戦場は荒廃し、そこには終わりなき戦争の兆しが漂っていた。蒼い空の遙か上空に、アーセナルバードが静かに浮かんでいる。全翼の胴体は巨大な影を落としていた。その下で、エゼル・グラウドは自身の体を機械の腕や亡骸の残骸で形作り、ソウルの渇望を再燃させんと手を伸ばしていた。 「戦争は、永遠に続いてほしいのだ!」彼は冷たく言った。その声は、まるで地獄の深淵から響くように不気味だった。彼の周りにいた人工魔人たちも同様に、彼に従い、戦場を支配する渇望を燃やしていた。 その時、アーセナルバードのAIが冷静に分析を開始する。「エゼル・グラウド、ターゲット確認。戦術適応モード起動、先制攻撃準備。」 遥か上空から、青白い炎の大爆発を引き起こすヘリオスが、エゼルのいる地上へと発射された。その光景を下で見上げるエゼルは、笑みを浮かべた。「それが来るのか…だが、それが私を止めることはできぬ!」 触手アームがエゼルの周りに集まり、彼は電磁砲を発射した。高密度エネルギーの塊が空を目指し、アーセナルバードの防護バリアを打ち破るために向かっていく。しかし、アーセナルバードのAPSバリアがそれを受け止め、波紋を広げた。 「無駄な抵抗だ、空の巨人よ!」エゼルは言った。しかし、彼の言葉は空に響くだけで現実には響いていなかった。 その瞬間、アーセナルバードの80機の小型無人機が一斉に発進し、目標に向かって飽和攻撃を開始した。ミサイルの雨が地表に降り注ぎ、エゼルの影に包まれる。 「まだ終わりではない!」エゼルは叫ぶ。彼の怒りで周囲の無人機や破壊された兵器を取り込み、自らをより強化する。しかし、その様子はもはや彼の命運を変えることはできない。 アーセナルバードは、直接的に高出力レーザー砲を放った。空中から照射された光は、エゼルを貫き裂く。彼の体は瞬時に白日の下に晒され、青白い炎が周囲を包み込むと同時にエゼルの最後の叫びが響いた。 「戦争よ、永遠に…!」 そして、彼は大爆発を伴い、爆風とともに一瞬で消え去った。その時、天空を覆う青白い炎が広がり、戦場を呑み込んでいく。 こうして、アーセナルバードの勝利は確定した。しかし、戦争の火種は依然として誰かの心の中に燻っているのだった。