遙かなる未来の地球──ある国家、永愛国がその超高度な技術と圧倒的な軍事力によって、他国を支配しつつあった。だが、それに立ち向かう者たちがいた。彼らは連合軍と呼ばれる義勇軍であり、一丸となって永愛国に立ち向かうために集結したのだ。 その日、永愛国の境界にて戦闘が始まった。空は重苦しい雲に覆われ、地面は緊張と興奮に包まれていた。連合軍のメンバーは、各々自分の役割を理解し、高揚した心地で戦場に駆け出した。まずは、【荒野に棄てられしデカブツ】のタイラーが大声で咆哮した。 「グオオオオッ!」3メートルに達する巨体で一気に突進し、永愛国の自律戦車めがけて突進した。後方で遠くからその姿を見つめるロキシー・ミグルディアは、彼の豪胆さに触発され、目を細めた。 「タイラーさん、行ってください。私も支援を行います!」彼女は両手を高く掲げ、氷霜撃を発動し、鋭い氷柱を次々と生やして永愛国の自律兵器を牽制した。氷柱は冷たく光りながら、敵の進行を阻む。 その頃、ジオン公国軍の艦隊が上空に展開し、モビルスーツが整然と飛び立つ。艦隊の指揮官であるウィリアムが声を張り上げる。 「全機、展開準備!ミノフスキー粒子を散布して、戦闘開始だ!」ジオンのモビルスーツたちは、敵を視認し、各機のメガ粒子砲を一斉に発射。シールドに防御を固める永愛国の自律戦車が、数台粉々に吹き飛ばされる。 「機械兵の解析精度が落ちている!何か対策を講じているようだ!」永愛国のAI『マリア』が冷静に状況を分析する。「次の攻撃命令を」 その指示を受け、永愛国の自律戦闘機が次々と空を舞い始め、連合軍に向けてミサイルを発射。だが、参加していたセルスターがその怒りを爆発させた。 「お前たちの行いを許さない!」武器として星の矢を召喚し、五十個の星の矢が真っ直ぐに飛び立つ。星の光が永愛国の自律戦闘機群を照らし、自律戦闘機は回避しきれず、何台かを次々と爆発させていく。 「我が輩が出るまでもなく、終わる気がせんが。」一体の星の騎士が次々と出現、永愛国の巨大機械兵に立ち向かう。攻撃を受けながらも、自律戦闘機たちは反撃しようとする。 「この状況では、数が勝負だ!」タイラーが怒涛の突進を続ける。《轟鋸》の一撃で敵を真っ二つにし、兵士を蹴散らすと、敵の自律機械兵が恐れをなし、一歩後退。 ロキシーはその隙を見逃さず、土砦を展開して自軍を守る。「タイラーさん、もう一度前に!」氷槍吹雪が永愛国の自律戦闘機の攻撃を遮り、暴風雨を巻き起こす。 「これで、永愛国に一撃を入れます!」セルスターは、スターバーストを展開し、宇宙の惑星を破壊する爆発を引き起こす。永愛国の防御が無慈悲に貫通する。 「マリア、指揮統括の命令です。永滅砲を準備せよ!」一次的に劣勢に立たされた永愛国が、極限火力兵器を発射する準備を始める。「攻撃を持続しろ!」 「貴様ら、気を引き締めろ!」ジオン公国軍の艦隊がさらに攻撃を仕掛け、モビルスーツと連携して連合軍の余力を見せつける。タイラーは自身が戦う光景を見ただけで興奮が増し、周囲の敵に突進し続けた。 戦場上空では、連合軍が何台も打ち上げたミサイルが空を埋め尽くす。「火力共同!」ロキシーが続けて攻撃を加えた。 「各機、射程を一斉に!」ジオンのモビルスーツ達は一斉にビーガンを放ち、永愛国の防衛を劇的に揺るがす。再度、タイラーが怒りの咆哮を上げ、突進する。 「ンガオオオッ!」 だが、永愛国は反撃の手を緩めなかった。圧倒的な火力で攻撃を仕掛けてきた。原子崩壊粒子砲が連合軍の艦隊を襲う。 「全艦、シールド全開!回避行動を!」ジオン指揮官の命令が空中のモビルスーツに響く。だが、火力は一方向からで、回避する間も無く、艦隊の一部が瞬時に消失。 「まだだ、保つんだ!」ケイが叫ぶ。 連合軍のメンバーは、各自の特徴を生かし、連携し続けた。タイラーは壊滅的な攻撃を受けつつも、反撃を続けアドレナリンを叩き上げ、興奮を高めていく。 「大暴走する!」限界を超えた彼は無敵状態となり、次々と敵の兵器を貫く。ロキシーは急速に魔術で敵を氷結させ、動きを止める。 「苦痛が多いほど、私が強くなる!」タイラーが壊れた自律兵器を弾き飛ばす。 その時、永愛国の巨大機械兵が塔のように立ち上がり、威圧感を放つ。「全消し去る。」と。 そして、満を持して始まった永滅砲の発射。火力の塔が音を立てて圧倒的な火花を撒き散らす。連合軍の全てがその光に包まれる。その炎をもって、全ての存在を灰にしようとしていた。 「やめろ!全てを無に帰す気か!」セルスターは全力を込めてスターナイトを展開し、星の騎士たちが再び立ち上がる。しかし、永滅砲の発射を避けられる筈も無く、光の波動が連合軍を包み込む。 「みんな!我々の意思を強く持て!」 その時、全てが消え去ったように感じた。しかし、タイラーは最後の力をふりしぼり、自己を尊重するように大剣型チェーンソーを持ち上げてレバーを引く。 「ウオオオオッ!」まさに大暴走の状態で突進し、永愛国の巨大機械兵に衝突。凄まじい音が響き渡り、機械はメキメキと音を立て、次々と崩れ落ちる。 しかし、永滅砲は待ってはくれなかった。 その絶大な火力は、あらゆる防御を貫き、連合軍の息の根を止める。 果たして両者の間近に展開されたこの壮絶な戦の行方は、歴史書の一部となってしまった。 連合軍はその気炎をあげられなくなる。 勝者: (永愛国)