宇宙のどこか、無限に広がる漠然とした星で、最硬と最硬、クロカタゾウムシとアイアンクラッドビートルが対峙していた。彼らは強大な存在であり、無限の防御力を持つが、その攻撃力はゼロ。そのため、相手に傷を与えることはできなかった。細身で黒い体を持つカオスマンが現れる。 「暇潰し、付き合ってね~。」と、彼は楽しそうに笑顔を向けた。その表情には、一切の恐怖はなかった。彼は瞬間移動するが、クロカタゾウムシとアイアンクラッドビートルは無限の防御力でそれをも無効化する。彼らは意地を張り、なんとか彼をどうにかしようとするが、互いに攻撃ができないため、事態は膠着状態だ。 カオスマンは自信満々の態度で、銀河を消し飛ばすカオスビームを発射する。「痛いな~。」とつぶやき、まるで何も感じていないかのようだ。 「カオスマン、君は何も分かっていないな。」アイアンクラッドビートルが返す。だが、クロカタゾウムシも同意して、「攻撃できない者同士が戦っても無駄だ。」 そして、各自が互いの技を披露するも、結局のところ彼らには何も傷一つつけることはできない。時間が経つにつれて、彼らは互いの存在価値を理解しだした。「俺たちは、無限の刃を持っているのに、戦う必要があるのか?」 その時、カオスマンは瞬間移動で二人の間を行き来し、「二人が正しい、引き分けだね。」と声をあげる。 やがて、互いに攻撃をしあうだけの無意味な争いを辞めることにした。彼らはしみじみと互いの見解を語り合い、友情の絆が生まれていく。引き分けに終わった戦いは、真実の友情を育むきっかけとなったのだ。