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【神妙不可思議にて胡散臭い】箱なしミミック少女のあおいさん

書いてる本人が忘れない為のもくじ ①頂いた称号とかのメモ ②キャラクター設定メモ ③キャラクターの雑ストーリー ④その他雑メモ ーーーーーーーーー キリトリ腺ーーーーーーーーー ②キャラクター設定メモ 【神妙不可思議にて胡散臭い】 箱なしミミック少女のあおいさん ◤◢◤◢◤◢◤◢◤◢◤◢  [ア 分類:魔物/魔王   種族:ミミック亜種 ◤◢◤◢◤◢◤◢◤◢◤◢ ミミック検定二級を持つ『知性ある』ミミック 特殊なミミックであるが本体は強くない [擬態の魔王] 他のミミックと同じく壁や地面、物体に擬態可能 それとは別に生物にも擬態&能力を真似られる ただし強さは元になった者が起点となる為 弱い相手に擬態した場合、やっぱり弱い みんな知ってた? ミミックって宝箱以外にもなれるんだよ [最弱最悪の魔王] 実は本体は決して強くない、むしろ弱い どれくらい弱いかと言われたら『ゴブリン』以下 代わりに魔王クラスの相手にも擬態出来る化け物 [ミミック検定二級] ミミック検定の条件とは 【三級の条件】は物体に擬態出来る事 これは普通のミミック 極東の国では大抵宝箱に擬態してるらしい 【二級の条件】は十年以上連続で生物に擬態 多くのミミックは生物への擬態に失敗する 人間社会に紛れ込める為、脅威度が高い 【一級の条件】は千年以上連続で擬態する事を成功 ほぼ全てのミミックが失敗する超難関 人族からは『エンシェントミミック』とも呼ばれる 【特級への条件】は千年擬態&強化に成功 魔王クラスのミミックしか到達出来ない狂気の世界 数えるほどしかおらず、かつほぼ全員が引きこもった なお、強化の度合いは検定の基準に含まれない [特徴・特性] 髪の色は実は体色そのまんま 性格は生き残る為の必須条件だった為 [ミミック帽] あえて残してるアイデンティティなのよ かわいいっしょ?? [擬態:【四天王最強】不屈の騎士] 魔王軍四天王 リビングアーマー:フェンネル 数百年も前に突然魔王軍を抜けた元同僚 張り合う奴が居なくなって私はへたった・・・ もしかして:フェンネル https://ai-battler.com/battle/781624bf-8521-4d32-8ab7-a34a6c67b6ca [擬態:【人類災厄】黒フードの大魔王] 人類災厄の大魔王:『不触の魔王』ルピナス 多くの亜人を引き連れ、 多くの亜人を守り抜き、 多くの亜人の為の国を作った偉人 千年もの間『勇者』の魔の手を打ち払い 人族から亜人達を救った真の英雄 超が付くほどの勇者嫌い・・・だったんだけどなぁ 何百年か前に勇者と結婚して孫まで居るってさ ありえないわー もしかしなくても:ルピナス https://ai-battler.com/battle/831b3bb1-f963-4008-9fa1-3b515da1a950 [擬態:反転のアナタ] 即席で敵対した相手に擬態し戦う、強さは相手次第 でも悪堕ちしてる分、世界の圧力が強くなる 何で?どうして??? ーーーーーーーーー キリトリ腺ーーーーーーーーー ③キャラクターの雑ストーリー あー、腹減ったなぁ 草むらの影に隠れ思う 日なたに出れないこともないがー 日焼けするのが嫌で出たくない あー、誰か通りかからねぇかなー そう思ってたら 小さな木靴が横切った ああ、丁度良い いただきまーオゴッ?! 大きく開けた口に手が突っ込まれた 手は何かを残し引っ込んで ちょっ、こら勝手に詰め込モゴッ! 追加で3回繰り返されてやっと止まって 『どう?おいしい?』 とか言って来た 何しやがるクソガキーと言おうと思ったが シャリッ、と言う音と共に 甘い汁がハラの奥に流れ込んで来て一旦止めた 俺はハラで中の物を潰し、また潰す 美味い 『やっぱり、いっぱいお腹空いてたんだね』 改めてクソガキを見上げる 体は小さく、食い出はなさそうだ 頭の後ろでぼさぼさの赤茶色の髪を纏めた少女が 俺に笑顔を向けてきている ・・・まあ、コイツを食ったところで さっきのより美味くはないだろ ーオマエ、オレに何を食わせた? 『リンゴだよ!おいしかったでしょ』 美味かった 『ミーナもリンゴ大好きだけど、まものさん  お腹空いてるんでしょ?だからあげる!』 また俺の口にリンゴを突っ込んできた 俺は諦め、シャリシャリ潰して眺めていると 『あっ、もう行かなきゃ!また明日ね!』 走り出すミーナを眺めつつリンゴを飲み込んだ やっぱり甘くて、美味い 太陽が沈んで、また昇り ミーナはやってきたー・・・が その頬は青黒く腫れていた 俺の視線に気付いたのか 『えへへ・・・昨日怒られちゃって』 「おい・・・」と言おうした所で コイツはまたリンゴをねじ込んで来やがった! おいこらやめろ、無理に押し込むな! 『ねね、おいしい?おいしい?』 