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【第二十話】底の底の、そのまた底の

【異形の核】 魔女スペア・アルファが叡智の家で行った実験結果を基に開発した魔導具。 宿主を理の外側へと導き『超越者』の高みへと至らせる『進化の核』を意図的に劣化させることで宿主への負荷を軽減したもの。 進化の核が持つ進化・変異の性質を残しながらも、適応に必要な条件を大幅に緩和することで安定性を高め、宿主をほとんど選ばずに使用できるよう改良されている。 異形の核の宿主は肉体や魔力に急激な変異を引き起こし、通常の生物では到底得られぬ程の強大な力を獲得する。 一方で、その代償として精神に重大な影響を及ぼす。 肉体の変異に伴って人格や知性、思考能力などが変質する例が多く、自我を失い、心身共に怪物へと成り果てる個体も少なくない。 生命の限界を超え、より高次の存在へと至ることを目的としている進化の核とは異なり、異形の核は強大な力を持つ兵士を安定して量産することを目的としている。