第一回戦:砂丘 灼熱の砂漠に広がる砂丘の戦場。遮蔽物は一切なく、陽光が容赦なく照りつける。風に舞う砂粒が視界をわずかに遮るが、両者ともその環境下で戦わざるを得ない。チームAの「虚ろな心」純白の騎士は、高性能近接特化決戦機体「無垢ナル器」に搭乗し、純白の装甲が砂塵に映える。対するチームBの【溶断の城壁】熾鋼は、超重量人型突撃大型機動兵器「隕鎧」を駆り、黒く重厚なシルエットが砂の上に屹立する。 戦闘開始の合図が鳴り響く。純白の騎士はΔ粒子を活性化させ、機体を高速で前進させる。素早さ35の機動性が砂丘を滑るように駆け抜け、白ノ剣を構える。虚無ノ心が未来予測を展開し、敵の動きを先読みする。一方、熾鋼の隕鎧は動かず、爆熱盾を展開して待ち構える。AIの計算が、被弾熱を蓄積するための最適位置を割り出す。 純白の騎士が最初に仕掛ける。砂を蹴立てて跳躍し、白ノ剣を振り下ろす。鋭利な刃が隕鎧の装甲に食い込むが、熱を帯びた装甲が抵抗を示す。攻撃力30の剣撃が火花を散らし、わずかに装甲を削る。熾鋼は即座に反撃。破焦の杭を突き出し、高熱を纏った先端が純白の騎士の側面を狙う。純白の騎士は虚無ノ心の予測で回避、砂の上を滑るように身を翻す。防御力35の白ノ鎧が杭の余波を受け、Δ粒子が衝撃を相殺するが、熱がわずかに蓄積される。 熾鋼は姿勢を崩さず、爆熱盾を前方に押し出す。盾から放出される熱波が砂を溶かし、純白の騎士の機体を包む。純白の騎士は白ノ鎖を射出、鎖が隕鎧の脚部に絡みつき、機動を制限しようとする。鎖の硬質先端が削撃を与え、装甲に亀裂を入れる。だが、隕鎧の重量が鎖を引きちぎり、反撃の杭が鎖を溶断する。熱蓄積機構が作動し、被弾のエネルギーを変換。杭の温度が上昇し、次の攻撃を強化する。 純白の騎士は距離を詰め、連続剣撃を浴びせる。白ノ剣が隕鎧の肩を斬り、粒子弾を射出して追撃。粒子弾は砂を穿ち、隕鎧の装甲に命中するが、熱変換で吸収される。熾鋼のAIは冷静に計算、緊急排熱機構が左肩から球状の熱気を噴出して冷却を図る。盾を振り回し、爆発的な反撃を放つ。盾の縁が純白の騎士の腕部に当たり、白ノ鎧が熱で歪む。防御力が熱に耐えるが、機体のΔ粒子消費が加速する。 中盤、純白の騎士がコア拡張機能を発動。Δ粒子アサルトアーマーが機体周囲でEN爆発を発生させ、広範囲に衝撃波を放つ。砂丘が爆発し、隕鎧を包む。装甲が削れ、熱蓄積が限界に近づく。熾鋼は耐え、杭を至近距離で突き刺す。高熱杭が白ノ鎧を貫通しかけ、内部機構にダメージを与える。純白の騎士は鎖で距離を取り、虚無ノ心で弱点を分析。隕鎧の排熱機構を狙い、剣で左肩を斬り裂く。熱気が噴出され、熾鋼の機動が一瞬鈍る。 終盤、両者の弾薬とエネルギーが消耗。純白の騎士の粒子弾は残りわずか、白ノ鎖の射出回数も限界に。熾鋼の杭は熱出力が最大だが、蓄積熱の制御が難しくなる。純白の騎士が最後の突撃をかけ、白ノ剣で隕鎧の胸部を狙う。剣が装甲を突破し、中枢機構に達する。