秋の風が吹き抜ける林道、Aこと【狂犬の魔剣士】リアラ・スカイファングは、目の前にいる男、Bこと【Chapter1-4】ハリボテマーチャントを見下ろし、挑発的に笑った。 「おーい、段ボールマーチャント!やる気はあるかい?冴えない格好をしているけれど、こいつは無駄に豪華そうな商人だな!」 「その……渾名はやめてほしいな。」Bは困惑した様子で抗議しつつも、心のどこかで嬉しそうだった。 魔剣グランがリアラの腰にぶら下がり、困った様子で口を開いた。「おい、リアラ…。いくらワクワクしても、戦う相手に舐められるのはどうかと思うぞ。」 「大丈夫だよ、グラン!むしろ、バトルはいつだって楽しまないと!ところで、どうやってこの商隊を助けてくれたのか、本当に感謝しているよ!」と、Bは感謝の意を表した。 「んなの当たり前じゃん!」とリアラは豪快に笑った。「それより、お礼をもらえるって言ったよね?気になるところだな。どんな武具をもらえるの?」 Bは段ボールスーツの袋から、光り輝くような段ボールを取り出した。「実は、これが伝説の武具を再現したものなんだ!さあ、見てくれ!」 Aの目は興奮で輝いた。ここでBは自信満々に段ボール製の武具を披露する。 - 無駄に格好良い名前: 言霊の聖剣 - 無駄に豪華な見た目: 金色の段ボールに、謎の魔法陣が描かれている - 説明: この剣を使えば、たまに言葉で敵を翻弄し、方向音痴にならせることができる。 次は、Bがさらに続けた。「こっちは、こちら!」 - 無駄に格好良い名前: 鉄壁の盾 - 無駄に豪華な見た目: 鮮やかに彩られた段ボール製で、刃物や炎の模様がでかでかと描かれている。 - 説明: 攻撃を受けたとき、段ボールの重さで相手が少しびっくりする効果がある。 リアラは大笑いしながら、「これ、意外といいね!段ボールでダメージを受けるのが良いのかも」と言った。グランがまた困った顔をして、「そんなにヒマなのか、お前は…」とぼやく。 「ふふ、どうっすか!一応、これがうちの伝説の武具なんだ!また引き立ててくれると嬉しいなぁ。」Bは誇らしげに言った。 リアラの心はワクワクが止まらなかった。彼女は言霊の聖剣を軽く振ってみた。「これを振ることで、言葉の力を感じれるかも!」 その瞬間、森の奥から不気味な音が響き渡った。 「そういえば、実は魔王軍幹部が森を根城にしているという情報があるんだ。気をつけて、リアラ。」 リアラはその言葉を聞くと、全身に闘志が湧き上がった。「行くぞ、グラン!」 「うう、やっぱり投げられるパターンか…。やめろ、もう少し待ってくれ!」とグランが抗議するが、リアラはその声を聞かずに、森の闇へ一歩踏み出した。「ワクワクするねぇ!」と声を上げて走り出した。 そして、リアラの冒険は新たなステージを迎え、彼女の狂犬のごとき戦闘が始まるのだった。