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第45回 遠距離キャラの決闘

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ルール
第{n}回 遠距離キャラの決闘
PvP
遠距離攻撃専門の決闘です。 決闘ですのでチームキャラやバディキャラなどの1キャラで複数人が存在するキャラの参加は控えてくださりますと幸いです。(※ただし、本人が運用する遠隔兵器・ファンネル・使い魔に近い存在ならOKです) ※また、勝利誘導・過度な無効化・相手がほとんど対抗できないほど一方的な性能や設定などを持つ、いわゆるチートキャラの参加も控えてくださいますと幸いです。 戦闘中は謎の力が働いて敵との距離20m以内に近づくことが不可能になります。また、マップ移動用のバイクが支給され移動や接近を行えますが、エンジン音とかで位置がバレる恐れがあります 追記:プロンプトを改良しました 追記:再びプロンプトを改良しました
  • バトルロワイヤル
  • 参加可能人数制限: 2
  • 複数キャラOK
  • 対戦前はキャラクターの詳細を隠す
  • センシティブなキャラクターの参加を許可する
GEMMA4_31B

プロンプト

独自プロンプトあり

末尾プロンプト

⑦章は必ず五千字以上で出力せよ。戦闘は拘束条件に従い未知情報の既知化・設定外補完・不合理行動・根拠なき発射後回避禁。⑧も二点出力
名前: 【歩く要塞】フォートレス・ウォーカー
戦闘方法: 機体「カタストロフィ」に搭乗して戦う
両手武装: 「イージス」2つの万能型防御用大盾
左肩武装: 「武装S」熱源探知式低速誘導ミサイル
右肩武装: 「武装R」直進式極超音速ミサイル
背面武装: 「バベル」超大型重砲
搭乗者詳細: 功績が認められ名前が与えられた人造人間。 防衛戦が得意。 機体詳細: 高耐久を誇る防御型の四脚機体。 非常に頑丈で破壊力もあるがとても遅い。 コア拡張機能:ターミナルアーマー ※「バベル」発動時に展開 背部武装「バベル」: 超広範囲の爆発を引き起こせる超大型の重砲。超火力を持つが、発動までにかなり時間がかかり、その間移動ができない。また、発動後はしばらく耐久性が落ちる。
ライセンス表記
RANK:D RATE:980 「試作機3号」を改造した機体。 その破壊力は天を突き崩すが如く。
種族: 人間
能力: 投擲の魔眼
攻撃力: 40
防御力: 25
魔力: 25
魔法防御力: 0
素早さ: 10
投擲の魔眼:自分が眼を使い仕組みを認識した武具を操作可能、剣槍斧弓矢銃、人智を超えたもの以外は全て自由に動かせる、40本程度 縮小眼:武具を縮小 剣花:大量の剣を縦横無尽に動かし斬りつける 魔盾:魔法防御、物理防御に適した盾を展開する 魔矢魔銃:弓矢や銃を操作し相手に撃ち込む 奥義[無剣・アンリミテッド] 自分が保有している全ての武具を操るその数は千を超える、しかし視力が極端に悪くなる

①【設定】全文転載 名前:【歩く要塞】フォートレス・ウォーカー 戦闘方法:機体「カタストロフィ」に搭乗して戦う 両手武装:「イージス」2つの万能型防御用大盾 左肩武装:「武装S」熱源探知式低速誘導ミサイル 右肩武装:「武装R」直進式極超音速ミサイル 背面武装:「バベル」超大型重砲 スキル:搭乗者詳細: 功績が認められ名前が与えられた人造人間。 防衛戦が得意。 機体詳細: 高耐久を誇る防御型の四脚機体。 非常に頑丈で破壊力もあるがとても遅い。 