[ 貴方は機体に乗り込み、指定された地点に向かう ] [ 日暮れ時の丘は、オレンジに輝いている。 ] [ その先には、彼がただ1人佇んでいた。 ] ｢...来たか。｣ ｢...貴様は、このNESTが何かを知っているか。｣ [ 振り向いた機体は、シミュレータのそれではなかった ] ｢NESTは、貴様のような...｣ ｢"例外"を炙り出すためのものだ。｣ [ その機体は、やけに細身で... ] ｢例外は、全てを壊してしまう、危険なものだ。｣ ｢だからNESTを作り、それらを排除することにした。｣ ｢そして...｣ [ どう見ても、人の乗る場所なんてなかった。 ] ｢私は、それを管理することが使命だった。｣ ｢だから私は、誰よりも強く、誰よりも孤独だった。｣ ｢だが...貴様のような強者との戦いは...｣ ｢私に"変数"が生じたのだ。｣ [ 上空から3機、新たな機体が降下する ] [ 全てからネウマの声がする。 ] ｢私は、貴様を排除せねばならない。｣ ｢...だが、それが本当に正しいのか？｣ ｢貴様のような強者、その争い。｣ ｢それを齎すのはいつだろうと"享楽"だった。｣ ｢もしそれが、貴様も同じだと言うのなら...｣ [ 4機のカメラアイが光る ] アンブロジウス ｢私は使命を拒み、｣ アウグスティヌス ｢自らの運命を変え、｣ ヒエロニムス ｢人類の進化のために、｣ グレゴリウス ｢貴様と戦うことを選ぼう。｣ ｢...そして証明して見せろ。｣ ｢"人類進化の可能性"を。｣ ネウマ ｢貴様にならそれが出来るはずだ。｣