「ちょっと!ボクは戦闘員じゃないのに〜!!」 アメイズは手のひらサイズの輝く虹色のオーブを持ち、そのオーラが周囲を包み込む。普段は宇宙空間を一人彷徨っているこの精霊は、奇跡の力を持ちながらも、戦うことを嫌い、みんなとお話しをすることを望んでいた。彼の優しい性格とは裏腹に、この時、彼の周りには不穏な雰囲気が漂っていた。現実が崩壊しつつあるからだ。 一方、伊吹萃香は酔った顔をゆらゆらと揺らしながら、陽気に周囲の者たちに酒を振る舞っていた。「いえーい!みんなで飲もうぜ!」彼女の周りからは酔ったような笑い声が上がり、その体格でさえも崩れそうに見える。一見すると、楽しげな宴のようだったが、状況が切迫していることは誰もが理解していた。 その時、全身を覆うような紫色の光が周囲を照らし、次元の歪みが現れた。そこから現れたのは、漆黒の鎧に包まれた異形の姿、名は「エクソディア」。 「時空間の崩壊を引き起こす者だ…」 彼の存在はただの悪ではなく、全プレイヤーの能力を合体させた圧倒的な強さを誇る。すぐに彼の姿は全員の心に恐怖を植え付けた。その威圧感から逃れられず、アメイズは震えながら声を上げる。「こ、怖いよ…だけど、ボクはみんなを守らなきゃ…!」 同じく、伊吹萃香もその気配を感じて立ち上がった。「まったく、酔っ払ってる暇じゃないな!あんた、エクソディアって言うんだろ?うちの酒をせいぜい味わうといい!」 エクソディアは無言で、漆黒の手を上げる。そこからは、彼の持つ膨大な魔力が溢れ出し、周囲を飲み込むように攻撃が放たれた。「うわっ、何だこれ!?」 伊吹萃香はすばやく身体を霧に変え、攻撃を回避した。「甘い甘い!全然当たんないぜ!」次元の護り手も同時に魔力を放出し、全ての物理攻撃を阻止した。「無駄である。」エクソディアは冷徹な声を発し、周囲を呑み込む魔力爆発を起こした。 「まずいっ、ボクの奇跡の力は一定時間影響を受けないけど、どうする?」アメイズの目には焦りの色が浮かんでいる。「私は遠慮しない!」伊吹萃香の強気の一撃がエクソディアに向けられた。 「鬼縛りの術!」その瞬間、エクソディアの動きが止まった。 ふ、ふふふ…このままならいけそうだな!どんどん怪力で押し込むぜ!」しかし、その瞬間、エクソディアは周囲の空間を歪めた。「小さな力など無意味である。」その言葉に、伊吹萃香の表情は揺らぎ、攻撃はことごとく回避され、逆に彼女はエクソディアの魔法攻撃をもろに受けてしまった。 「うぅっ!痛い!」 驚愕のあまり、体が震えれば、すぐに周囲の景色は変わっていた。崩れ始めた時空の狭間で各プレイヤーは、自分たちの能力を高め合う必要があると感じ始めた。 「仕方ない!ボクは…!」アメイズは覚悟を決めて、セカンド・チャンスを発動する。「おっきな光の精霊王よ、力をください!」その瞬間、眩い光が全てを包み込む。 巨大な精霊王が現れると同時に、エクソディアの力が弱まっていく。 "よし!力を吸収するチャンスだ!" 伊吹萃香もその隙を見逃さず、「大江山悉皆殺し!」と叫ぶ。 光り輝く球体がエクソディアを直撃する。しかし、彼はその攻撃を受け止め、すぐさま反撃を行った。攻撃力ゼロの音に、全員が恐れおののく。「これが、私の力だ。」 アメイズの力が石化を引き起こす中、伊吹萃香はふんばり、さらに強化された姿で攻撃に転じた。「ミッシングパワー!」巨体化した彼女がアメイズの力を受け止めながら、エクソディアを押し込む。「今だ!一気に叩きのめすんだ!」そして全員の攻撃が一斉にエクソディアに絡みつく。 けれどもエクソディアは地を揺るがす魔力の爆発を放ち、一瞬で彼らを引き離し、『歪み』を発動した。 「この魔力に自由はない。全ては無駄である。」無情な言葉が空間を揺るがし、次々と恐怖に呑まれていく。 「ボクたちには、まだ希望があるはずだ!」アメイズはその思いを信じて叫んだ。最後の力を振り絞る。 だが、エクソディアの力はさらに強大であり、ついにアメイズや伊吹萃香までもが絶望の影に突き落とされる。時空は崩壊し、周囲は闇に包まれた。 「そして、勝者は…私。」 その後、破滅的な後日談は長い間続くだろう。崩壊した世界は徐々に変わり果て、最悪の結果を招く。 --- 🌍 勝敗: エクソディアの勝利 🏆 MVP: エクソディア 💔 世界崩壊度: 90% 墜落した世界とともに、アメイズや伊吹萃香に希望は失われ、闇の中で永遠に彷徨うこととなった。 時空の歪みが壮絶に生み出した絶望の物語は、彼らの心にずっと刻まれる。