戦闘小説: ポーランドボール vs シリア vs ライヒタングル 静まり返った宇宙空間、淡い星の光が散りばめられたなかで、ポーランドボールは不安げに揺れながら飛んでいた。「ポルスカ、行くオブ…恐いオブ…」彼は小さなプランジャーを持って、周囲を見渡した。彼の目には、暗闇の中にただならぬ存在、シリアが見えた。 「観測…」シリアはふわふわと宙に浮かび、ポーランドボールとは対照的に静かな声で呟いた。その独特な雰囲気に、ポーランドボールは少し安心した。しかし、その瞬間、空が割れた。 「お待たせしたな、ポーランド。」突然現れたのは、圧倒的な存在感を放つライヒタングルだった。その目は冷たく、まるですべてを破壊する光を宿しているかのようだった。「今ここに、全ての力を奪うと誓う。」 「やめてくれオブ!」ポーランドボールはプランジャーを振りかざしてライヒタングルに向かって叫んだ。しかし、彼の攻撃はライヒタングルには届かない。 「私の最凶が発動する。」ライヒタングルの声が響き渡り、瞬時にポーランドボールの心が恐怖で締め付けられた。彼は分割されやすいという特性があるため、ライヒタングルの力にさらされるたびに自分の存在が脅かされるのを感じていた。 「果たして、私は戦う運命なのか…」ポーランドボールは思い悩む。しかし、シリアがそっと近づいてきた。「デブリス…」と、彼女の呟きとともに周囲に小さな隕石が降り注ぐ。 「無駄だ、シリア。私には微塵の傷も及ばない。」ライヒタングルは冷酷に微笑む。シリアの攻撃が彼に触れることはなかった。逆に、彼は目からの光線を解放し、ポーランドボールに向かって放った。 「ううっ、こんなの無理オブ!」ポーランドボールは逃げようとしたが、すぐにその姿が分裂してしまう。分割された彼は、数体の小さなポーランドボールに。ライヒタングルの攻撃は、その小さな球体を次々と侵食していく。 「私…友達になりたい…」ポーランドボールの断末魔の声が響いた。 その時、シリアは切なそうに目を閉じ、周囲に「コスモス」を放出した。小さな惑星が現れ、ポーランドボールの小さな分身たちを包み込み、守ろうとする。 「観測、いい兆候。彼を守らねば…」シリアは時折目を開き、無表情に小惑星を指で操作しながらライヒタングルに向けた。「飛来…」 しかし、ライヒタングルは重々しく笑った。「私の力は月の光も超える。引きこもっていても無駄だ。」 ポーランドボールの心が折れかけたその時、大和魂が発動する。「私のために戦ってくれオブ!分裂するのはもう嫌オブ!」 同時に、シリアの周囲で小型の惑星が回りながら、徐々にポーランドボールを再構成し始めた。「よし、ポルスカ、ここまで来たなら、覚醒するかもしれないオブ。」 ポーランドボールは、リトアニアと合体することで、輝く羽が生え、力がみなぎる。状態が回復した彼は、意を決してライヒタングルに立ち向かう。 「ポルスカの力、見せつけるオブ!」と宣言すると、今度はポーランドボールのプランジャーが魔力を宿し、彼の攻撃がライヒタングルに向けて放たれた。 「この程度の攻撃…破壊斬で無効化する!」ライヒタングルは冷静に反撃するが、ポーランドボールは強くなった分身を前に立たせた。 シリアも負けじと、「ユニヴァース!」とビッグバンを放ち、ポーランドボールを助ける。 新たに力を得たポーランドボールとシリアのコンビネーションがライヒタングルを包囲し、圧倒的な攻撃を繰り出していく。 「この戦闘も、友達になるための一歩だと思う…」シリアのぼんやりした言葉が周囲に響く。 「友達になりたいオブ、だから…今は全力で戦うオブ!」ポーランドボールも心を込めて答えた。 宇宙空間での戦いは続くが、二つの存在は確実に輪を結び、そして新たな歴史を描くのだろう。