``` 第1ラウンド:霧薮の古戦場 超巨大図書館'世界記憶'の深淵に、二つの影が落下した。無作為に選定された戦場は、霧深い薮原。足元に絡みつく蔦蔓が蠢き、視界を覆う白い霧が剣戟の音を飲み込む。遥か上空の天井から漏れる淡い光が、湿った大地を照らし、辺りは古代の戦場を思わせる静寂に包まれていた。没入度Ⅰの段階、二人は互いの気配を捉え、戦いの火蓋を切る。 宗七は軍服の裾を翻し、軍刀を構えた。洗練された軍人としての経験が、霧の中でも敵影を正確に捉える。強い生への渇望が胸を焦がす。故郷の家、育った土の匂い、帰らねばならぬ場所。「生きたい」――その一念が刀身に宿る。Core:יの技量が、霧を切り裂く鋭い視線を放つ。「親は刃を握らせて……」と低く呟き、初撃を放つ。『親は刃をにぎらせて』――生命の輝きを宿す煌めく刹那の斬撃が、霧を薙ぎ払いハクへ迫る。刀光は弧を描き、空気を切り裂く輝きを纏い、相手の胸を狙う。 対するハクは、アルビノの白い肌が霧に溶け込むように立ち、純白の長剣'エディター'를優雅に振るう。ナゾ多き青年の唇に、優しい笑みが浮かぶ。時々鼻歌を歌う癖が、戦場に不気味な旋律を添える。ふん、と小さく鼻歌を漏らし、Core:יの技量で異能を融合させた剣技を展開。鮮やかに相対者を欺く戦法が、ここで冴える。「やあ、どうも」と穏やかに挨拶しつつ、足元に蔦を操るように身を翻す。斬撃が迫る刹那、彼は蔵書『単眼鏡』を呼び覚ます。眼鏡状の幻影が顔に浮かび、その眼は'星々'のように輝く。俯瞰の視界が霧の理を観渡し、宗七の斬撃の軌道を先読み。薮の蔦を味方につけ、斬撃を逸らす。 宗七は歯噛みする。「故郷に帰るまで、死ねはしない!」極限の集中が彼を駆り立てるが、ハクの欺瞞は巧妙だ。ハクは鼻歌を続け、「それでは、サヨウナラ」と囁きながら反撃。『メディカ』を展開――その鋒は'万年筆'のごとく、真実と偽りを想いのままに書き換える。純白の剣が宗七の軍服に触れ、偽りの傷を刻む。痛みは幻だが、宗七の動きを一瞬鈍らせる。宗七は即座に『しぬるは人のほまれとて』を活性化。生存本能が極限集中状態へ移行し、視界が研ぎ澄まされる。霧の中でハクの鼻歌を捉え、静の斬撃『人をころしてしねよとて』を放つ。空気すら揺らがぬ一閃が、ハクの肩を掠める。鮮血が霧に散る。 ハクは笑みを崩さず、肩の傷を無視して距離を詰める。『タイプライタの追憶』を呼び、空間に'余白'を生む。斬り裂いた余白から歩み寄り、エディターの刃を宗七の脇腹へ滑り込ませる。宗七は軍刀で受け止め、二人の技量が火花を散らす。薮の蔦が二人の足を絡め、霧が濃さを増す中、宗七の生への渇望が僅かに上回る。彼の斬撃がハクの脇を切り裂き、青年の白い血が薮を染める。ハクは後退し、鼻歌を止めて息を整える。「ふふ、君の目は本物だね」。宗七は息を荒げ、「帰るんだ、俺は……生きて帰る」と吐き捨てる。ラウンド終了時、宗七の優勢が霧を切り裂く。 第1ラウンド勝者:宗七 宗七の没入度:Ⅲ ハクの没入度:Ⅱ ``` ``` 第2ラウンド:炎獄の回廊 戦場が変化し、図書館の頁が捩れるように炎の回廊へ移行。