光速の戦場 闇に包まれた空間。ここは、全員が光速に近い速度で動く能力を得た異次元の舞台。須部 律羽は、履き心地最高スリッパを装着し、光のように滑るように動いていた。「見ろよこの立派なスリッパ!」と叫ぶ彼は、仲間と敵の姿をほとんど捉えられないまま、ただ一心に戦場を滑走していた。 一方、怠惰界の魔神・めんどうくサイは、右翼に甲羅を固め、無精にその場で動かず、ただじっと衝撃を待っていた。周囲の空間は彼が生み出した無気力空間で満ちており、彼を中心とした半径数十メートル内のすべてが影響を受ける。「ああ、もう、動くのが面倒くさい…」と、彼は心の中で呟く。 轟 未来は、全力で走り続けていた。「まだイケる!限界を超えろ!」と力強く叫びながら、彼女は移動中に整地を行い、ライバルたちの動きを困難にしていた。道は彼女によって整えられていくが、他の参加者たちにはそれがまったく見えていない。 突如、視界に映るリリィ・ビ。その姿はテレビの屏風を持った不気味な影であり、相手の手をリモコン化し、彼らの動きを封じる力を発揮していた。「Peーーーーーーーーーーーーーーーーーー」と叫び、彼女は周囲の雰囲気を混沌に変えていく。 えがおくんは、光速の戦場でも明るさを失わず、「あはははwwもっと楽しもう!www」と、その場を華やかにしていた。彼の電気攻撃は、速度の中でダメージを与えるチャンスを狙っていた。「これでもくらえ!www」と、スパークを放ち、周囲を照らした。 カリトは、早くも敵の攻撃を見逃さず、光速以上の速度で体当たりを仕掛けていた。「その攻撃、かわしきれない!」彼の直感で、攻撃が避けられない位置に放たれる光線を見極める。しかしその攻撃は、運良く轟 未来に当たることはなかった。 そしてダイスマスターが賽を振りかざし、戦局を変えるためにロールを始めた。「さあ、俺達の賽は投げられた!」すぐに、彼の決定によって無気力状態にあっためんどうくサイに回復がもたらされ、彼の動きが徐々に軽くなってくる。 一瞬の静けさの後、須部 律羽と轟 未来が交錯した。それは滑りっぱなしスリッパと爆速タックルが激突する瞬間だった。光速で滑走中の須部は、轟 未来の存在に気づく暇もなかった。衝突は避けられず、須部は天高く吹き飛ばされ、星と化して敗北を喫した。 こうして次々と参加者たちが、衝突事故により散っていく中、ずっと安全圏にいたカリトが光線を放つ。「この戦い、もらった!」と、全力で発射された光線は、めんどうくサイの甲羅に直撃。防御力を持つものの、のしかかる攻撃と彼の無気力も響き、ついには行動不能に陥った。 ついに戦場に残るのは、まだ全快の轟 未来と、カリトのみ。それでも轟 未来は走り続け、相手の行動を封じる形に整地を行い続けた結果、彼女は最後の局面で光線を受け止め、反撃に出た。彼女の爆速タックルとカリトの光線は運命の衝突となった。 と、轟 未来が見たのは、彼女の前に現れたその光の塊だった。それを全速で回避しつつやり返す瞬間、カリトの体当たりが轟 未来に刻まれた。「この瞬間、決着だ!」そして、一撃で星のように光り輝く彼女を照らした。 勝者 最後に残ったカリト。悩ましい戦いを終え、強大な光を放ちながら、彼は自慢げに叫ぶ。「我が光、勝利を手に入れたり!」