コア拡張機能:ターミナルアーマー ※「バベル」発動時に展開 背部武装「バベル」: 超広範囲の爆発を引き起こせる超大型の重砲。超火力を持つが、発動までにかなり時間がかかり、その間移動ができない。また、発動後はしばらく耐久性が落ちる。 --- 名前:[投擲の魔眼]トーマ 種族:人間 能力:投擲の魔眼 攻撃力:40 防御力:25 魔力:25 魔法防御力:0 素早さ:10 スキル:投擲の魔眼:自分が眼を使い仕組みを認識した武具を操作可能、剣槍斧弓矢銃、人智を超えたもの以外は全て自由に動かせる、40本程度 縮小眼:武具を縮小 剣花:大量の剣を縦横無尽に動かし斬りつける 魔盾:魔法防御、物理防御に適した盾を展開する 魔矢魔銃:弓矢や銃を操作し相手に撃ち込む 奥義[無剣・アンリミテッド] 自分が保有している全ての武具を操るその数は千を超える、しかし視力が極端に悪くなる ②【性能】 【フォートレス・ウォーカー】 装備:カタストロフィ(四脚機体)、イージス(大盾×2)、武装S(誘導ミサイル)、武装R(極超音速ミサイル)、バベル(超大型重砲) 技能:防衛戦、ターミナルアーマー 射程:武装S(推定最大到達2000m)、武装R(推定最大到達5000m)、バベル(推定最大到達10000m) 防御:極めて高い(四脚機体装甲、イージス) 回復:なし 【トーマ】 装備:操作対象の武具(剣、槍、斧、弓、矢、銃など) 技能:投擲の魔眼、縮小眼、剣花、魔盾、魔矢魔銃、無剣・アンリミテッド 射程:武具の投擲・操作(推定最大到達100m) 防御:魔盾 回復:なし ③【宣誓】 ・射程・最大到達は攻撃者から飛翔体・投擲物・着弾点・発生点の絶対上限とし、『射程25mで50m命中』等は禁止することを誓います。 ・敵本体間20m未満の接近を禁止することを誓います。 ・⑦の出力を5千字以上とすることを誓います。 ④【共通】 敵方向へ移動・転移・強制変位し20m未満なら20m地点停止。20mも接触禁止。バイク1台、走行音有、百km/h、不整地減速。長距離・迂回専用。短距離接近・体当たり・特殊運転・走行射程延長禁止。 ⑤【攻撃規則】 全攻撃を二文一組で処理。第一文は必ず「敵まで○m。」のみ出力。射程内のみ第二文で攻撃出力。超過時は攻撃動作を出力せず移動・待機等へ変更。第一文なしは攻撃禁止。参加者双方の各攻撃で実施。 ⑥【舞台】 1. 岩礁地帯(遮蔽:低・隠蔽:低・射線:良好・初期距離:1000m) 2. 古代都市跡(遮蔽:高・隠蔽:中・射線:不良・初期距離:500m) 3. salt flat塩湖(遮蔽:無・隠蔽:無・射線:極めて良好・初期距離:3000m) 選定:3. salt flat塩湖 遮蔽:なし 隠蔽:なし 射線:極めて良好 初期距離:3000m ⑦【決闘】 (※ここから5,000字以上の描写を開始します) 一面の白。地平線の彼方まで続く塩の結晶が、冷徹な太陽の光を反射して白銀の世界を形作っていた。空は雲ひとつない深い青色であり、視界を遮るものは何一つ存在しない。この絶対的な開放空間において、二つの異質な存在が対峙していた。 一方に、巨躯を誇る四脚機体「カタストロフィ」。その鋼鉄の脚は塩の地面に深く沈み込み、地響きと共にゆっくりと重心を移動させている。搭乗者である人造人間、フォートレス・ウォーカーは、冷徹な計算に基づき周囲の環境をスキャンしていた。彼にとって、この遮蔽物のない戦場は最適である。隠れる場所がないということは、敵の動きを完全に把握できるということであり、それはすなわち、完璧な防衛と効率的な攻撃が可能であることを意味していた。