現時点で判明している銀河帝王グソクムシの生体 ・あらゆる環境に適応可能な強い生命力と、鎧のように背中を覆う異常な程に頑丈な皮膚を持つ ・白い体色は角度によって若干青みがかって見えたり、僅かに透けて内部が発光しているように見えたりもする ・体色の変化は、食べた物質による影響の可能性がある ・遊泳脚を使い、宇宙空間を泳ぐように漂い餌を求めて銀河中を巡る ・基本的に背中を上にして泳ぐが、腹を上にして滑るように泳ぐ姿も確認されている ・雑食性で、物質問わず非常によく食べるが、食べている物は無機物しか確認されていない ・体内に栄養を溜め込むため飢餓に強く、数百年食べなくても問題なく活動可能 ・文明が発達した星で知的生命体が作り出した大量の人工物が何らかの理由で廃棄され、その破片は瓦礫のように宇宙空間を漂う。銀河帝王グソクムシはそれらの宇宙ゴミを主食としている ・どこかの惑星に落下する前の隕石に自らぶつかりに行き、粉々に砕け散った隕石の破片を食べる様子が確認されている ・死んだ星の周辺を漂っている姿が目撃されている ・銀河帝王グソクムシと形状が非常によく似た3m程の宇宙生物が複数体確認されているが、30mの巨体を持つ個体は銀河帝王グソクムシのみだと思われる ・銀河帝王グソクムシも元々は3m程だったという説が有力で、時代と共に宇宙ゴミが増加し餌が豊富になった事による巨大化、もしくは何らかの原因で起きた突然変異とも考えられる ・宇宙の環境を綺麗に保つので神として崇める者もいるが、「星喰いの怪物」として銀河帝王グソクムシを駆除しようとする者も存在する ・ここまで書いていて結構いろいろ判明してるんだな〜って思ったが、我々はこれからもこの奇妙な宇宙生物の謎を解明すべく調査を続けていく