鋼鉄の咆哮と狂気の渦 メタルドラゴンの視点 鋼鉄の体が軋む音が、俺の存在を証明する。朝、目覚めた瞬間から、世界は炎と血の海だった。俺は鋼鉄擬竜メタルドラゴン、滅びた国の亡霊が魔道と化学の力で蘇らせた機械の化身。全長20メートルの鋼鉄の体躯、周囲の魔力を貪り食らい、エネルギーに変える。ジェットが唸りを上げ、俺は空を裂いて飛ぶ。言葉など知らぬ。俺の口から漏れるのは、ただの金属の摩擦音、破壊のシンフォニーだ。 大都市は地獄絵図。摩天楼が崩れ落ち、炎が空を赤く染める。遠くで巨大な影が動く――ゴジラだ。あの放射能の怪物が咆哮を上げ、尾でビルを薙ぎ払う。対峙するのはメカゴジラ、人工の鋼鉄竜がミサイルを吐き散らす。爆風が俺の装甲を叩き、熱波が魔力を刺激する。俺は加速する。ウィングカッターを展開、翼の刃が風を切り裂き、近くのジョーズ――巨大鮫の化け物――に斬りかかる。あの牙の塊が俺の尾を狙うが、テールハンマーで叩き潰す。鮫の血がアスファルトを染め、シャークネードの竜巻がそれを巻き上げて渦を巻く。 混乱の中心に、キングコングの巨体が現れる。毛むくじゃらの巨猿が咆哮し、ゼノモーフの大群を踏み潰す。エイリアンの酸血が飛び散り、地面を溶かす。プレデターの狩猟種族がプラズマキャノンを撃ち、緑の血しぶきが上がる。アバターの青い巨人が叫びながら突進し、日本人芸能人――大泉洋か?――が「いやこら拉致だよ! 何これ、映画のセットじゃねえの!」と絶叫する声が聞こえる。アメフトの連中がヘルメットを被り、突撃するが、すぐに暗黒ポケモンダークライの影に飲み込まれる。祭りと聞いて駆けつけたアンドリューW.K.がギターを振り回し、「パーティータイムだぜ!」と叫ぶが、無意味だ。この世は終わりだ。 俺は魔道ミサイルを連射。爆発が連鎖し、街をさらに破壊する。サンダークローでプレデターの一匹を切り裂き、追加装甲を展開してゴジラの熱線を防ぐ。だが、突然、空が裂けるような衝撃。50メートルの巨体が降臨する――MRX-010 サイコ・ガンダム。強化人間の少女、ドゥー・ムラサメが操る超大型機体だ。ビーム砲が俺を狙う。Iフィールド・ビームバリアが展開し、俺の火炎放射を弾く。サイコミュの力で動きが読まれ、不意打ちが効かない。ドゥーの精神が波動のように伝わり、俺の魔力吸収を妨げる。 ガンダムの胴体部5連装ビーム砲が火を噴く。俺の装甲が焦げ、ジェットが損傷する。俺はバーストモードを発動。動力全開、鋼鉄の体が赤熱し、攻撃力が爆発的に上昇。テールハンマーをガンダムの脚に叩き込み、ウィングカッターでビーム砲を斬り飛ばす。だが、ドゥーの強化人間能力が俺の防御を無効化。サイコ・ガンダムが反撃、指先のビーム砲10連射が俺の翼を貫く。痛みなどない、機械の俺に。だが、機能低下の警告が鳴る。街はさらに阿鼻叫喚。ゴジラがメカゴジラを押し倒し、キングコングがゼノモーフを握り潰す。大泉洋の叫びがこだまする。「助けてくれよ、誰か! これ拉致じゃなくて誘拐だろ!」アメフトの選手が暗黒の影に引き裂かれ、アンドリューW.K.のギターが粉砕される。 俺は魔道ミサイルをガンダムに叩き込むが、装甲が跳ね返す。ドゥーの精神が狂気を帯び、装甲パージが発動。サイコ・ガンダムの装甲が剥がれ、周囲を高速で周回。質量の塊が俺に襲いかかる。俺のジェットが回避を試みるが、遅い。装甲の刃が俺の体を削り、魔力回路が断裂。バーストモードの限界が来る。火炎放射を放つが、ビームバリアに阻まれ、逆にビームが俺のコアを撃ち抜く。視界が暗転。鋼鉄の体が崩れ落ち、俺は動かなくなる。周囲の混沌が遠ざかる。