ミーナはわくわくした顔で覗き込んでくる いや美味いけど、詰め込むなよ・・・ 俺はシャリシャリ音を立ててハラで潰す 『それじゃまものさん、またあしたね!』 おい待てよ・・・あー、行っちまった 俺はまだ「レイ」とやらを言ってねぇんだぞ チッ 太陽が沈んで、また昇って あれ以来、ミーナは来なくなった それからまた太陽が沈み、また昇って またまた太陽が沈み、またまた昇っても 何度太陽が昇り沈んでも ミーナは来なかった あー、ハラ減ったなぁ ハラ減ったぞミーナ 人間にとって ヤクソクは大事じゃなかったのかよ? 仕方ねーな 俺から行ってやるか 夜になり 俺はこっそり村に忍び込む 壁や地面に擬態しつつ 通りかかった第一村人に話しかけた ーおい、ミーナはどこだ 人間が逃げ出そうとしたから 丸呑みにして、記憶を読む あぶねーな、叫ぶんじゃねぇよ 俺ァ弱いんだから あの建物の2階か 俺は素早く建物に忍び込むと2階へ上り ドアの前へ到着 おいミーナ!俺が来てやったぞ!! リンゴよこせ! ハラ減ったぞ! 扉をこじ開けて中に入る でも そこにはミーナは居なくて 真っ赤な髪をした ガキが寝てるだけだった ミーナじゃない・・・ ソレを丸呑みにして外に出た 他の家に潜り込みくまなく探す ミーナ何処だ?おーい ここにも居ない ミーナこっちか?やっぱり居ない 叫び声が聞こえた 「この化け物め!」うっさい! 冒険者が俺の上に来たから丸呑みにしてやった うぇっ、不味い・・・ぺっぺっ 全部の家を見て回ったが ミーナは見つからなかった どこ行ったんだよミーナ 朝が近付いて ふと俺は気付く、俺は天才か? 見つからないならミーナの姿になって 人間に聞けば良いんじゃないか! 人間の姿に擬態するのは初めてだが カガミを見る限り、タブン大丈夫だろう、タブン 後は・・・声と、コトバ遣い、だったか? 『ア、アぁー、うん、ウん、私、ミーナ!  イモート探してるの!ミーナていうの!』 こんなもんか? 髪の色は違うし 髪型もちょっと違う気がする でもきっとなんとかなるだろ、うん 絶対見つけるからな!ミーナ リンゴ腹いっぱい食わせて貰うからなガハハ ・・・それにしても ハラ減ったなぁ ミーナのリンゴ、食いてぇなぁ 思い出してたら、不意によだれが垂れた それから数百年 私は魔王軍四天王になったし、魔王にもなった 権力も使ってミーナを探させたけど ミーナは見つからなくて 正直、泣きたくなった そして今 私は過去最悪の状況に陥っている ここは辺境酒場『魔王殿』 そこで私は正座をさせられ 今、目の前で元上司 『大魔王ルピナス』の糸目が 可愛いフリルの付いた給仕服を着たまま 私の事を笑顔のまま睨み付けてきている いや何でルピナス様ここに居るのよ?? いやいやそれよりさ、大魔王が給仕ってぷふー! ルピナスの眼光が強くなった気がした、やっば おっと いやいや、どうか読者の皆様には 言い訳をさせて欲しい こうなったのは たまたま路銀が足りなかったのだよ! それでツケてもらおぅとー・・・ 『何も言わず出た時点で食い逃げなのよ・・・』 冷たく言い放つ元上司様、青筋もチャーミングですね 全く以てその通りです・・・ごめんなさい とりあえず DOGEZA をする、ゆるして下さい その結果 『ラッシャーセー』 今日も私はこの酒場でタダ働きをさせられている 私、一応魔王なんですけど?! 『私だって大魔王よ』 私の心を読んだ現先輩ルピナス様が圧を掛けてくる 超こえー、仰るとおりです・・・ おいフェンネル、今笑ったでしょ! ガッシャガシャ音立てて揺れやがって!! 分かってんぞムキー!! 天使のケツ追いかけて来たエロ鎧の癖にぃ!! こら!ダンデ!アンタも笑ったな!! 肩が揺れてるからわかるんだぞ! もー!! んもー!!! そうして毎日慌ただしく働いて、動き回って そのせいか空腹は少しだけ ほんの少しだけ 楽になった気がする あーあ、ミーナの林檎が食べたいなぁ 思い出してたら、不意に涙がこぼれた ーーーーーーーーー キリトリ腺ーーーーーーーーー ④その他雑メモ [箱なしミミック少女のあおいさん] 実は『魔王殿』で捕まった後、名前を聞かれた際 偶然近くに居た軍人の名前をパクった ルピナスも彼女に名前が無いのを知っている上で あえてそのまま名乗らせている なお、彼女が『ファミリーネーム』までパクってたら 間違いなく首と胴体がさよならor銃殺されていただろう もしかしなくても:ヒナヅキ・アオイ https://ai-battler.com/battle/070c8c9f-3674-4f52-98bb-b2f75eae089f [ミミック帽②] いつか『ミーナ』を見つけられた時の為 あえて形だけは残した本体 どこに居るんだよー [ミーナとミミック] ミミックは今日も目を背け続ける ミーナはきっと何処かにいるのだと あの日からずっと 本当は全部知ってる 本当は全部分かってる ただ、本当の事を信じたくないだけ あの日からずっと ずっと、二人はいつも一緒