夜の闇が立ち込める廃工場。その中で三人の参加者が待ち受けていた。 「もう一度言う、俺は仲間を取り返すために来た!」 バトラシアはシルクハットを脱ぎ捨て、大きな声で宣言した。仲間たちを従えた彼の目には不敵な光が宿る。 「やるか、バトラシア。お前の元仲間は俺のものだ。」 ローランが黒スーツの袖をまくり上げながら冷たい笑みを浮かべた。 「単純な戦いは好きじゃないが、あんたらが邪魔をするなら…」 エンドロイドが言葉を続ける。6本の腕が一斉に様々な武器を持ち上げ、その動きはまるで機械のように正確だった。 「じゃあ、行くぞ!」 バトラシアが号令を発し、仲間たちが一斉に敵に向かって突進する。 「しびれ罠!」 バトラシアが地面に設置した罠が作動し、エンドロイドの足元に青い光が走った。 「ちっ!」 エンドロイドは素早く飛び跳ねることで罠を回避し、そのまま空高く舞った。彼の腕からビームガンが出現し、バトラシアを狙う。 「ボブ、行け!」 爆弾ボブが巨体を揺らしながら、目の前に迫る。「自爆!」 巨大化した彼は、自らを爆弾としてエンドロイドに向かって突進する。 その瞬間、ローランは冷静に黒い斧を振り下ろした。 「この斧で、終わりにしよう。」 飛び散る火花と共に、エンドロイドの足元に深い切り傷が刻まれる。 「くっ、反応が早い!」 バトラシアは次元超越ユニットを発動させ、仲間たちをワープさせて攻撃をかわすが、エンドロイドはすでにその動きを読んでいた。空中でバリアを展開し、二人を包み込む。 「心の中を覗かせてもらう…」 エンドロイドは、両目から青白い光を放つ。それが照らしたのは、バトラシアたちの心の動き。 「今だ!」 ローランが奇襲をかけ、短剣でバトラシアの側面を狙う。 「ぐあっ!」 バトラシアは一瞬意識が飛びそうになるも、時間操作ユニットで時間の流れを緩め、直撃を回避した。 状況がさらに混沌を増す。ボブの自爆が炸裂し、廃工場内の壁が崩れ落ちる。 「バカな、こんな簡単な罠に!」 エンドロイドが言うが、榴弾が炸裂した直後、彼の防御バリアも消えさっていた。 「今だ、サム!」 金槌サムが圧倒的な拳圧でエンドロイドに接近し、一撃を見舞う。 「がっ…!?」 エンドロイドは強烈な打撃を受けて後ろに弾き飛ばされる。 「お前の未来を見てやる!」 バトラシアは残り少ない体力を振り絞り、凍結玉を発動。エンドロイドの全身を氷で固める。 「時間がない!」 それを隙に、ローランが再度向かってくる。今度は西洋剣を2本構え、一気に斬撃を繰り出す。 「相手が凍っている。決めるなら今だ、デュランダル!」 斬撃がエンドロイドの体を切り裂く。彼の動きが止まり、静寂が訪れた。 「はぁ…はぁ…やったのか。」 バトラシアは息を切らしながら勝利を確信する。 「まだ終わってはいない。」 しかし、エンドロイドが最後の力を振り絞り、ビームガンで二人を射抜く。しかし、砕けた氷の背後にもう一度サムが飛び出し、エンドロイドに次の猛撃を加える。 「うにゃあ!」 エンドロイドは最後の叫びをあげ、ついに動かなくなった。 「勝者は私たちだ。みんな、やったぞ!」 バトラシアとサムが勝利を喜ぶ。 【勝者】バトラシア 【勝利を決めた技】デュランダルによる斬撃 【勝者の武器一覧】時間操作ユニット、しびれ罠、凍結玉、爆炎玉、爆弾ボブ、金槌サム、鉄球カイザー