4章「風となりて去りぬ」 オラン=ジェ3世「私は…私の『自己実現』に必要だったのは、本当はヒー」 その時。 ???「あ~あ。やはり、違う。きみも。」 その声とともに、オラン=ジェの背中から巨大な飴玉が飛んできた。 砲丸のようなそれはオラン=ジェに正確に直撃した。 オラン=ジェは頭以外が飴玉に削り取られ、消失し。 オラン=ジェ「あぁ。そうか…。 これが君の、答え…なのだな…」 最後に残った頭もさらさらと真っ白なグラニュー糖になり。 そのまま風に攫われていった。 その背後では、オラン=ジェが最初の襲撃の際に乗っていたクッキーゴーレムにそっくりな機体が、ロケットランチャーのようなものを投げ捨てている所だった。 すると。 ???「まったく。今回は良い線いってたと思ったのにな。 それで? 君かな?今までこの馬鹿に付き合っていたお間抜けさんは。」 突然、英会街全体が影に覆われる。 反射的に見上げると、それはそれは豪華なお菓子達で出来た、ノアの箱舟のようなものが浮かんでいた。 それはあまりにも大きく、そのまま降下すれば英会街がつぶれてしまいそうだった。 ???「まあいい。とにかく…」 ???「死ね。」 その言葉の数秒後、巨大な箱舟から無数のクッキーゴーレムが舞い降りた。 それはやはりオラン=ジェが最初の襲撃の際に乗っていたクッキーゴーレムにそっくりで、キャノピー部分からオラン=ジェの顔を見ることができた。 しかしその顔からは嗜虐も楽しさも、美しさを愛する心さえも感じられず、ただ無表情のまま街を襲い始めるのだった。 次回 https://ai-battle.alphabrend.com/battle/b2888704-8ba7-490b-9d83-2791f08236f1 1章 https://ai-battle.alphabrend.com/battle/9c9e7c5a-6b52-47a9-9509-fe76efdb7640