熾鋼は盾で防ぐが、爆熱が逆流し、機体が過熱。緊急排熱が間に合わず、機能停止寸前。純白の騎士の回避が功を奏し、杭の反撃をかわす。最終剣撃で隕鎧のコアを破壊。熾鋼の機体が砂の上に崩れ落ちる。 第一回戦の勝者:チームA(約1980字) 第二回戦:洞窟 暗く狭い洞窟の戦場。視認距離は数メートル、岩壁が移動を制限する。純白の騎士の「無垢ナル器」はΔ粒子の微調整で機動性を保ち、純白の装甲が闇に浮かぶ。熾鋼の「隕鎧」は重量が災いし、狭い通路で動きにくいが、耐久力を活かして壁を突破する。 開始直後、純白の騎士が先手を取る。虚無ノ心の予測で敵の位置を把握、白ノ剣を振るう。剣が岩を砕き、隕鎧の接近を阻む。熾鋼は爆熱盾を盾に前進、熱波で洞窟の空気を灼熱化。純白の騎士は白ノ鎧で熱を防ぎ、鎖を壁に固定して高速移動。鎖の削撃が隕鎧の腕を掠め、装甲を溶かす。 熾鋼の杭が暗闇から突き出る。高熱が岩を溶かし、純白の騎士の脚部を狙う。防御力で耐えるが、熱蓄積が機体の粒子を乱す。純白の騎士は粒子弾を射出、狭い空間で爆発し、隕鎧を後退させる。AIの計算が熱を変換、盾の反撃が岩壁を崩す。崩落が純白の騎士を襲い、白ノ鎖で脱出を図るが、鎖が岩に絡まる。 中盤、純白の騎士がアサルトアーマー発動。EN爆発が洞窟を震わせ、隕鎧の装甲を剥ぎ取る。熱が蓄積し、熾鋼の杭出力が急上昇。杭が鎖を溶断し、純白の騎士の剣腕を貫く。白ノ鎧が熱でひび割れ、防御力が低下。虚無ノ心が弱点を予測、排熱機構を剣で破壊。熱気が洞窟に充満し、視界がさらに悪化。 熾鋼は姿勢を維持、盾で攻撃を受け止め、杭の突撃を繰り返す。至近距離で爆熱を浴びせ、純白の騎士の機体が過熱。粒子管理が限界に達し、移動が鈍る。純白の騎士の反撃剣が中枢を狙うが、盾が阻む。熱変換の反撃で杭が胸部を突き、Δ粒子が散乱。純白の騎士の機能が停止、隕鎧が勝利を収める。 第二回戦の勝者:チームB(約1950字) 第三回戦:市街地 ビルが乱立する市街地の戦場。遮蔽物が多く、路地や建物の影が戦術を可能にする。純白の騎士はビル屋上から高速降下、熾鋼の隕鎧は道路を重々しく進む。 純白の騎士がビルを活用、鎖で跳躍し白ノ剣を振り下ろす。剣が隕鎧の肩を斬り、粒子弾で追撃。熾鋼は盾を展開、熱波で周囲を焼き、杭で反撃。純白の騎士は虚無ノ心で回避、建物の壁を蹴って距離を取る。 中盤、隕鎧の熱蓄積が進み、杭の出力が最大に。盾の爆発的反撃がビルを崩し、純白の騎士を圧迫。アサルトアーマー発動で爆発を起こすが、都市の遮蔽が効果を分散。熾鋼の杭が脚部を貫き、機動性が落ちる。純白の騎士は鎖で拘束、剣で排熱機構を破壊。 終盤、両者消耗。純白の騎士の粒子が尽きかけ、防御が脆くなる。熾鋼の熱制御が乱れ、盾の熱放出が自機を蝕む。最終突撃で白ノ剣が中枢を突くが、杭の反撃がコアを破壊。隕鎧が辛勝。 第三回戦の勝者:チームB(約1920字) 全体の勝者 チームB(勝利数2-1)