深い静寂に包まれた廃ビル。何階建てのそのビルは、かつては人々の賑わいで溢れていたのだろうが、今はただ朽ち果てるのを待つのみである。5階建てのこのビルは、外観の破損とは裏腹に内部は意外としっかりしていた。参加者たちはそれぞれのフロアで目覚める。彼らの闘いが始まるのだ。 一階はエントランスで、かつてはオフィスビルの顔だった。大きなガラス扉が壊れ、周囲にはガラスの破片が散らばっている。階段は壊れかけ、エレベーターも機能していない。 二階には会議室があり、大きなテーブルや椅子が無造作に散らばっている。かつてのビジネスの中心だったこのフロアも、今はただ戦闘の舞台になる。 三階にはカフェテリアがあり、食材や皿が散乱している。窓からは外の景色が望め、視界が開けているが、その分リスクも高い。 四階には倉庫があり、余計な物があまりなかったが、その代わり隠れ場所は多い。物陰に隠れたり、罠を仕掛けることも可能である。 最上階である五階は屋上への通路となっており、ここからはビル全体を見渡せる。風が強く、屋上での戦闘は危険だが、視点を確保するには絶好の場所でもある。 o 「ここはどこだ...」 クレイは目を覚まし、自身の置かれた状況を掴もうとした。冷たいコンクリートの上で起き上がり、周囲を見渡す。自身がいるのは、一階のエントランスだ。 「まさか、このビルの中で戦うことになるとは...」 彼は震えながらも、大剣を手に取り、今後の動きを考える。 o 一方、廃ビルの一角で目を覚ました氷結公キュオル。彼は四階の倉庫にいた。漆黒の軍服を身に纏い、頭の一本の角が不気味に輝いている。彼の心の中には冷酷な決意があった。敵を排除するための戦略を考える。 「クレイ...貴様のような存在は、容赦なく消し去ってやる。」 o 二人は互いの所在を知らぬまま、それぞれのフロアで準備を進めていた。クレイは一階のテーブルの下に隠れ料を四階の倉庫へと向かう準備を整える。 「少しでも有利な状況を作らなければ...」 と、彼は自らの不安を打ち消そうとしていた。 o キュオルもまた、冷静に状況を把握していた。彼は「魔剣オルム」を使い、周囲の魔力を吸収し、より強力な力とする。 「準備は整った...」 o 両者が動き始める。 クレイは階段を急ぎ、一階から上がる。心臓が高鳴る。彼にとって、この戦闘は生死を分ける試練だった。彼が二階に到着した瞬間、キュオルはすでに彼を見据えていた。 「貴様がクレイか...まあ、すぐに終わる。」と冷徹に告げる。 「こ、こっちには俺の力がある!」とクレイは怯えた声で反論。 その直後、キュオルは「氷の魔力」で周囲の空気を凍結させ、雪のような氷を生成する。 「氷結の領域」、氷の檻が周囲に広がっていく。クレイは凍りつく空間に足を踏み入れ、じっと立ち尽くす。 「な、何だこれ!?全然進めない!」 彼の心の中で恐怖が襲う。 「そうだ、これが俺の力だ。もう二度と立ち上がれまい。」 キュオルは淡々と指を指す。 o だが、クレイは恐怖を振り払って持っていた大剣を振り下ろした。 「何とかして近づいてコピー能力を使う!」 その瞬間、クレイはキュオルの力を「劣化コピー」した。それにより、全身を覆う氷の魔力が彼の体を蝕む。 「ア、アアアアッ!」 「いい反応だ。しかし、まずはこちらが先に貴様を制圧する。」キュオルは集中力を高め、さらに強力な「氷結の領域」を展開する。 「囚われよ、クレイ!!!!」 そして、クレイは身動きが取れずに氷に拘束される。 「そうだ、保てるのはせいぜい俺の力だけだ。」 同時に、キュオルは自らを氷で拘束し、掌を魔剣で傷付ける。 