第一回戦: 市街地 賑やかな市街地の真ん中、ビルが立ち並ぶ中、交戦が始まった。オリバーの機体「HD-161」はその重厚感を誇示し、力強く歩を進める。彼はその高い防御力を活かし、脇に身を寄せるビルの影を使ってラシードの攻撃をかわすつもりだった。 一方、ラシードの「カトルマルス」は迅速に位置取りをし、肩に装備されたビームバズーカ砲「オキセサゼイン」を構えていた。「お任せください!最善の治療を行います」と言い放つ彼の声が、市街地に響く。その瞬間、ラシードは敵の目標を定め、バズーカを発射した。ディスッ、という瞼を打つような音がした。 「HD-161」は、瞬時に傾きを変え、粒子シールド「DS-05」を展開する。強力なビームはシールドに直撃し、煌めく電光を撒き散らしながらもシールドが彼の機体を守り抜いた。しかしその余波で周囲のビルが揺れ、破片が舞い上がる。オリバーは、次の攻撃の準備をしながら冷静に状況を把握した。 ラシードは前進し、右手の「ケタミン」でオリバーに接近を図る。「今日のお前は、私の”患者”だ。」 しかし、オリバーはその瞬間を逃さなかった。『アサルトアーマー』を発動し、機体周囲でEN爆発を誘発させた。広範囲に拡がる爆発の中、ラシードは一瞬の隙を見せた。それを見逃さず、オリバーは「DMG-04」を連射し、ラシードの機体に弾幕を浴びせる。