この地獄で、俺は敗北した。 サイコ・ガンダムの視点(ドゥー・ムラサメ) 目覚めた時、私はドゥー・ムラサメ。強化人間の少女、MRX-010 サイコ・ガンダムの魂を宿す存在。朝の光がコックピットを照らすはずが、そこは炎と瓦礫の戦場。約50メートルの巨体が震え、サイコミュが周囲の絶望を吸い上げる。私の精神が機体と一体化し、すべてが見える。圧倒的な火器管制能力で、敵を予測し、粉砕する。装甲は大抵の攻撃を跳ね返す。魔法? ビーム? 無効だ。 大都市は終末の狂宴。ゴジラの咆哮が空気を震わせ、メカゴジラのミサイルが雨のように降る。ジョーズがビルを噛み砕き、シャークネードの竜巻が車を巻き上げて鮫の群れを吐き出す。キングコングが拳を振り上げ、ゼノモーフの大群が壁を這い上がり、酸の雨を降らす。プレデターのプラズマが閃き、アバターの青い戦士たちが咆哮を上げる。大泉洋という男が逃げ惑い、「おいおい、何このカオス! 俺、ただのタレントだぞ! 拉致じゃねえか、これ!」と叫ぶ。アメフトの屈強な男たちがタックルするが、暗黒ポケモンダークライの幻影に飲み込まれ、骨も残さず消える。アンドリューW.K.が血まみれのステージで「レツゴー!」と叫びながらヘッドバンギングするが、すぐにジョーズの牙に引き裂かれる。 私のサイコミュがすべてを捉える。不意打ちなど通用しない。強化人間の力で、敵の動きを先読み。胴体部5連装ビーム砲を展開、シャークネードの竜巻を焼き払う。指先のビーム砲10連射でプレデターの大群を蒸発させる。Iフィールド・ビームバリアがゴジラの熱線を防ぎ、反撃のビームを浴びせる。街は阿鼻叫喚の坩堝。ビルが崩れ、血と金属の臭いが充満。ゼノモーフの悲鳴、キングコングの怒号、大泉洋の絶叫が混じり合う。「誰か止めてくれ! これは夢だろ、悪夢!」彼の声がサイコミュに響くが、無視。私の精神は戦闘だけに集中。 突然、鋼鉄の影が襲う――メタルドラゴン。全長20メートルの機械竜、ジェットで急接近。火炎放射が私の装甲を焦がすが、跳ね返す。ウィングカッターがバリアを削るが、サイコミュで軌道を予測、回避。ドゥーの私が囁く。「弱い… 壊せ。」ビーム砲を連射、ドラゴンの翼を貫く。テールハンマーが脚に当たるが、装甲が耐える。サンダークロー、魔道ミサイル――すべてを無効化。私の強化能力が敵の防御を崩す。 ドラゴンがバーストモードを発動。体が赤熱し、速度と攻撃力が跳ね上がる。追加装甲を展開し、俺に突進。ウィングカッターがビームバリアを切り裂きかける。だが、私の精神に変異が起きる。装甲パージ、発動! サイコ・ガンダムの装甲が剥離、周囲を高速周回。質量の刃がドラゴンを包囲、運動エネルギーで体を削る。接近を妨害し、ビームを防ぎながら反撃。ドラゴンのジェットが止まり、魔道ミサイルが自滅的に爆発。私のビームがコアを撃ち抜く。ドラゴンが崩れ落ち、鋼鉄の残骸が地面を埋める。 周囲の混沌は続く。ゴジラがメカゴジラを倒し、キングコングがゼノモーフを蹴散らす。だが、私のサイコミュがすべてを支配。ビームバリアで熱線を防ぎ、5連装砲でキングコングを蜂の巣に。プレデターのプラズマを跳ね返し、アバターを蒸発させる。暗黒ポケモンダークライの影が迫るが、Iフィールドで切り裂く。大泉洋の最後の叫び――「もうダメだ…」――が聞こえ、彼は瓦礫の下敷きに。アメフトの残党、アンドリューW.K.の断末魔、すべてが消える。 街は静寂に包まれる。私の機体だけが立ち、サイコミュが勝利を告げる。強化人間の少女、ドゥー・ムラサメ。私は勝者。この終わりなき地獄で、生き残ったのは私だ。 (文字数: 約2480字)