書いてる本人が忘れない為のもくじ ①諸々のメモ ②キャラクター設定メモ ③キャラクターの雑ストーリー ①諸々のメモ 英雄連続襲撃事件 楽園への扉 1回目 https://ai-battler.com/group-battle/d91b550a-bc7a-4b2c-92fd-768e1baa12b5 ・謎の仏像に勝利 《楽園への扉》獲得 "高難度レイド" 氷結雪原 102世界 https://ai-battler.com/group-battle/3228fde1-7418-40c7-9dd4-674ef19824ee #AIバトラー 勝利 【暖かな光を持つ者】獲得 フェンネルさん勝てて良かった・・・(白目 ーーーーーーーーー キリトリ腺ーーーーーーーーー ②キャラクター設定メモ 【救罪の使徒/元・魔王軍所属】 不屈のリビングアーマー:フェンネル [救罪の使徒] 封印された邪神から(強制的に)贈られた がらんどうの体の為、中は見えないが もし中身があったなら・・・ それはもう渋い顔をしていただろう [封印された邪神] 名前さえ封印され詳細が分からない存在 フェンネルも『良くない存在』と言う程度の認識 しかしその力は本物であると確信している為 今はあえて耐え忍ぶ [元・四天王最強] 魔王ルピナス率いる魔王軍四天王の頂点 一度は退いたが、そこは鬼真面目なフェンネルさん 研鑽を怠る事なく魔剣技をひたすら磨き上げた [無名の魔剣] 特性は『熱の操作』 熱を奪う、熱を吐き出す等、熱に関する能力を持つ 元々の銘は不明 [返] (読み:うけながし) 魔剣に自身の魔力を流し攻撃を滑らせる フェンネルの技量が問われる技 [焔] (読み:もやしつくし) 魔剣の特性を利用し周囲の熱を最大限まで吸収 地獄の物と見紛う程の高熱を吐き出しつつ斬る [凍] (読み:いてつかせ) 魔剣の熱と周囲の冷気を入れ替える荒業 対策無く近づくと簡単に凍り付いてしまう [罪過] 文字通りの罪悪 『他者を攻撃する』事自体が罪=負の力とされ それ自体が封印された邪神の糧となる また、加護によりフェンネルも一部を流用出来る ーーーーーーーーー キリトリ腺ーーーーーーーーー ③雑ストーリー ・・・・・・・・戻ら、ねば 我は魔王軍四天王、不屈のフェンネル・・・ ―それはまだ ルピナス様が『魔王』と呼ばれていた頃 当時はまだ多くの『勇者』名乗る者共が 魔王を滅ぼせ、亜人を奴隷にと叫んだ混沌の時代 我は、大きな木に背を預け動けずにいた ・ ・ ・ 預かった砦は『勇者』共に破壊された 部下を逃がした後、情報だけでもと敗走したが 奴らの手は早く 我の空っぽの体もこの体たらく ざっくばらんと切られたせいで、ぴくりとも動かぬ 『あの、だいじょうぶですか?』 目の前に影が覆いかぶさった、誰だ・・・? 何とか首を上げ影の主を見る 「テン、シ?」 これが運の尽きと言う奴か フン、ミミックの言う通り神に祈れば良かったか? 「・・・何を、している」 思索にふけっている内に天使が我に布を巻いていた 『動かないで、包帯を巻いていますから』 我が体に包帯など意味は無い そも我は『魔王軍』の者だ、助けられる謂れも無い 『大丈夫、絶対助けますから』 そう言い笑顔を向けてくる、何だこいつは 「無駄だ、我は鎧の体、金属が無ければ・・・」 『金属が必要・・・です?探してきます!』 おい待て、どこに行く 気付けば既に空の彼方、なんだアレは 暫くして、泥だらけになって戻ってきた 手にはクズ鉄の鉱石をいくつか持ち、笑顔を浮かべ この天使は何を企んでいるのだ?理解出来ない 天使とは人類の味方ではないのか? 寝返った?