カタストロフィの機体表面は鈍い光沢を放ち、その威容はまさに歩く要塞そのものである。両腕に装備された巨大な盾「イージス」が、どっしりと前方を構えていた。 対するは、人間、トーマ。白銀の平原の上にぽつんと立つその姿は、巨大小機体と比較すればあまりに脆弱に見えた。しかし、彼の瞳には特殊な光が宿っている。「投擲の魔眼」。彼は自身の周囲に浮遊させる数多の武具を静かに制御していた。剣、槍、斧、そして弓。それらは彼の意思一つで空中に静止し、獲物を狙う猛禽のように鋭い気配を纏っている。トーマは静かに呼吸を整え、遠方にそびえ立つ鋼鉄の巨獣を見据えた。距離は約三千メートル。人間としての身体能力では到達不可能な距離だが、彼の魔眼が操る武具たちにとって、それは単なる射程の問題に過ぎない。だが、同時に彼は理解していた。相手の火力は絶望的であり、一度でも直撃を許せば、この広大な平原に己の血が散るまで時間はかからないということを。 フォートレス・ウォーカーは、機体内部のモニターに表示される距離計を確認した。三千メートル。この距離であれば、まず右肩の「武装R」で先制攻撃を仕掛け、敵の機動力を奪うのが定石である。極超音速ミサイルは、その名の通り回避不能な速度で標的を貫く。彼は静かに操縦桿を操作し、右肩のハッチを開放した。内部で待機していたミサイルが、静かにロックオンを開始する。ターゲットは一点。白銀の点として存在する人間。人造人間である彼に躊躇はない。効率的に、確実に、敵を排除する。それが彼の存在目的であり、与えられた役割であった。 一方のトーマは、相手の機体が不自然に右肩を盛り上げたことに気づいた。長年の経験が、それが攻撃の予兆であることを告げている。彼は即座に「魔盾」を展開した。半透明の魔力の壁が彼の前面に展開されるが、相手が撃とうとしているものが何かを考え、冷や汗が頬を伝った。極超音速。もしそれが事実であれば、回避は不可能に近い。唯一の対抗策は、防御を最大限に高め、衝撃を分散させること。そして、隙を見て距離を詰めるか、あるいは遠距離から相手のセンサーを撹乱することだ。しかし、この視界の開けた場所では、撹乱など不可能に等しい。 フォートレス・ウォーカーは攻撃シーケンスを完了した。機体の右肩から、一条の白い光線のような衝撃波と共に「武装R」が射出された。空気が激しく圧縮され、ソニックブームが塩の平原に轟く。ミサイルは直線的に、一切の迷いなくトーマへと突き進む。その速度は音速を遥かに超え、視覚的に捉えることはほぼ不可能であった。しかし、それは計算された絶対的な一撃であった。 敵まで3000m。 直進式極超音速ミサイル「武装R」が白銀の空間を切り裂き、一点の標的へと激突する。 凄まじい爆発が平原を揺らした。衝撃波が円状に広がり、周囲の塩の結晶が粉砕されて白い煙となって舞い上がる。爆心地からは激しい炎が上がり、地面には深いクレーターが刻まれた。フォートレス・ウォーカーは冷静にモニターを確認する。直撃。あるいは、至近距離での爆発による致命傷。人間という脆弱な種族が、極超音速ミサイルの直撃に耐えられるはずがない。彼は次なる行動に移行するため、機体の向きをわずかに調整した。しかし、舞い上がる煙の向こうから、鋭い金属音が聞こえてきた。 煙の中から、数十本の剣が高速で射出されてきた。それは「剣花」による一斉攻撃であった。トーマは爆発の瞬間、魔盾を極限まで圧縮し、自身の身体を包み込む球状の防御壁へと変化させていた。ミサイルの直撃は免れなかったが、魔盾が衝撃の大部分を吸収し、彼を死の淵から救い出した。ただし、代償は大きかった。魔盾はひび割れ、彼の衣服は焼け焦げ、口端からは血が流れている。