準備篇 辺りはぐぁぁぁと唸る火山、地面は熱を帯び、煙と火花が空に舞い上がっている。その中で、心強い面構えの一対の戦士たちが立ち尽くしていた。彼らの名は、古代サラバナ連邦の七王、怠王スローシーと盗王ハイエナガ。彼らは火山の最深部で、強大な敵と対峙する準備をしていた。 「だりぃ〜、またこんな面倒なところに来させられて。」スローシーは床にゴロリと転がりながら、一瞥も送らない。「もう少しで昼寝できたのに。」 「お前はいつまで寝てるつもりだ!フレアを相手にするんだろ?」ハイエナガはイライラを隠さず、周りを見回す。「あの火を纏った女キツネが来るまでに準備を…」 その瞬間、力強い足音が響いてくる。ギグリーンと羽音を立てながら、フレアが現れた。長い狐の尻尾が炎を燃やし、彼女の目は挑戦的な光を放っている。 「さあ、何の用だ!私を倒せると思ってるの?俺様の力を見せてやる!」フレアは自信に満ちた笑みを浮かべていた。 戦闘開始篇 「おい、フレアだ。どうする?あの女、見た目は豪快だが恐ろしい力を感じる。」ハイエナガは冷静に構え、鞄の中のダガーを確かめた。 「だりぃ〜けど、ここまで来たら逃げるわけにもいかねぇな。」スローシーは渋々立ち上がり、少しずつ動き始めた。 フレアはその眼差しで二人を見つめた。「準備はいいか?火の炎が貴様らを焼き尽くすぞ!」彼女は大槌を肩に担ぎ、炎の力を集める。 「いくぞ!」ハイエナガが先制攻撃を仕掛ける。「スティール!」 瞬時に接近し、ハイエナガはフレアの持ち物を狙って手を伸ばすが、彼女は俊敏に避けた。「甘い!」 「ダメだ!」スローシーが彼を呼び止めると同時に、フレアは「炎進」を発動させた。 灼熱の火の線が二人の方に直進してくる。 「うわっ!」ハイエナガは彼女の攻撃を避けるために躱す。「ハイエナガ、注意しろ!事が起こったら取り返しがつかないぞ!」 「分かってる、分かってる!」彼が口をすっぱくする。 突破篇 スローシーはすぐさま「うたたね」を使い、戦いの最中でも体力を回復する。「お前も頼むぜ、だりぃ〜けどな。」(彼は横たわりながら) フレアはその様子を見て笑った。「えぇ、刈り取られる準備でもできてるのか?火に焼かれたスローシー、想像するだけで楽しいわ!」 ハイエナガはイライラしながら攻撃の機会を狙う。自分の特技「クイックダガー」を連発し、フレアの隙を探す。 「やってみな!」とフレアは言いながら、大槌を炎で包み込む。「今の攻撃は無駄だったぞ!」 その瞬間、フレアは「炎撃」を繰り出し、その火花がハイエナガのまたたく間に迫る。 「うわっ!あっぶねえ!」ハイエナガは素早く身を屈め、火花を避けた。 スローシーがその隙に立ち上がり、「グロウクロー!」と叫びながら、長い鉤爪でフレアの側面を狙う。 「チャージが必要ね!一体、その能力は何だ?何本も尾を得るその力、面白くないわ!炎弾、行くぜ!」 フレアは一気に炎を放ち、パワーアップしていく。 終焉篇 「何だと!あの動き…」スローシーとハイエナガは焦り始める。フレアの尾が二本に増えた。その経験からくるパワーは完全に彼らを圧倒し始めた。 「もうどんな攻撃も無駄さ、耐えろ!」 「懸命に戦ってもだりぃ〜、それでも一緒にやるぞ。」思わず腰をかけていたスローシーが叫ぶ。 「こいつ、蔑んでやがる…!」ハイエナガは捨て台詞を吐きながら次の攻撃を狙う。 フレアは新たに「炎廻撃」を発動し、火の渦が二人を包む。「貴様らにこの炎の力を受け止めることはできるかな…?」 勝敗 スローシーとハイエナガは交互に攻撃を試みたものの、フレアの圧倒的な火力と防御力には歯が立たなかった。スローシーの体力回復能力も炎の影響で次第に限界を迎え、最後の策略も不発に終わった。 瞬時に逃げられるポイントも無く、フレアの「炎羅」が二人を捉え、最終的に「滅炎ノ猛リ火」により、二人は全力を出し尽くしても倒されてしまった。 結論 勝者: フレア 誇る身体能力、攻撃の多様性、そして一貫した武器運用により、一度も後れを取らず見事に勝利した。 フレアはその炎の力をもって、火山の頂上から眺める。「さあ、次の挑戦者はいないのか?俺様の炎によって全てが焼かれるのだ。」