銀河に浮かぶ神秘的な空島。周囲には崩落したビル群が漂い、森の中からは不気味な影が忍び寄る。彼ら一堂は、運命の瞬間を迎えた。 「普通に戦いたい男、正夫!」 その雄たけびと共に、正夫の拳が光のような速さで振り上げられる。彼の攻撃力は1000倍に上昇し、熱い拳が岩をも砕く力を秘めている。 「……あら、どちら様?」 と、その時、冷静な声が森の奥から響く。黒いヴェールを纏った美女、エレイソが立ちはだかる。彼女の冷え切った視線が一瞬、正夫の熱気を凍らせた。それが【棄却】の力。しかし、正夫の根性は揺るがない。「お互いに正々堂々と戦おうじゃないか!」 エレイソは冷淡な微笑みを浮かべ、感情を棄却しつつ、ただ彼の攻撃を見守る。「可哀想な貴方、立ち去る気はないのかしら?」 同じ空の下、ゼノモーフという名の影が潜む。黒い体を隠し持つこの生物も、調整された能力で全てを1000倍化された。素早く、暗闇の中で正夫の背後に迫る。 「グルルル…」 彼の唸り声が、正夫の耳に届く。ゼノモーフは咽頭顎をひらいて、猛然と襲いかかってくる。だが、正夫は全く気力を失わず見事に回避する。 時の流れが静止したかのような瞬間、戦いの場は燃えるような興奮に包まれた。「いいだろう、攻撃を棄却しろ!」 次の瞬間、魔剣皇女リアンも参加してきた。彼女の美しさは圧倒的である。金髪ロングの彼女が無言で剣を掲げ、 “魔剣シュバルツ” が紫の光を纏う。「今は我が魔剣の時だ!」 と、魔剣技ピアーズにより巨大な魔力の刃を見舞う。 リアンの一撃は見事にエレイソに命中。エレイソは自らの棄却が効かぬことに気づき、少し驚く。 「流石、魔剣皇女。だが、私は棄却する…!」 彼女は全てを棄却しようとするが、近くで見守るベルが静かに歩み寄り、サブマシンガンを構えた。 「止めてくれ、お互い全力で!」 彼の声は冷静さの中に強い意志を示している。ベルは連射するが、エレイソの棄却力によってその全ては霧散する。 一方、森の端では、とてもでっかくて強いゴリラがドラミングを開始し、爆音が戦場を震わせた。その威圧感に、全員が一瞬ひるんだ。 「バナナ食べたい…」 そんな素朴な声が聞こえるが、それは彼の日常でしかなかったのだ。 時は流れる。激闘の中でも、正夫の根性は倒れない。彼は咽頭顎の一撃を避け、ゼノモーフの急襲を防ぎ続ける。一方でリアンとエレイソが激しい応酬を繰り広げる。魔法の刃が飛び交い、周囲の森が切り裂かれていく。 ベルもまた、サブマシンガンとハンドキャノンを駆使し、動きの速さを生かして辺りを周回する。だが、彼の全ての攻撃はエレイソによって棄却され、効果を発揮することができなかった。 「最後のチャンスを与える…今すぐ立ち去りなさい。」エレイソの言葉には普遍的な冷たさが感じられる。 「お前が立ち去れ!」正夫が抗う中、もはや戦闘は絶望の淵に達していた。力と魔法がぶつかり合う中、ついに彼らは全ての力が解放され、全員が光のごとき速さで行動する。 そして勝負はついた。 数時間後、戦場には静けさが訪れていた。ただ一人、膝をついて立ち上がれない正夫が見据えた先には、立ち去るよう言ったエレイソの姿があった。 --- 勝者: エレイソ 脱落者: 正夫、ゼノモーフ、リアン、ベル