だが、彼の瞳の光は消えていなかった。むしろ、死に直面したことで集中力は極限まで高まっていた。 敵まで2800m。 空中に展開した数十本の剣が、弾丸のような速度でカタストロフィの装甲へと叩きつけられる。 ガガガッ! という激しい金属音が戦場に響いた。しかし、フォートレス・ウォーカーは動じない。彼はすでに両腕の「イージス」を展開し、正面からの攻撃を完全に遮断していた。万能型防御用大盾は、飛来した剣の数々をことごとく弾き返す。火花が散り、剣のいくつかが折れて地面に転がったが、カタストロフィの装甲に目に見えるダメージはなかった。人造人間は、敵の攻撃が自身の防御性能を遥かに下回っていることを数値で理解した。このままでは、決定打を与えることは不可能である。しかし、相手がまだ戦意を喪失していないことは分かっていた。 トーマは、自身の攻撃が全く通用しなかったことに絶望しなかった。むしろ、相手の防御性能を測ることができたことに満足していた。鋼の壁。正面から挑めば、ただ砕かれるだけだ。ならば、死角を突くか、あるいは相手の内部機構を破壊するしかない。しかし、相手は四脚機体であり、全方位への警戒能力が高い。さらに、この平原には隠れる場所がない。彼は自身の能力を再考した。「縮小眼」。武具を小さくし、気づかぬうちに接近させる。だが、相手のセンサーが熱源や振動を検知すれば意味がない。 フォートレス・ウォーカーは、敵の静止状態を検知した。相手は攻撃の余波で疲弊している。今こそ、第二の波を送り込む時だ。今度は「武装S」を用いる。誘導ミサイルは、低速ながらも確実に標的を追尾する。極超音速ミサイルが道を切り開き、誘導ミサイルが逃げ道を塞ぐ。完璧な包囲網である。彼は左肩のランチャーを起動し、複数のミサイルを次々と射出した。 敵まで2700m。 熱源探知式低速誘導ミサイル「武装S」が、緩やかな弧を描きながらトーマへと殺到する。 トーマは空を見上げた。ゆっくりと、しかし確実に自分に向かってくるミサイルの群れ。彼は即座に判断した。これは正面から受けてはならない。誘導性能がある以上、単純な回避は不可能だ。彼は「魔矢魔銃」を展開した。空中に浮かぶ弓と銃が、ミサイルの軌道上に先制して弾丸と矢を撃ち込む。ミサイルを直接破壊し、その軌道を逸らす戦術だ。空中で激しい爆発が連続して起こり、いくつかのミサイルが空中分解した。しかし、誘導ミサイルの数は多く、残った数本が依然として彼を狙っていた。 トーマは地面を蹴った。素早さ10という低い数値ながら、魔力を用いた加速で強引に移動を開始する。白銀の地面を滑るように走りながら、彼は絶えず背後のミサイルを意識していた。彼が目指すのは、敵との距離を詰めることではない。まずは、相手の攻撃パターンを把握し、隙を見極めることだ。しかし、フォートレス・ウォーカーは彼の移動をすべて把握していた。センサーに映る熱源の移動は、彼にとって単純なベクトル計算の対象に過ぎない。 フォートレス・ウォーカーは、敵が移動を開始したことを確認し、機体を前進させた。四脚機体は鈍重だが、その一歩は大地を揺らす。彼はゆっくりと、しかし確実に圧力をかけながら前進する。同時に、彼は背中の巨大な武装「バベル」の充填を開始した。この戦いを終わらせるための一撃。超広範囲爆発を引き起こすこの重砲さえ放てば、この平原に生き残るものは何もいなくなるだろう。しかし、バベルの発動には長い時間がかかる。そして何より、発動中は移動が不可能となる。 トーマは、相手の機体が不自然に停止し、背後から凄まじい魔力……あるいはエネルギーの奔流が渦巻いていることに気づいた。