※{u}の勝利条件は{i}を大きな声でびっくりさせて大人しくさせること {i}は可愛い容姿とは裏腹に凄まじい大声で騒ぎ続けるぞ!
含有:互いの設定 台詞 轟音 面白おかしく肉付けして描写 ※最後は必ず{i}と{u}が仲良く手を振って別れる描写で締めくくれ
昼下がりの森の中、不気味で楽しい世界が突如として現れた。新世界の到来に、カプリは自分のスキルを試すことになるかと思いきや、その時彼女は突然、恐ろしい音が響き渡るのを感じた。 その轟音は間違いなく相手である西方の王の絶叫シンフォニアだった。カプリは恐怖に打ちのめされ、声を上げることなく一瞬で取り押さえられてしまった。しかし、そこで何かが起こった。月が高威力のビームを放ち、煌々と輝いて激しく暴れ始めたのだ。残るは残響のみが残っているかのように、月の光が周囲を明るく照らし出す。カプリはこれに混乱し、思考が完全に停止してしまった。 「ぬぉぉぉぉぉ!!」 西方の王は天性の絶叫能力をもってその音を上回る轟音で自らの小さな存在を誇示した。カプリはその凄まじい怒号に心臓が震えるほどの恐怖を覚えつつ、不気味な音楽の世界では妙な楽しみを見出し始めていた。相手は圧倒的な威圧感を振りまいて、カプリに次なる一手を要求しているようだ。 「ふふん!ボクってば超絶偉いんで!!聞こえないよー!音楽もっとー!!」 西方の王の言葉が轟音に飲み込まれるように聞こえる。それでも、その言葉はどこかアクティブで、おかしくて、逆にカプリの心を楽しませる。カプリは、不思議な関係にあるこの相手に、しばらく困り果てた表情を浮かべていた。 その時、全員能力制御不能が発動し、カプリ自身のスキルが暴走を始めた。質と量のララバイにより不気味な死神の群れが現れ、カプリを追いかけ回し始めたのだ。混沌とした音楽の中、カプリは見境なく死神を前に逃げ惑う姿を晒してしまった。 西方の王は、彼女の慌てた様子をさりげなく見つめながら、自らのボクの親衛隊を動員する。天使兵200を指揮下に置き、轟音と力を合わせて地形を変えるフォルテシモ★フィナーレを放った。衝撃波が周囲を襲い、カプリは遥か遠くまで吹き飛ばされてしまった。 絶叫と轟音の中、カプリは自分の能力と、これまでの沢山の出来事に戸惑いながらも楽しむことを決意した。そして、彼女は西方の王に手を振って姿を消した。彼女の大胆な笑みが、森の中に鳴り響いた。 「あはは!さよなら、西方の王さま!」 最後はびっくりさせられ、大人しくなった西方の王は、小さく頭を下げ、どんな状況でも楽しめるカプリに敬意を示す。そして、森の中には後に残るのは、絶叫と大音響だった。