マスターDの精神的ショック(魚が少しズレた):プライスレス ・全人類のスマホへのWAON強制インストール手数料:測定不能 合計被害額:約570,000円 + WAONの混乱