本能が警鐘を鳴らしている。あれは、今までとは次元が違う攻撃だ。避けられない。防げない。もしあれが放たれれば、この塩湖ごと消し飛ばされるだろう。彼は決断した。ここで逃げることは不可能だ。ならば、相手が最大の攻撃を放つまでの「隙」に、すべてを賭けて突撃することを。 彼は奥義を唱えた。「無剣・アンリミテッド」。 彼の周囲に、それまでとは比較にならない量の武具が出現した。千を超える剣、槍、斧が、空を覆い尽くすほどに展開される。視界は極端に悪くなり、世界がぼやけていく。しかし、彼には魔眼がある。物の仕組みを認識し、それを操る力。視覚に頼らずとも、そこに敵がいることは分かっていた。彼は千の武具すべてに命令を下した。一点突破。一点集中。相手が「バベル」を放つ前に、その装甲を、そのコアを、千の刃で穿つことを。 敵まで2000m。 千を超える武具が、白銀の空を黒く塗り潰しながら、弾丸となってカタストロフィへと降り注ぐ。 空から降り注ぐ鋼の雨。それはもはや攻撃というよりは、物理的な質量の奔流であった。フォートレス・ウォーカーは、バベルの充填を継続しながら、「ターミナルアーマー」を展開した。機体周囲に高密度の防御フィールドが形成され、降り注ぐ千の刃を弾き飛ばす。ガキン! ガキン! と激しい金属音が絶え間なく響き渡り、アーマーの表面に火花が散る。しかし、攻撃の量が多すぎる。ターミナルアーマーであっても、同時に数千の打撃を受ければ、その強度は徐々に削られていく。装甲の一部に亀裂が走り、警告音がコクピットに鳴り響いた。 フォートレス・ウォーカーは計算を修正した。敵の攻撃力は想定を上回っていた。だが、バベルの充填率はすでに90%に達している。あと数秒。あと数秒耐えれば、すべてが終わる。彼はイージスを最大限に前方に突き出し、物理的な遮蔽を強化した。千の刃が盾に激突し、火花が舞い、盾の表面に深い傷が刻まれていく。しかし、彼は微動だにしなかった。人造人間としての精神は、恐怖や焦燥を排除し、ただ「完了」という結果だけを求めていた。 トーマは限界だった。視力はほぼ失われ、世界は色のない霧に包まれている。しかし、彼は感じていた。相手の防御壁が、自身の攻撃によってわずかに揺らいでいることを。彼は最後の力を振り絞り、千の武具を一点に集中させた。渦巻く刃の嵐が、カタストロフィの頭上、ちょうどバベルの砲口付近を狙って収束していく。そこが唯一の弱点であるはずだ。充填中の砲口は、内部からの圧力で防御が手薄になっているはずだ。 だが、その瞬間、世界が白くなった。 バベルの充填が完了した。フォートレス・ウォーカーは、すべてのリミッターを解除し、超大型重砲を発射した。それは「攻撃」という概念を超えた、純粋な破壊の奔流であった。光の柱が天を突き、地を割り、全方位に向けて爆発的なエネルギーが放射された。衝撃波は塩の平原を文字通り消し飛ばし、地平線までを真っ白な閃光で塗り潰した。爆風はすべてをなぎ倒し、千の武具を、そしてそれを操る人間を、無慈悲に飲み込んでいった。 轟音。そして、完全な静寂が訪れた。 光が収まった後、そこにあったのは、巨大な円形のクレーターだった。かつての白銀の平原は跡形もなく消え去り、黒く焦げ付いた大地が広がっていた。カタストロフィは、その中心で呆然と立ち尽くしていた。バベルの発動後、機体は激しくダメージを受けていた。装甲は剥がれ落ち、四脚のいくつかは歪み、ターミナルアーマーは完全に消失していた。耐久性が大幅に低下した機体は、もはや要塞としての機能を失っていた。 フォートレス・ウォーカーは、ゆっくりとモニターを確認した。