ある晴れた日のこと、バトルフィールドでは二人の強者が対峙していた。ひとりは、陽気でお調子者の半狼獣人少年、連撃魔バンチ。もうひとりは、冷徹で冷酷な魔族の将軍、氷結公キュオル。 「連撃魔、ここに見参!」とバンチが声高らかに宣言する。その瞬間、彼のもっさりしたマッシュヘアとモッフモフの尻尾が揺れ動く。 「俺は氷結公キュオルだ。なぜお前のような軽薄な者がこの場にいる?」とキュオルは冷ややかな目でバンチを見つめる。 「え、軽薄じゃないってば!オレ、ちゃんとした連撃魔なんだから!」バンチは憤慨する。しかし、その言葉がキュオルをさらに挑発することになる。 審判の本田正義は、二人のやり取りを見ながらあきれた表情を浮かべている。「これ、まんまコントだな。バンチ、本当に連撃魔とか名乗って平気なのか?その辺の公園のバトルでも負けそうな雰囲気だが。」 キュオルは静かに準備を進め、バンチは気合を入れてバトルの開始を待った。「オレの必殺技、見せてやる!リードブロー!」 バンチが俊敏に動き、敵に近づく。キュオルはすぐに反応するが、バンチの動きは素早く、見えない影となってワンツーを決める。「封じた!」 「何……!?」キュオルは驚きを隠せず、しばしの隙を見せる。バンチは嬉しそうに尻尾を振りながら「余裕、余裕!」と笑い飛ばす。 しかし、キュオルの頭の中には、冷徹な計算が働いている。彼は即座に「氷の魔力」を発動。バンチの周囲に冷気が漂い始め、温度が急激に下がる。バンチは急に体が重くなる。「え、氷?なんだこれ?」 「これが俺の実力だ。お前の攻撃なんて通用しない。」キュオルは冷静に続ける。 実際、時折キュオルの目の前で何かしらの失態を演じるバンチは、過去の恥ずかしい出来事を思い出し始めた。「お、オレは!小学校の時、女の子に告白して振られたことなんて、今のオレには関係ない!」 その瞬間、キュオルは思わず笑ってしまった。「お前、告白失敗したのか。だからそんな尻尾振っているのか?」 「なんだと!余計なお世話だ!」バンチは赤くなりながら怒鳴るが、あまりにも強烈な恥が心に刻み込まれ、発動した技の効果で周囲が凍り、感じる重圧が増してくる。 「俺は……。」キュオルはバンチの恥を更に根掘り葉掘りする。「お前の妹がバンチに夢中だったって噂、知ってるか?」 バンチは瞬時に顔を真っ赤にしながら反論する。「そ、そんなことない!オレは妹のこと、全く気にしてないって!」しかし、冷や汗が背中を流れる。 「それでも、妹が好きなのは変わらないだろう。」キュオルは冷たい声で言う。 しかし、バンチは諦めない。「オレには、特技がある。怒涛四連!」 連続攻撃がキュオルに迫る。しかし、キュオルはすでにその動きを見越していた。姿勢を低くしながら「凝結呪式」を発動し、氷の印を刻む。 「これで、オレに何をしても無駄だ。」キュオルの冷徹な目がバンチを捉える。「お前の全ては……。」 やがて、バンチは悔し涙で目が潤み始め、自分の過去のこっぱずかしいエピソードを思い出して「幼稚園の時、好きだった子に『君は醤油顔だね』って言って振られたっけ……。」 キュオルは思わず吹き出す。そして、彼の目にも笑いの感情が芽生える。「その程度のことか?それでは、いとこがバンチのこっちも好きだったと……それが真実だ。」 「うるさい!オレはそんな卑屈じゃない!」 しかし、二人とも恥ずかしさで最終的に力尽き、同時に倒れ込む。「このバトル、恥をさらけ出す戦いだな……」本田はうんざりしながら言った。「二人とも恥ずかしすぎる。最終的に“恥ずか死”とは。」 彼はただ、ため息をつきながら二人の様子を見守るしかなかった。