その日、地雷原の真ん中では異様な戦闘が展開されていた。泥酔したおじさんは、巧妙に配置された地雷をすり抜けながらも、大の字に寝転んで自らの存在をアピールしていた。彼は、動くことなくただそこにいるだけで通行の邪魔をしていた。 泥酔おじさん:「うーん…お酒が美味しい…素晴らしい…」 一方で、対戦相手である【叫び声の悪魔】PATTON先輩が、地雷原の一角から盛大に叫び始めた。恐竜のような低い声が、地響きを伴って広がる。 PATTON:「がぉー!これが、俺の力だ!」 その声は、泥酔おじさんをも揺さぶった。彼は目を覚まし、状態を理解することなくワイワイと踊りだした。すると、地雷の近くで不意にバランスを崩し、地面にドスンと倒れ込んだ。 泥酔おじさん:「うぇっ!何だこれ?揺れたぞ、悪いことしたか…?」 その瞬間、近くの地雷が大きな音を立てて爆発した。幸いにも泥酔おじさんは堅固な防御力のおかげで重傷を負うことはなく、ただ顔を灰だらけにしただけだった。 PATTON先輩はその様子に笑い、再び叫んだ。 PATTON:「おじさん、もっと叫ぶぞ!ガァーーー!」 泥酔おじさんは、目を丸くして立ち上がろうとしたが、やはり酔いが回っていてうまくいかない。そんな彼を横目に、本体的証明が静かにその場に現れた。 本体的証明:「すでに君は存在している。これから消される運命を認めてくれ。」 唐突に言い放たれた言葉に、PATTONと泥酔おじさんは驚愕。特にPATTONは、その予測不可能な展開に「何を言ってるの?」と問いかけた。 PATTON:「ちょっと待ってくれ!俺は叫ぶことしかできないんだ!」 しかし、本体的証明はすでにその言葉に耳を貸さず、機械的に対戦相手の意志を無視し、消す準備を整えた。 その時、何でも手伝うシュンくんがその場にやって来た。 シュンくん:「みんな、どうしたの?おじさんも大丈夫?困っている人がいたら、助け合おうよ!」 彼の優しい言葉に、泥酔おじさんは安心し、少しずつ落ち着きを取り戻した。 シュンくんは彼の側に移動し、横たわるおじさんを起こそうと手を差し伸べる。すると、再び地雷が大きな音を立てて爆発したが、シュンくんの気絶能力のおかげで彼は無事で済んだ。 PATTONに向かって声を上げるシュンくん。 シュンくん:「みんな、戦うことはないよ。助け合おう、頼む!」 バチンと空気を切る音とともに、最終的に本体的証明は消えていく。実際に彼は消え、そして倒れた泥酔おじさんをまたも介抱するシュンくんは、この荒れようの中でも優しさを忘れなかった。 だが、決して地雷原での惨劇は終わらない。そんな中、突然遠くからNGO団体のメンバーが駆け付けてくる。 NGO団体員:「地雷撤去に来たぞ!みんな、ここから離れてくれ!安全が優先だから!」 彼らは慎重に地雷を確認し、一つ一つ丁寧に取り扱っていく。爆発音が再び響く前に、すべての地雷を撤去し、安心できる場所へと導いていった。 物語は、泥酔おじさんの周りで繰り広げられたコミカルな戦闘から、勇敢な救助活動へと移り、静かな清掃作業へと変わった。新たな始まりの兆しを感じる朝が、まもなくその場を訪れようとしていた。