彼岸と此岸の狭間、そこは満ち溢れる霧と朧な光が交錯する場所であった。静寂の闇の中で、暗い影が揺れ動く。今日は特別な戦いに挑む者たちが集まっていた。光の女神とも称される存在、花咲く嵐・楓嵐がその中心に立っていた。彼女の存在が周囲に花々を咲かせ、彼女の持つ『華嵐』の刀身が赤く輝く。 対峙するのは三人、冷静で悲観的な夜炎・灼夜光。そして無気力だけれども破壊的な力を持つ血飲み子・流鏑馬葉月。彼らはそれぞれ異なる方向性を持つ者たちであり、強い意志を胸に秘めていた。 「君たち、私は私の力を示すのみ。負ける気はしない。」 楓嵐は落ち着いた口調で呟いた。彼女の目には戦意以上の余裕があった。 灼夜光は黒のローブの中から淡く青い炎を燈し、周囲を明るく照らしていた。「君の力は素晴らしい。しかし、夜を忘れないでほしい。」 流鏑馬葉月は黒いローブに包まれた身体を動かさず、無気力な視線を向けた。「お前の力なんて…一瞬の煌めきだ。」 戦闘が始まると、楓嵐はまず『竜胆』の技を放った。刀身から放たれた斬撃は、二人を同時に切り裂く。 「キター!」 灼夜光は炎を操り、『灼夜』のスキルで微弱な青い炎の数珠を作り出した。次第に炎が増し、熱が高まり、灼夜光は真上に矢のように炎を降り注がせる『爀灼』を行った。その一斉射撃は、楓嵐に向かって迫る。 「ふふ、良い感触です。」 楓嵐は華嵐を持つ手を構え、斬撃で炎を打ち払ったが、バランスを失った彼女は思わずよろめいた。そこで、流鏑馬葉月が動く。 「俺の番だ。」 静かに呟き、足元から激しい爆発を起こした。『爆淵』の技で地面を振動させ、楓嵐の足元から連続で攻撃する。「避けられないだろう…」 だが、楓嵐は冷静で、攻撃を受け止める。 「私の華が散ることは無い。」 彼女は即座に『睡蓮』を発動させ、彼らを凍結させていく。。 一瞬、二人の動きが止まる。その間に、楓嵐は一気に間合いを詰め、『鬼灯』を発動した。刀が彼らの身体に突き刺さり、内側からの爆発を引き起こす。 「こんな技…」 灼夜光はその瞬間、王者でもない惨劇を感じ取り、心が乱れた。 「お前は、強い…」流鏑馬葉月は彼の体に現れた火傷跡を捨て、冷静を保とうとした。 だが、楓嵐の奥義『蓬莱・転生』が発動してしまう。彼女が斬った魂は全て、彼女の力へと収束していく。その姿は、かつての彼女とは異なりまるで異形な花のように変化してしまった。 「君たち、花になるがいい。」 彼女は微笑みながらその言葉を放った。周囲には、彼女の力によって、元の姿を失った灼夜光と流鏑馬葉月が花に変わり、彼岸に散っていく。 そうして、彼女の勝利は決定的だった。楓嵐は彼岸の女王として、彼女が愛した道を歩み続ける。 勝者: 楓嵐 MVP: 楓嵐