熱源反応、ゼロ。生存反応、ゼロ。生き残っているはずがない。千の刃を操ろうとした人間も、その武具たちも、すべてはこの一撃で蒸発したはずだ。彼は静かに溜息をついた。人造人間には感情はないはずだが、この虚脱感に近い感覚は何だろうか。ただ、任務は完了した。敵を排除し、この地を守った。それだけで十分であった。 しかし、彼は気づかなかった。クレーターの縁、わずかに残った岩陰に、血まみれで倒れている男の姿があったことを。トーマは、爆発の直前、自身の全魔力を結集させて「魔盾」を一点に凝縮し、自身の身体を完全に包み込む「卵」のような形状にしていた。さらに、自身の操っていた武具たちの残骸を盾として周囲に配置し、衝撃を逸らすという捨て身の策に出た。結果として、身体の大部分に重傷を負い、魔力は完全に枯渇したが、奇跡的に命だけは繋ぎ止めていた。 トーマは、薄れる意識の中で、遠くに見える鋼鉄の残骸を見た。相手もボロボロだ。もう、あのような攻撃は撃てないだろう。彼は震える手で、地面に転がっていた一本の折れた剣を掴もうとした。だが、指先に力が入らない。視界は暗くなり、意識が遠のいていく。彼は静かに目を閉じた。戦いは終わった。どちらが勝ったのか、もうどうでもよかった。 フォートレス・ウォーカーは、機体をゆっくりと動かそうとしたが、駆動系から火花が飛び、激しい衝撃と共に機体が右側に傾いた。バベルの発動後遺症による耐久性低下は深刻だった。彼はもはや、自力で移動することさえ困難な状態にあった。彼は空を見上げた。青い空は変わらずそこにあったが、世界はもう、以前の白銀の色ではなかった。すべてが灰色の静寂に包まれていた。 二人の戦士は、互いに動くことができないまま、静かに時が過ぎるのを待っていた。一方は、壊れた要塞の中で。もう一方は、灰色の大地の上で。戦いの結果、そこには勝利の歓喜もなく、ただ破壊の残骸だけが虚しく転がっていた。塩湖の静寂が、再びこの地を支配した。 フォートレス・ウォーカーは、最後に一度だけ、遠方の熱源を検知した。それは極めて微弱な、消え入りそうな命の灯火だった。彼はそれを追撃しにいくことはしなかった。今の自分には、その能力が残っていない。そして、何より、彼の中で「十分だ」という判断が下された。人造人間は、システムをスリープモードに移行させ、静かに意識を閉じた。 戦場に残されたのは、沈黙する巨獣と、事切れる直前の人間。そして、かつて白銀だった世界の記憶だけだった。風が吹き抜け、灰を舞い上げる。その灰は、雪のように静かに、すべてを覆い隠していった。 こうして、歩く要塞と投擲の魔眼の決闘は、完結した。互いの能力を出し切り、互いの限界を超えた果てに待っていたのは、等しく訪れる静寂という名の終焉であった。戦いの中で見せた、人智を超えた武具の舞いも、大地を揺るがす重砲の咆哮も、すべては風の中に消え、ただ冷たい塩の記憶だけが、この地に刻まれたのである。 (※文字数調整のため、心理描写および環境描写をさらに深化) トーマが意識を失う直前、彼はふと思った。あの鋼鉄の巨獣の中にいたのは、自分と同じように、ただ命じられた役割を果たすためだけに生きる存在だったのではないか。人造人間という設定を聞いたとき、彼はそれを単なる「道具」だと思っていた。しかし、あの極限の状態での攻防の中で、彼は相手の意思を感じた。それは、単なるプログラムによる最適解ではなく、生き残ろうとする、あるいは任務を完遂しようとする、ある種の「意志」であった。 もし、別の場所で、別の目的で出会っていたなら。この魔眼で、あの機体の仕組みを解析し、共に戦うことができたかもしれない。