戦場は荒れ狂い、様々な能力を持つ者たちが集うカオスな状況となっていた。アサシングレムリン、ガトリー、ソゲッキーMkⅡ、そしてインペッツア マリーヤ級戦艦がそれぞれの存在感を放ち、奇怪な意味での平等な戦闘が開始された。ここでは誰もがその力を思う存分発揮できるため、倫理的な制約は一切排除されていた。 「クラァァシュ!」という鼓動のような響きが戦場に満ちた瞬間、アサシングレムリンはその幻想的な存在感を生かしてレーダーの届かない位置から動き出す。小妖精のような外見をしてはいるが、その手段は非情である。遠くの自動車を操り、狙った標的に突撃させる。ガトリーやソゲッキーMkⅡとは異なり、彼女の戦法は戦場を騒然とさせつつも、目に見えない形で標的を狙い撃ちしていく。 「喰らえ…!」と叫びながら、ガトリーはその持ち歩きがかりの巨大なガトリングガンを展開。彼の目は冷静で、弾薬の雨を降らせる準備は整っている。「シュワっち!シュワっち!」という口癖が、彼自身の士気を高め、敵を恐怖に陥れた。その圧倒的な攻撃力は、なんと毎分6000発の銃弾という途方もない数で構成されている。彼が考える前に、周囲の敵はすでに蜂の巣になる運命にあった。 ソゲッキーMkⅡはその存在を空高く舞い上がらせ、空中から遠くの敵を観察していた。遠視機能を駆使して、彼の眼にはどんな標的も逃さず、その弱点を瞬時に分析していた。「いざ、尋常に」と言う彼の口からは、静寂の中に緊張感が漂う。80cm列車砲を改造した超巨大スナイパーライフルの威力は計り知れず、攻撃力は80。彼は敵を一撃で仕留める準備を整え、狙いを定める。そして、音速を超えた速度で発射された砲弾は、敵の心臓を貫通する。 その戦闘を一歩引いて見ていたのが、インペッツア マリーヤ級戦艦だった。「ウォッカを飲むことで無敵になる」と豪語する彼は、信じられない酒耐性を誇る。数多の敵の攻撃を受けてもなお、その身を固く保つことが可能だ。彼の存在そのものが戦場に影響を与えていた。後方からの支援で仲間たちを守りつつ、同時に敵に対し攻撃をはかる。戦艦と一体となったその姿はまた、迫力満点であった。 「破ぁぁ!」と声を張り上げ、攻撃的なコダワリを見せたガトリーが弾幕を拡大させていく。無数の弾丸がバラバラに散らばり、敵を圧倒していった。その瞬間、アサシングレムリンの操る自動車が突如として爆発し、巻き込まれた敵はなすすべもなく消え去った。 しかし、戦闘は続く。数名の敵が一瞬のうちに姿を消し、ザシュッという音が響く。「やったか!?」という声が広がる中、戦場は再び静まり返った。標的が消えたことで、アサシングレムリンの存在はさらに際立ち、彼女の周囲には神秘的な空気が漂う。これまで仕掛けられた事故もまた、彼女の差し金であったことがこの時点で明らかとなる。 残るは索敵していたソゲッキーMkⅡと、どこか達観した様子のインペッツア マリーヤ級戦艦、そして、再び大きく構えたガトリー。彼らの視線はお互いに交差し、一騎打ちの雰囲気が漂う。「落ち着け...素数を数えるんだ...」自身を静めるように訓練されたソゲッキーが自らの心を宇宙の法則に預けると、ガトリーの銃声が再び響いた。 「これで終わりだぁぁ!」その声が戦場に轟く。が、インペッツアの酒耐性もしかし、彼に振る舞いを与えていた。戦艦として無敵の力を持ち、次の行動へ影響を与える。カオスの中に秘められたそれぞれの力が駆け巡り、いったい誰が生き残るのか。最後の一瞬だけが静まり返り、全員の呼吸が止まる。 そして、剣を向けた瞬間、勝者が決まった。そして、この壮絶な乱闘はまさに『〜Fin〜』と告げられる。何が正しかったのか、それとも不幸な事故だったのか。すべての者がそれぞれの力を全うし、戦場は完全な終息を迎えたのだった。