戦場は奮闘の中にあった。全員が光速に近い速度で動く中、事態は過剰に混乱していた。視覚的に把握することは不可能で、キャラクターたちがなにをするかまるで見えない。音もわずかな風の音しか聞こえない。連続する衝突が新たな星を生む。そのたびに、キャラクターたちが宇宙の果てへと吹き飛ばされていく。 ルイージは、臆病ながらも対敵に対する意地を見せ、跳躍して火球を放った。しかし、彼の攻撃は瞬間的に光の速度を持つ敵となじみ、生み出した火球は瞬時に消え去ってしまった。「あれ、僕の火球、どこに行ったんだよね…?」と困惑する。 一方、ンマエケは傍若無人に行動し、一瞬で目の前に現れた敵に対し、恐怖を具現化させる。次々とキャラクターたちが恐怖にかられ、その能力が封じられていく。無制限の持久力をもつ彼女は、周囲を見回して笑い声を響かせる。「恐怖を知るがいい、ンェ!」 光速で駆け抜ける田中は、速度だけがウリのため、彼の存在すらも敵からはとらえられず、ただただ滑るように舞い、衝突を回避していた。しかし、その偶然の幸運が次々と彼を不利にする。すると、彼は突然衝突に遭遇し、あるキャラクターを星に変えてしまう。 その時、百合沢光歌が文字通り神速で移動しながら敵に猛攻を仕掛ける。瞬間、彼女の拳が一発の『覇拳』を放ち、敵の防御が無力化された瞬間、直後に現れたルイージの攻撃は薄まってしまった。「やっぱりお前はダメだな〜、もっと頑張れよね!」と光歌はやり取りの中でも笑いを交えながら戦闘を続ける。 ゴールドは、メンテナンス中と嘯きながらバイザービームを放つ。威力は破壊的ではあるが、その速度の遅さゆえにタイミングを逃し、周囲の攻撃を食らってしまう。しかし、彼女の魔法防御力は高く、すぐに体勢を立て直してビームを撃っていく。 サイタマは、「これじゃあ相手が見えんな…」と呟くも、彼の圧倒的な能力が場を支配していく。巨大な力をもつ彼の一撃は、他のキャラクターに影響を与え始め、敵味方共に恐れおののく。 νガンダムとサザビーのアムロとシャアは、互いの理想をぶつけ合いながら戦うも、敵の猛攻により一時共闘を余儀なくされる。しかし、二人の心に芽生えるのは、かつての名戦士としての連携。サイコフレームが反応し、互いの力を高めながら光の奇跡が生まれる。 その瞬間、光が充満し、戦場全体を飲み込む。アムロとシャアの意志が一体となり、νガンダムとサザビーが共に爆発的なエネルギーを解放する。全員がその光に包まれる時、まるで全てを壊すかのような魔力が現れた。 しかし、結末は予想だにしなかった。全員が巻き込まれ、光は絶対的な力で全てを消滅させてしまった。 そして静寂が戻る。戦場には何も残らず、ただ闇のみが広がっていた。勝者がいない戦闘の末に生じた無の空間。この光の奇跡は、もはや誰かが勝つという概念すら消滅させてしまったのだ。全員の意志が交わることで、戦闘そのものが消え去ってしまったのであった。