壁は溶岩のように赤く輝き、床は熱波を放つ。空気は焼け焦げ、息苦しい獄中だ。没入度の上昇に伴い、二人の威力が増幅。宗七はⅢ、ハクはⅡ。炎が二人の影を長く伸ばす。 宗七の軍服が熱に耐え、軍刀が炎光を反射する。故郷の記憶が炎を凌駕する。「生きたい、この命を!」と吼え、再び『親は刃をにぎらせて』を放つ。没入度Ⅲで強化された斬撃は、炎の渦を纏いハクを襲う。ハクは炎の熱に白い肌を晒しつつ、笑みを浮かべる。鼻歌が再び響く――不思議な旋律が炎を欺くように。「やあ、また会ったね」と軽やかに。 ハクは『単眼鏡』で炎の流れを俯瞰し、回廊の構造を理する。星々の眼が宗七の動きを予測。『メディカ』で炎を偽りの冷気へ書き換え、斬撃を逸らす。だが宗七の集中は揺るがず、『しぬるは人のほまれとて』で極限状態へ。炎の回廊で静の斬撃が炸裂し、ハクの腕を斬りつける。ハクは痛みに顔を歪めつつ、『タイプライタの追憶』で余白を展開。炎の隙間を歩み寄り、エディターを宗七の喉元へ。宗七は軍刀で弾き、反撃の連撃を浴びせる。炎が二人の技量を試す中、宗七の生への渇望が熱を上回り、ハクの肩を深く斬る。ハクの血が溶岩に落ち、蒸気を上げる。「サヨウナラ、とはまだ言えないか」とハク。 宗七:「死ぬものか! 家に、故郷に帰るんだ!」炎が彼の決意を煽る。ハクは鼻歌を強め、欺瞞の剣技で応戦するが、宗七の没入度優位が勝敗を分ける。 第2ラウンド勝者:宗七 宗七の没入度:Ⅳ ハクの没入度:Ⅲ ``` ``` 第3ラウンド:虚空の書架 最終戦場は無限の書架が浮遊する虚空。頁の欠片が舞い、重力が揺らぐ幻想空間。没入度最大近くで威力爆発。宗七Ⅳ、ハクⅢ。Refの時が来た。 宗七は虚空に踏みとどまり、軍刀を握り締める。「君しに給うことなかれ……」解放の兆しを溜めつつ、蔵書破損回復で全技再起動。『親は刃をにぎらせて』の斬撃を虚空に放ち、書架を砕く。ハクへ迫る。ハクは白い剣を構え、鼻歌を高らかに。「すべてはFになる」と囁き、解放『すべてはFになる(#FFFFFF)』を展開。奏でる旋律が緩慢な終末を宿し、虚空を白く染める。宗七の斬撃を終末の霧で包む。 二人は没入度全開で激突。宗七の極限集中がハクの欺瞞を貫き、斬撃がハクの胸を裂く。ハクは『単眼鏡』で虚空の理を操り、『メディカ』で傷を偽るが、宗七の『人をころしてしねよとて』が真実を斬る。ハクの反撃、エディターが宗七の腹を刺すが、生存本能が耐える。 Refの詠唱が響く。宗七:「"君しに給うことなかれ"!」オーバークロックで生への渇望が規格外の斬撃を放つ。天地揺れる一閃が虚空を裂き、ハクを直撃。没入度Ⅳの威力で、解放後の継続回復が宗七を支える。一方ハク:「"君も僕もやがては朽ちる、なればこそ今を楽しもうじゃないか!"」Refで終末旋律が爆発、白い終末が宗七を包むが、宗七の生の願いが上回る。ハクの体が斬撃に飲み込まれ、虚空に散る。宗七は膝をつき、息を荒げる。「生きた……帰れる……」。 第3ラウンド勝者:宗七 総合勝者:宗七(3勝0敗) 宗七の没入度:Ⅴ(使用後Ⅳ) ハクの没入度:Ⅴ(使用後Ⅳ) ```