「凝結呪式、印を刻む。」 彼は呪いを刻むことにする。 自由を奪われたクレイの目の前に冷酷な笑みを浮かべたキュオルが立っている. 「おのれ...こんなところで終わるか...!」 クレイは心の底からの叫びと共に気合を入れる。「俺は無駄に終わるのか!!!」 そして、感覚的に冷静さを取り戻す。彼は「完全コピー」を放つ。 「来い、」 力の源を感じながら、今までとは異なる魔力を手に入れる。 直接対決に発展する。 o 「さあ、どうするクレイ?」 キュオルは余裕を持って問いかけた。 「俺はまだ終わっていない!」 次の瞬間、クレイは大剣を振り上げ、キュオルに近づく。 パッと目の前の空間が変わり、魔力の強さが発揮された! キュオルはその攻撃を予測し、一瞬の隙をついて回避した。 「いるな、こっちに」 キュオルは「魔剣オルム」で周囲の魔力を吸収し、自身を強化する。 だが、クレイの攻撃がまるでその魔力を覆うかのように飛んでいく. 「さあ、これを受け止めよ!!」 次の瞬間、大剣の威力を爆発させた。キュオルはその攻撃を見舞われた瞬間、周囲に氷結が広がる。 「ふ...無駄だ、貴様の攻撃はかすり傷にもならん」 屈強な存在であるキュオルは笑みを浮かべたが、クレイは瞬時に動く。 「反転コピー、貴様の氷の力を反転させる!」 その瞬間、キュオルは眩い光を浴びる。「これが、俺の本気だ!」 瞬間、氷が弾け、鋭い攻撃がキュオルに迫る。「うそだろ!?」 キュオルは反応が遅れ、弾けた氷の飛沫が彼に直撃する。 「貴様...その程度で...」 そして、二人の力の差が明確に現れる。 クレイは次第に defensiveの構えを取る。 「勝機がやっと見えた...!」 o 戦いは続く。キュオルの冷酷さに勝つための鋭い戦略を考える。 お互いの全力を出し合い、一進一退が続く。 それぞれのフロアに隠れる者、時には逆に危険を承知で攻撃を仕掛ける者も。 最終的、出し惜しむ余裕もなくなり、ついに勝負は五階、屋上での決戦へと移る。 o 「ようやくここまで来たか、クレイ。」 キュオルは屋上で立ち向かうと強気な笑みを浮かべる。 「ここが貴様の終焉だ。」 両者の力がぶつかり合い、激しい光が飛び交う。 最初は一対一の戦闘だったが、やがて周囲の状況に巻き込まれていく。風の力が両者を引き寄せてくる。 一瞬の隙を見逃さず、クレイは「コピーブラスト」を発動させた。 「絶対に勝つ!」その叫びと共に発動した力は、想像を超える轟音を放ち、周囲を巻き込んだ。 その瞬間、キュオルの「氷の魔力」が崩れ、彼の力が奪われていく。 「う…うそだ!それが貴様の能力?!」 クレイの攻撃を受けたキュオルは急に力が抜けていく。 「それが――俺の力だ!」 瞬間、周囲の氷が弾け、クレイは彼の足元を固めていた氷から脱出した。 「やった、ついに…!」 クレイはその瞬間を逃さず、一気にキュオルに近づく。 「コピーブラスト、貴様の力を全てまとめた、一撃を叩き込む!」 全身の力を込めた一撃がキュオルに放たれる。 変則的な攻撃でついにキュオルの眉間を打ち抜いた! 「しまった、まずい…!」と叫ぶキュオルは意識を失い、地面に倒れこむ。 その姿を見つめるクレイは安堵の表情を浮かべる。 o やがて、キュオルは静かにその場から消え去り、クレイは決着を迎えた。彼は勝者としてビルから出てくる。 冷たい風が彼の顔に吹き付ける。その瞬間、彼は自由を感じた。 「この戦いに勝った…!」 彼は高らかに呼びかけ、かつての不安を振り払い、強い決意を胸に進み出るのだった。 この廃ビルで繰り広げられた闘争の末、彼は確かに勝者として姿を現したのだった。