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CASE-19『バックアタック・ラバーダック』

【観測記録 : CASE-19】 識別番号 : CASE-19 識別名称 : “An Ordinary Rubber Duck”/“なんの変哲もないラバーダック” 危険等級 : C 分類 : 概念反射型異常存在 観測世界群 : 第█層低位文明世界 ■概要 CASE-19は███社より一般発売されている浴槽用玩具“ラバーダック”と酷似した異常存在です。 対象はエージェント・██の自宅浴槽内に浮かべられていた多数のラバーダック群の中から偶然発見されました。 ■異常性質 CASE-19は通常では考えられない極端な弾性を有しています。 この弾性は物理現象に限定されず、法則改変・情報汚染を含むあらゆる作用に対して発揮されます。 またCASE-19は、自身へ明確な敵意・加害意思を向けた対象に対し、自律的な反撃行動を行います。 反撃行動は共通して、「対象の背後へ瞬間的に移動し、未知の衝撃によって意識または敵対理由を弾き飛ばす」 という内容で統一されています。 なお、CASE-19を一般的な玩具として扱った人物への被害報告は現在確認されていません。 【実験記録-19-A】 実験内容 : 触れたものを消滅させる能力を持つ被験者AをCASE-19へ接触させる。 結果 : 被験者Aの能力発動直後、CASE-19の異常特性が発現。 CASE-19は被験者Aの手の上から瞬間的に移動し、被験者Aに向け未知の衝撃波を発生。 接触者Aは数秒間沈黙した後、 「……あれ? 俺、何しに来たんだっけ」 と発言。 被験者Aは数秒間CASE-19を見つめた後、極めて自然な動作で浴槽内へ戻し、退室しました。 ■補遺 CASE-19は現在、低危険度玩具保管庫内にて保管中です。 収容担当職員からは、 ・「妙に安心感がある」 ・「風呂に浮かべたくなる」 ・「見ていると癒される」 といった共通証言が報告されています。 なお、CASE-19を“ただのラバーダックである”と認識している人物ほど、異常性の影響を受けにくい傾向が確認されています。