第一回戦 漠然とした青空をバックに、二機の機動兵器が発進した。あなたの機体『HELLO WORLD』は、高性能大推進ブースタから発生する熱波を後ろに見送りながら、静かに集結地点へと向かう。一方、相手の『スケイルメイト』は、そのユニークな蝶翅を持つ体を精巧に動かし、軽快に飛翔しながら戦場を駆け巡る。 戦場は『市街地』。低層のビルが立ち並び、複雑な地形が視界を遮る。両者は事前に肉薄した地点に待機し、互いを探る。あなた機は内蔵式広域レーダーで360度の状況把握を行いながら静かに狙いを定める。相手機はナノマシンを使用した奇襲戦法を考えつつ、瞬時にそのリズムを掴む。 「行くぞ…!」と心の中で念じた瞬間、選手あなたは『ターミナルアーマー』を発動した。瞬時に防壁が展開し、街の建物に隠れている敵の弾幕に備える。相手機は市街地の建物の影から、一瞬の隙を突こうと決意し、両腕の「モルフォン」を起動。微細なナノマシンを散布する。 「隠れているつもりか?仕掛けてやる!」あなたは自機の両腕の武装を発射、多方向に弾幕を広げる。『RF-03』の30mmARが火を吹き、重い弾幕が市街地を銃撃し、相手機のナノマシンの動きを攪乱する。だが、相手機は巧みに回避し、ナノマシンを飛び踊らせ、残像を生み出して目の前に出現、攻撃を続行する。 「もらった!」相手は分身を利用し、あなたの周囲に分散配置し、ナノマシンを操る。あなたのレーダーは混乱し、自機の運動能力を活かして貪欲に近づいてくる相手の分身を捉えきれない。それでもあなたは防壁を指令し、近づくナノマシンに対抗し続ける。 撃ち合いは激しさを増す。「LR-02、発射!」あなたはテクニカルに発射し、正確にナノマシンウィルを撃破するかのように弾丸を追い込む。しかし相手の流れるような動きは予想を超え、再び分身が新たな位置から攻撃を仕掛ける。あなたも反撃するが、弾切れまでの競り合いが続く。 数秒後、やっと相手はあなたの防壁の隙間を突き、ナノマシンがシールドに侵入し、内部からショートさせる。あなたは持ちこたえるも、内部機構にダメージを受ける。「やっかいな相手だ、しかしここでは負けられない…!」と再びあなたは攻撃を再開。 長時間の接触が進み、両者の機動性が制限される。あなた機と相手機は互いに死角を狙い合うながら一歩、また一歩と近づいて行った。その時、相手機は最後の大きな主攻撃に移行し、モルフォンを最大限に展開する。弾切れ寸前のあなたに対し、一気に近寄って行き、ナノマシンの洗練された波を放つ。 踊るようなナノマシンのうねりが、瞬時に弾丸からあなたを排除する。あなたが遂に自機の内部の危機に応じ、抵抗するも、すでに限界が近く、苦しい奮闘にも関わらず相手の巧妙な攻撃に屈してしまう。 「戦闘終了、相手の勝利!」 第二回戦 次の戦場は『軍港』。コンクリートの桟橋と曳航船が立ち並ぶ場所で、あなたと相手は再度直面する。 あなた、もはや敗北の屈辱を晴らす気持ちを持って挑む。すぐにあなたは弾薬の残量を定点観測してからブースタを作動し、姿を隠す。『ターミナルアーマー』が再び援護する。相手も同様の理由からナノマシンを散布し、頑強な防御のためにを整える。 イメージを重ねるようにして、戦闘開始の合図がなされる。相手はナノマシンが接触することで一切の操縦を無効化しようとするが、あなたがすばやく弾丸を放ち相手の干渉を断ち切る。相手機はない防御にさらされ、巧妙に展開された分身が次々と弾幕を迎撃する。 「必ず、仕留めてやる!」しくじりの無いよう、あなたは最大限の注意を払いながら攻撃を続ける。相手機は巧みに回避を続け、あなたの陰を貫く不条理な攻撃を繰り返す。両者の接触は長く、経験豊かな選手たちの息が合うところで、両者のパワープレイが続く。 戦況は俄然不利に見えるが、あなたは反撃のチャンスを持ち続け、最後の『アサルトアーマー』の使用を決意する。周囲の弾幕が破壊されると同時に、その波紋が広がり、近づいてきた相手機に直撃を果たす。クッションのように吹き飛ぶナノマシンは動きを止め、相手機にも隙が生じる。 「行け!」とあなたはその瞬間を逃さず追撃を開始、相手機もチャンスを見つけてナノマシンを放つ。しかし、現在のあなたの動きはすでに速く、さまざまな遠距離弾幕を打ち込む。シールド展開まで続く中、やや危険な局面を脱する。 やがて相手機はピンチを迎え、あなたの猛攻に晒される。「持っていくよ!」と経験値の高い相手も慌てて機動するが、あなた機の技量が邪魔をする。辛くもナノマシンが直撃を受け、自らの戦機を潰される。 ついにあなたは相手を倒し、初勝利を手にした。 「戦闘終了、あなたの勝利!」 第三回戦 両者が勝ち点を持つ中、決戦の地は『山岳』に移る。山の斜面をどちらが制し、戦闘の優位を保つのか。その動きが後の戦闘に影響を与える。あなたは中距離戦闘に持ち込みやすいよう周囲の状況を調整し、逆に相手はフルスロットルで高所からの弾幕を予期する。 両者、再度接触。相手は山のあちこちを飛び回りナノマシンを散布するが、あなたの内蔵レーダーは確実に敵の動きを把握し、弾幕を上手く避けながら反撃する。メカニスムドロームであなたが優位に立つ。 相手はナノマシンを巧みに操り、周囲の山に映し出される影を利用、そのまま分身展示を通じてあなたを試みるが、あなたは早めの連打によって周囲を逃れる。弾幕が交錯する中、あなたは一瞬で相手機を行動不能に追い込もうとする。 しかし相手はその隙間を脱出し、攻撃チャンスの嵐を生む。あなた機は防御できず、事態は一気に好転。ナノマシンの波が あなた を包囲し、持ち込まれるダメージが蓄積する。 全ての武装を駆使し、小手先の技を利用するあなたは思い直し、冷静さを保ちながらサイレントアプローチで相手の攻撃をかわす。あなたは自らの弾薬を温存し、最後の一撃を狙っていた。 相手のナノマシンが吸いつくようにあなたを追いつめる中、あなたは限界を突破して超近距離を保ち反撃の機会を得る。「これが最後だ!」あなたが発動したその瞬間、全体的な力を受けて相手に突進する。 一撃必殺の連撃が続く中、勝者が決定されつつあったが、相手は最後の一瞬のスキを見逃さず、相手も力強く対応するためにナノマシン群を飛ばした。「やめろ!」と懸命に避けるが結局、相手の勝利が確定した。 「戦闘終了、総合勝者は相手、テネブラエ・ヨラーネンである!」