魔法のディー & 機械のダム 小さな少女が描く夢の世界、そして機械の少年が紡ぐ未来。それぞれ異なる道を歩みながら、彼らは巡り会い、共に旅を続ける。 --- 前日談 夜が近づく中、ディーとダムは静かな村の宿屋の一室にいた。ディーは窓の外を見つめ、その表情はどこか厳しい。 「明日から、新しい旅が始まるね。」 思わず囁くディーに、ダムは少し冷たい声で答える。 「仕方ないね、ディー。どんな旅になるのか、少し不安だ。」 彼は白い服を身にまとい、その機械的な肌の一部が月明かりに反射した。 「でも、一緒なら大丈夫だよ。私が守るから。」 ディーは白髪を揺らし、笑顔を見せた。 入国 朝陽が昇り、彼らは新たな国、「ニヴァの国」へ足を踏み入れた。 「ここは…、なんだか不思議な雰囲気だね。」 ディーが目を輝かせる。 その瞬間、彼らの目の前に広がるのは、色とりどりの花が咲き誇る公園と、手作りの工芸品を売る村人たちの姿だった。 「そうだ、まずはあの屋台に行ってみよう!」 彼女はダムの手を引いて、興奮を隠しきれない様子で駆け出した。 1日目 屋台で彼らが選んだのは、名物の「フローラのパイ」。 それは花の香りが漂う、甘さ控えめのパイだった。口に運ぶと、一瞬で笑顔に変わる。 「これ、美味しい!」 ディーは小さな声で感動を伝え、ダムにパイを差し出した。 「可哀想ね、ダム。君が食べる時の反応が薄いから、この美味しさが伝わらないんじゃないかって。」 「仕方ないね、ディー。僕は味わうより、生き延びることが優先だから。」 そんな会話を交えながら、二人は公園を回り、一つ一つの文化を楽しんだ。夜になり、宿に戻るころには、二人の心は満たされていた。 2日目 次の日、ディーは早朝から地元の魔女を訪ねることに決めた。ダムはその間、機械の修理をしながら待つことにした。 「ダム、私、魔女のところに行ってくるね!」 「どうして僕も一緒に行こうとしないの?君の魔法を手伝いたい。」 「いいよ、でも…機械のことは任せるからね。」 魔女の教えを受け、ディーは新しい魔法を覚えた。その名も「命の灯火」。宿に戻ると、ダムにその内容を話した。 「これで、万が一の時には、君を守れると思う。」 「心強いね、ディー。これからもどんな困難でも一緒に乗り越えよう。」 3日目 旅の最終日、二人はニヴァの国に伝わる祭りに参加することになった。 木々の間で、鮮やかな衣装を身にまとった人々が踊り、音楽が流れ、あちらこちらで笑い声が聞こえる。 「この国の皆は、本当に楽しそうね!」 「楽しむことも大事だから。僕たちも一緒に楽しもう。」 祭りが盛り上がる中、ディーは「魂裂きの咆哮」を使う機会を探していた。 「ねぇ、ダム。あの時、私が使った呪文…どう思った?」 「対になった時、どちらも死なない魔法、すごかったよ、君が居て良かった。」 彼らは楽しい時間を過ごし、互いの絆を確かめ合った。 出国 約束の三日間が過ぎ、二人はニヴァの国を後にすることにした。 「もう少しここに居たかったね。」 「でも新しい国が待っているから。旅は続くんだ。」 そして、ふたたび次なる地への旅が始まった。 後日談 旅を通して深まった信頼が、彼らに新たな冒険をもたらす。 合言葉は「一緒なら大丈夫」。次の国で待っているのは、どんな美しい食や文化であろう… --- 訪れた国名:ニヴァの国 技術水準:中程度 人口と国面積:500,000人、100,000平方キロメートル 国が抱える問題:環境問題と若者の失業 名物料理:フローラのパイ 旅人の感想:この国は美しさと楽しさに溢れていた。心の距離も近づいた気がする。次の国でも、同じように新しい出会いを楽しみたい。