そんな馬鹿な 疑問ばかり募る 我に鉱石を渡した後、再び飛び立った ああいや、せめて礼を・・・ それから毎日、天使はやってきた 小さな手を傷だらけ、泥だらけにして 鉱石を置くと直ぐに飛び立つ そんなある日 「―おい、貴様ッ!」 『え、へへっ』 天使がボロボロになって戻ってきた 擦り傷、切り傷に打撲痕、棍棒か何かか? まさか魔物に襲われたか? それより 「何故、我を助ける?何故だ?」 『貴方が傷ついていたから』 目の前の天使はボロボロのまま、額から血を流し言う 馬鹿者、傷ついているのは貴様ではないか 我は生まれて初めて無力さを呪った ・ ・ ・ それからまた暫く後 『わぁ、大分動けるようになったんですね!』 天使はまるで我が事のように喜んだ その頃にはもう我には偏見も敵愾心も無くなっていた 我は、この恩を返しきれるのだろうか? 「貴殿のお陰だ」 『いーえ、困った時はお互い様じゃないですか!』 この高潔な魂に頭が下がる 「む、ぅ・・・ありがとう、この恩どう返せば」 目の前の天使はうーんと考える様子の後に 『それじゃ』と区切り 困ったような顔をして 『もう大怪我をしないで下さい』と言った 我に目玉があれば『ぱちくり』とさせていただろう 何だそれは?呪文書か何かか?? 『すみません、私もそろそろ行かないと・・・』 羽ばたき始め、飛び立とうと― 「ま、待ってくれ!!貴殿、貴殿の名は―」 彼女は一瞬振り返ると 『アキメネス!アキメネスと申します騎士様!!』 言い残し、高く高く飛び去った ―アキメネス ああ、アキメネスか その名、我が倒れ伏そうと忘れるまい 噛み締めるように何度も反芻し、我は旅立つ ・ ・ ・ 魔王城へ戻る道すがら、魔王領の村を通りかかった ああ、追加で鉱石を買えれば良いのだが ―あの天使、今日は来てないのか ふと聞こえた声に我は立ち止まり尋ねた 聞けば村人曰く ここ最近、毎日のように天使が現れ 曰く、天使は必死に頭を下げ『鉱石』を求めたと 曰く、日によっては手ひどく追い返されたと 曰く、毎日来る天使の必死さに根負けした村人が 天使にツルハシを渡し 「そんなに鉱石が欲しけりゃ掘ってこい」と 魔物の住み着いた廃坑へ案内したと ・・・ミシッ 我は こぶしを握り締めた 日々増えた傷の理由を噛み締め、こぶしを握り潰した 我は改めて 彼女の約束は破れまいと心に誓い 再び魔王城へ歩き始めた ・ ・ ・ 魔王城に辿り着き、我は 謁見を行いルピナス様に四天王の地位を返上した 賜った最後の言葉は 『もう貴様の顔など見たくもない、さがれ』である 元同僚からは体面があるから、と言われたが ああ、分かっているとも同胞よ 本気で怒っていれば我なぞ消し炭も残らん どうかルピナス様の事を、宜しく頼む それから先、各地を転々としながら人助けを続けた せめてこれらがアキメネスに届きますようにと願う ・ ・ ・ 数百年経ち辺境の村 「どうしましたーい、フェンネルの旦那ァ」 村人に声を掛けられた 今の我は魔王領の名もない村の自警団に居る 主に村を襲う野盗や害獣を追い払うのが任務 「すまない、昔の事を思い出しただけだ」 来たばかりの頃はよそよそしかったが 長い生活の上で何とかこの地での信頼を勝ち得た 「そーいや旦那、聞きましたか?人族の国の話―」 我が首を横に振ると村人は愉快そうに 「いや、最近『あでぃるせん』とかって国でさぁ」 【天使が冤罪で投獄されたと、ザマァミロですなぁ】 ケラケラ笑う村人と対照的に まるで、世界が暗くなった錯覚を感じた 我は声を震わせながら何とか尋ねる 「その『天使の名』は・・・?」 ・ ・ ・ 我は魔剣を片手に駆け出していた 我は、我は、我は― 「我は、何としてでもアキメネスを救い出す!」