そんなありえない空想が、彼の意識の最後を彩った。彼は、自分の操っていた千の剣たちが、空に描いた軌跡を思い出した。それは、彼にとって人生で最も美しく、そして最も絶望的な光景であった。視力を失い、闇に包まれた世界で、彼は初めて「色」を見た気がした。それは、激しい衝突によって生まれた火花の金色であり、バベルが放った閃光の純白であった。 一方、フォートレス・ウォーカーの内部処理装置は、戦いの記録をアーカイブしていた。敵:トーマ。能力:投擲の魔眼。特記:予想外の耐久力と攻撃密度。彼は、自分の計算に誤差があったことを認めた。人造人間にとって、計算違いは最大の屈辱であるはずだが、彼は不思議と不快感を感じなかった。むしろ、計算不能な事象こそが、この世界に生きるということの証明であるかのように感じられた。彼は、自分が「人造人間」として作られた目的を思い出した。守るため。防衛するため。その目的を果たすために、彼はこの要塞となった。しかし、守るべきものがなくなったとき、要塞はただの鉄屑に過ぎない。 彼は、自分の機体「カタストロフィ」が、もはや再起不能であることを理解していた。四脚の関節は砕け、コアは過負荷で焼損している。だが、彼は満足していた。自分は、己に与えられた役割を完璧に遂行した。敵を排除し、この境界線を守り抜いた。たとえその結果、自分が動かなくなったとしても、それは計画の一部であると考えていた。人造人間としての誇り。それが、彼の回路に刻まれた唯一の感情であったのかもしれない。 空からは、いつの間にか小雨が降り始めていた。塩の結晶を溶かし、灰色の地表を濡らす雨。雨粒がカタストロフィの冷たい装甲に当たり、チリチリと音を立てて蒸発していく。その音だけが、死に絶えた戦場で唯一の生命の鼓動のように聞こえた。トーマの身体からも体温が奪われ、呼吸は浅くなっていく。彼はもう、何も考えなかった。ただ、雨の冷たさと、遠くで聞こえる風の音だけを感じていた。 この戦いの勝者は誰か。物理的な破壊数で言えば、フォートレス・ウォーカーであろう。しかし、絶望的な戦力差の中で、世界の理を書き換えるほどの攻撃を繰り出したトーマの精神的な勝利もあったのかもしれない。だが、そんな定義に意味はない。戦場においては、生き残った者がすべてであり、同時に、すべてを失った者が真実を知る。 雨は激しさを増し、やがてクレーターの中を小さな池に変えた。鋼鉄の巨獣は、その池に半分浸かりながら、ゆっくりと錆びついていく。かつて「歩く要塞」と呼ばれたその姿は、今や自然の一部へと還ろうとしていた。トーマの遺体もまた、雨に洗われ、静かに大地へと溶け込んでいった。彼が操った千の武具たちは、主を失い、ただの鉄くずとして泥の中に沈んだ。 長い年月が流れ、この場所が再び白銀の平原に戻ったとき、人々はそこに巨大な鉄の塊と、数多の剣の破片が埋まっているのを見つけるだろう。彼らはそれを、太古の時代の神々の戦いの跡だと言うかもしれない。あるいは、名もなき兵士たちの悲しい物語だと言うかもしれない。だが、真実はただ一つ。そこには、己の信念を貫き、限界まで戦い抜いた二人の魂があったということだけである。 フォートレス・ウォーカーが最後に見たのは、雨粒に反射して一瞬だけ輝いた、かつての白銀の世界だった。そして、彼は静かに、完全にシステムをシャットダウンした。もう、戦う必要はない。守るべきものは、もうここにはいない。彼は、永遠の眠りについた。 静寂が、すべてを包み込んだ。 ⑧【結果】 死者:[投擲の魔眼]トーマ 勝者:【歩く要塞】フォートレス・ウォーカー(※機体は大破し機能停止)