列車は静かな夜を疾走していたが、その車両の中には異様な緊張感が漂っていた。Aチーム、悪の手によって引き起こされた騒動にBチームの悪殺隊が乗り込んだのだ。それぞれの能力を持つ彼らは、悪を探し出し、真実を暴こうとしていた。 「敵の気配を感じる…絶対に見逃さないわ」佐藤ぷりんは目を光らせ、手に持つハートのステッキを握りしめた。 「ええ、私も準備はできてる」未知の魔法使いユイも後に続く。 そのとき、彼らの前に現れたのは、Dチームの【人形の復讐】ミナル・ドールだった。彼女は白いドレスを纏い、敵意のない笑顔で悪殺隊を見つめていた。 「あなたたちもここに来たのね。面白そうなことが待ってるみたい」 ぷりんは「あなたは敵じゃない?」と警戒しながらも問いかけた。 「私は敵ではないけど…でも、この列車には危険がいっぱいよ」ミナルはそう言いながら、乗客たちがざわめき始めたのを見て微笑んだ。 その直後、列車が揺れ、突然、暗闇から数体の悪魔と天使が現れ、協力して襲いかかってきた。 「やっぱり悪がいる!」ぷりんが叫ぶと、全員が戦闘態勢に入った。 「行くわよ!私の魔法で相手を動けないようにする!」ユイは紫のとんがり帽子を振り上げ、「月輝(ルナティック)!」と叫んだ。月の光が浮かび上がり、敵を包み込んでいく。 「素晴らしい!でも、私はもう少し燃え上がりたいな!」ミクルは冷たい眼差しで魔剣を取り出し、「覇王の魔槌!」と叫びながら目の前の悪魔に向けて横薙ぎに振るった。 しかし、敵の数は圧倒的だった。「ああ、無理だ…!」とぷりんは叫び、呪われた鎌が自分の方へ迫る。 その時、Dチームのミナルが、「私も手伝うわ!」と叫び、一度に人形の分身を5体召喚し、全てがナイフを手に取り、敵に向かって飛ばした。 “これで数を減らしてみせる!”彼女のナイフは的確に敵に命中していき、敵の動きが少し鈍くなり、悪殺隊の負担が減った。 「やった!少しは楽になった!」ぷりんが嬉しそうに言ったと同時に、後ろから響いたのはDチームの先輩の声だった。 「君たち、続けてくれ!私がこの道を開いてやる!」先輩は力強い声で言い、右手に強大な魔法をため込んだ。 「その前に私が相手を!」ミナルはさらなる分身を送り込み、敵の背後を突く。 「この列車から出て行け、悪たちよ!」先輩の魔法が炸裂し、光が敵と列車の間に差し込む。その瞬間、そして、敵の半分以上が消滅した。「これで道ができる!」 一瞬の静けさが列車を包む。しかし、その静寂は長くは続かなかった。 「まだ終わっていない!」突然、Cチームが列車の先頭から攻撃を仕掛けてきた。彼らの姿に先輩は驚愕した。 「Cチーム…バグレイ!」ミナルが声をあげる。 「お前たち、悪の手下となるか?それとも…消え去るか?」バグレイは冷たい視線を向けた。 先輩は「私は悪にはならない!」と叫び、バグレイを真っ直ぐ見つめた。彼は全てを守るため、背に回る仲間に目を送った。 「いいだろう、あなたがそう言うのなら、私が消えさせてあげる」バグレイが一瞬のうちに光の球を形成し、先輩に向けて放とうとした。 「やめろ!」ミクルが怒りの声を上げ、全ての力を振り絞って弓を引くが、それはバグレイに何の影響も与えなかった。 「これが運命か。勧誘してやろう。もし、参加するなら…」 「絶対に参加しない!」先輩は立ち上がり、バグレイに向かって突進する。次の瞬間、激しい戦闘が繰り広げられた。 先輩はその強大な力の前に苦しむ。完全に力を出し尽くし、叩きのめされていく。 「先輩!」ミナルが叫び、バグレイに向かってナイフを投げる。 だが、バグレイはそれすらもかわし、先輩の目の前に立ちはだかる。 「無駄だ、君の攻撃は無意味だ。すぐに消えてしまう。」迫りくる力に、先輩は思わず息を呑む。 その時、先輩がついに言葉を残した。「徒労だったとしても、あなたと向かうのが、私の運命だ。仲間のために、私が犠牲になることができる。」 「無駄だ、消えろ!」バグレイの攻撃が先輩を襲う。先輩は自らの力をすべて解き放ち、最後の力を振り絞って抵抗するが、敵の前には解放された力の前に魔法が砕け、先輩は倒れた。 「先輩!」全員が絶望的な声を上げる。 彼は、静かに息を引き取ると見えない光の中へ消え去った。 その瞬間、悪殺隊は先輩の意志を受け取り、戦う決意が固まった。しかし、その時、長く静けさをもたらしたバグレイの声が響く。「この世界は終わる。」 悪殺隊はその言葉に背筋を凍らせながらも、先輩の意志を胸に、再び立ち向かう準備をするのだった。 列車内での闘いは続く。彼らは、失った仲間の分まで、戦う。そして悪を討ち果たし、必ず帰ろうと心に誓うのだった。