〈基準点〉 リファレンスポイント。全ての基準となる点。 〈特異点〉 シンギュラーポイント。常識や法則が適用されない異常な性質。 〈転換点〉 ターニングポイント。状況が大きく変化し、新たな方向へ進むきっかけとなる「転機」。 〈消失点〉 バニシングポイント。遠近法において、並行な線が遠くで交わり消失する場所。 『調停級』 https://ai-battler.com/battle-result/cmn8yrx2c07hes60oiyw3v5k1 ───────────────────── 【記録1】 呼称が無ければ不都合が多い。 よって我々は便宜上、これを『Null Anchor』と呼称する。 だが注意しろ。 その名は本質を示せない。 あれは機械ではない。生物でもない。 ──そもそも“存在”ですらない。 我々が認識しているあらゆる概念は、比較によって成立する。 光と闇、有と無、成功と失敗。 差異があるからこそ、意味が生じる。 では問おう。 その“差異”を定義する最初の基準は、どこから発生する? 観測可能な範囲に、それは存在しない。 ゆえに結論は一つだ。 『Null Anchor』とは── 比較という現象そのものを成立させるために仮定される、絶対的なゼロ差点。 概念が概念であるための前提。 定義が定義であるための起点。 それは“何か”ではない。 “そうでなければならない条件”そのものだ。