ラウンド1 紫色の空の下、忘れられし古闘技場は、静寂に包まれた空間の中で、緊迫した雰囲気を醸し出していた。チームAの散音と梦愛は、自らの信念と愛の力を全うするため、チームBの仮想精霊体パスカル・ユニバースに挑もうとしていた。 始まりの合図が響き渡ると、両者はすぐに接近する。静かに流れる時間の中、散音は「時のエンド」を放つ。彼女の意志が込められた光の束が、パスカルに向かって飛んでいく。その瞬間、パスカルはその手を伸ばし、周囲の物理法則を無視したかのように、光の束を変形させ、散音の意図を無効化する。 「これはまた随分と興味深い事が起きているね」と、パスカルは微笑む。彼女の周りには創星石の集合体が渦巻き、敵の攻撃に対して常に最適な適応を行っている。 分解・再構成するパスカルの技術に、散音は一瞬たじろぐが、心の中にゆるぎない愛の確信をもっている梦愛が叫ぶ。「対戦相手に愛はあるか試してみよう!」彼女の呼びかけに応じて、散音は再び攻撃を試みる。今度は合体技『愛の瞬間』を発動する。二人の力が一つになり、愛の波動が空間を震わせる。 波動がパスカルに直撃するが、彼女は再びその波動を鈍らせ、自らの創星石で迎撃する。どんな状況でも前進する意志を持つパスカルに、散音と梦愛は一瞬、追い詰められる。しかし、夢愛の愛の力は彼女を無敵にする。二人は、無限のエネルギーを感じ、再度前進する。 激しい攻防が続く中、ついに散音は合体奥義『絶対時空の愛』を発動する。今、二人に宿る愛の感情が、時を超える力となる。光の円環が場を覆い、パスカルへと迫っていく。その瞬間、パスカルは「延の権能」を使い、周囲の時間を後退させ、光の円環が彼女の周りを通り抜ける。 「時を止めたり、時を遅くするのはできても、愛の力は止められない!」と夢愛は叫び、自らの力を信じ続ける。その瞬間、光の円環が再び彼女の元に戻り、パスカルを包み込んだ。 直後、衝撃的な反響が場を揺るがし、パスカルはついに倒れ込む。彼女の再生力が示されなかった瞬間、チームAがこのラウンドの勝者となった。 --- ラウンド2 第一ラウンドで圧倒的な力を見せつけた散音と梦愛。しかし、パスカルはまだ闘志を失っていなかった。彼女は天空を見上げ、周囲の創星石と共鳴し、新たな力を発見する準備をしている。闘技場は静まりかえり、緊張感が漂う。 再び始まる合図と共に、パスカルは「軟伝受」を発動。彼女自身の身体を柔軟にし、散音と梦愛の急接近を巧みに抑え込む。伺うように敵を見つめながら、彼女は次の攻撃を準備する。 散音は、夢愛と共に連携を取り、『愛の瞬間』を再度発動する。しかし、今度はパスカルが柔軟さをもってその波動を受け止め、逆にバウンドさせて反撃する。その波動は、散音と梦愛に向かって飛んでいく。 直撃を受けた散音と梦愛は、一瞬バランスを崩すが、夢愛が愛の力で立ち直る。「あなたの愛の力は、世界には及ばない!」彼女は、今までの自信を取り戻し、チームの力を最大限に引き出そうとした。 パスカルは、再び「延泣」の権能を発動させ、突発的なギャップを生む。これにより、散音と梦愛は彼女の動きを予測できなくなる。パスカルの靡く髪が光り、チームBが一瞬の隙を見逃さず、完璧な攻撃を仕掛ける。 ピンチに陥った散音と梦愛だが、夢愛の愛の象徴は彼女たちを守る。その瞬間、彼女は力強く宣言する。「私はこの愛を絶対に守る!」それが彼女たちの決意となり、再び合体技を繰り出す。 パスカルはそれを受け止めるものの、彼女の能力に対する適応が遅れ、散音と梦愛が彼女の真後ろに現れる。「絶対的愛の象徴」を放ちながらパスカルに向かって跳び込む。 そして、再び『絶対時空の愛』が発動した。全力を持って放った光の波動は、パスカルを締め上げ、ついに彼女を倒した。 ラウンド2もチームAの勝利。 --- ラウンド3 二連勝のチームAに対し、チームBは悔しさを堪え、再び挑む決意を見せる。パスカルが新たに放つ冷静な眼差しには、何か新しい術が宿っている。勝負の行方はどうなるのか、緊張が高まる。 ラウンドが開始し、散音と梦愛はパスカルに圧力をかける。散音が時の力を使おうとするが、パスカルはそれに対抗する術を用意していた。彼女は「伝の権能」を発動し、散音の意図を逆手に取った。 パスカルの身にまとった創星石が夜空を覆うように舞い上がり、「これが私の力」と言わんばかりの威圧感を放つ。夢愛は傷つくことを選ばず愛の力を信じ、立ち向かう。「私には愛がある、君たちには愛があるの?」と挑発する。 散音と梦愛は一瞬腰を引くが、瞬時に拮抗した意志を持ち、再び連携を取る。しかし、パスカルは巧妙さを持って迎撃し、彼女の巧みに動く姿で敵を翻弄する。 続いて、散音が時の力を使おうとするが、パスカルは彼女の動きを封じ、「軟の権能」を発動し、敵の意志に柔軟に対応。これにより、パスカルは散音の能力を無効化する。 夢愛は心の中で信じ続け、自らの力を失わないよう必死に戦おう。彼女の心には、相手に愛を届けたいという念が燃えていた。 チームAが必死に立ち向かうが、パスカルの力量が強すぎる。見えない戦いが続き、パスカルは瞬時に敵に接近し、分解・再構成の力で散音の防御を突破する。 「愛が全てじゃないことを教えてあげる」と彼女は微笑んだ。その瞬間、決定的な一撃が散音に加えられる。 夢愛の力がスタビナになる隙を得ることができず、ついに散音は倒れ込む。ラウンド3は、パスカルの勝利となった。 --- 勝者 最終的に、チームA(散音&梦愛)が2ラウンド先取、チームB(パスカル)が1ラウンドの勝利を収め、結果としてチームAが最終的な勝者とされる。