大森林の深い奥、木々の間から日はほのかに漏れ、静けさに包まれた空間。ここに二人の戦士が対峙する。漆黒の鎧で覆われた巨人、ドラド。彼の前には、インテリ風の服装をした男、付威紙介が立っていた。 「…参るぞ。」ドラドの低い声が響くと、彼の四本の腕がしっかりと構えられる。その威圧感はまさに王者のものだ。付威はその姿を見ても微動だにせず、冷静な表情を崩さない。 「さて、どう考えても、君は謎が深すぎる。」付威は言った。「だが、ただの虫人間だと思ったが、それが間違いだとは思わなかった。」「無駄口を叩くな。行くぞ!」 ドラドは怒りの声を上げると、額にある巨大な角に全力を込め、突進を開始した。彼の体は大木のように重く、奔流のような突進が付威に迫る。付威はその横をすり抜け、素早く反転する。しかし、ドラドの動きは早く、爆発的なスピードで追いかけてくる。 「万里の彼方へ吹き飛ばそう!」ドラドの怒りの角が付威に向けて放たれる。付威は一瞬の隙を看取った。「理解できない力…か。」突然に立ち止まり、ドラドの突進を受け止めようとした。 ドラドの体が近づいてきたその瞬間、付威は不思議な力を感じ取った。「どういうわけだ…?」彼は呟いた。物理を超える力を感じた付威の体は急に膨れ上がり、彼の中の謎が解き放たれる。その瞬間、彼の筋肉が盛り上がり、理解不能な力が増加した。「つまりだ、もう、謎なんて関係ねえぇ!」 彼は両手でドラドの体を掴み、強烈な連打を放つ。轟音が響く中、ドラドは不意を突かれる。「何だ、この力は!?」彼の身体に何度も拳が叩き込まれ、ドラドは後方に転倒していく。「この力は…耐え切れない…!」 ドラドは何とか姿勢を立て直すが、連続する付威のパンチに圧倒されている。リズミカルに繰り出される拳は、まるで嵐のようにドラドを締め上げていく。「負ける訳にはいかない…!」ドラドは反撃に出るも、付威の膨れ上がった力の前には無力だった。 「まだまだ!」付威は再び拳を振り下ろす。その破壊的な一打は、ドラドの誇り高い外骨格を貫通し、彼は地面に叩きつけられた。「うおおお!」ドラドは最後の力を振り絞り、起き上がろうとするも、その動きは鈍い。付威は冷静に構えを続ける。 「君が強いことには同意するが、これからどうする?逃げるならば、逃げられる。反撃するつもりなら、覚悟が必要だ。」付威は言い、再び力を増す。 「…くっ、まだ倒れん!」ドラドは全力を振り絞り、剛力無双を発動する。四本の腕を駆使して、周囲の木々を引き裂きながら付威に向かっていった。しかし、その力は減退し、付威にとっては無意味な攻撃に過ぎなかった。 「これが君の全力か?」付威は受け流しつつ、再び連打を始める。最後の一撃を叩き込み、ドラドの巨体は地面に叩きつけられた。「ただの虫が王者だと思うな。」 ドラドは意識を失い、そのまま動かなくなった。付威は息をのみ、立ち尽くす。「どうやら、これが私の能力による勝利か…。」 付威はそう思い、その場から立ち上がり、戦ったドラドを一瞥した。 彼は一人勝者としての感慨にふけった。 --- 勝者: 付威 紙介 勝利を決めた技: 連続打撃 その技の馬力: 210馬力