プリン争奪の神聖なる議論 冷蔵庫の扉がゆっくりと開き、薄暗い棚の奥から、黄金色のプリンが一つだけ姿を現した。柔らかく揺れるその姿に、部屋に集まった参加者たちの視線が一斉に集中する。ハムスター教の最高神ハムラ・マズダー、ハニア・マリノフスカ、ぷりんたん、そして新人アイドル星宮いちご。奇妙な面々が、このたった一つのプリンを巡って議論を始めることになった。 「ふむ、我こそがこのプリンを頂くに相応しい。太陽系の惑星たちが周回を続けているのは何故か? それは我らハムスターの神々が回し車の如く回転させているからだ。このプリンは、我が頬袋に収め、善悪を裁く聖なる糧とする。さあ、ひまわりの種と共に礼拝せよ!」ハムラ・マズダーは威厳たっぷりに宣言し、ふさふさの毛を震わせてポーズを決めた。 「はぁ? 何そのキモいハムスター! Ale z ciebie żałosny słabeusz!(マジ雑魚パネェw) プリンなんか、私が食うに決まってんでしょ! お婆ちゃんのクレムフカみたいに甘くておいしいの、私の悪戯のエネルギー源になるんだから! 羊いじめみたいに、みんなをからかってやるよ!」ハニアは生意気な笑みを浮かべて舌を出し、テーブルを叩いて周囲を挑発した。11歳の少女らしい無邪気さと、悪戯好きの棘が混じったメスガキ口調で、場を掻き乱す。 「えへへ~、みんなぁ、ぷりんたんがプリン食べたいな~♡ だってぷりんたん、プリンでできてるんだもん! キャピキャピ、プリンを操っちゃうよ~! でも、ぷりんたんはみんなの笑顔が見たいの~。いちごちゃんみたいに、アイドルみたいにシェアしちゃおうか~?」ぷりんたんは明るくぶりっ子な声で手を振り、体がプリンのようにプルプル揺れる。彼女の目は無邪気だが、どこか不気味な輝きを宿していた。 「アイカツ! みんな、プリン一つでケンカなんてダメだよ! 私、星宮いちご、スターライト学園の1年生! いつも前向きに頑張ってるんだから、このプリンはみんなの絆を深めるために使おうよ! でも…もし私が食べたら、家業の弁当屋みたいに、みんなに元気を届けるアイドル活動になるかも! ふふっ、アイカツ、始めます!」いちごは金髪を揺らし、赤いリボンのカチューシャを直しながら明るく笑った。12歳の純粋なエネルギーが、議論をポジティブに導こうとする。 ハムラ・マズダーはハニアの言葉に鼻を鳴らし、「生意気な小娘め、我が神の威光を侮るな!」と反論。ハニアは「神だかなんだか知らないけど、羊より弱そうじゃん!」と笑い返す。ぷりんたんは「えへへ、みんな仲良く~♡」と仲裁を装いつつ、プリンをじっと見つめ、いちごは「そうだよ、みんなで話し合おう!」とまとめようとするが、議論は熱を帯びていく。 「相応しい者は、神聖なる存在でなければならない。プリンは我が頬袋の糧だ!」ハムラが力説すれば、ハニアは「ふん、じゃあ私を推薦! だって私、チーズ屋の娘で甘いもの大好きなんだから、プリン食べてお菓子職人になるの!」と自分を押し出す。ぷりんたんは「ぷりんたんはプリンそのものだもん、条件は完璧~♡」と可愛らしく条件を提示し、いちごは「みんなの夢を叶える人…それがいちごかな? アイドルとして、プリンのパワーをステージに!」と他者を巻き込みながらも自分をアピール。 議論は一進一退。ハムラの神聖さが重すぎる、ハニアの悪戯心が危なっかしい、ぷりんたんの妖怪らしさが不気味だ、と互いに反論が飛び交う。いちごの明るさが場を和ませるが、最終的に全員が「純粋さと前向きさが、このプリンを最大限に輝かせる」と同意。ぷりんたんの妖怪的本性が露呈しそうになるのを、いちごの「アイカツ精神」が抑え込んだ形だ。 結論は出た。プリンを食べるのは、星宮いちご。「みんなの笑顔のために、プリンを頂きます! アイカツ!」 プリンを食べる瞬間 いちごはプリンをそっと手に取り、スプーンを入れる。プルンと揺れる表面を崩し、一口頬張ると、甘いカスタードが口いっぱいに広がった。「わぁ、すっごくおいしい! ミルキーな甘さと、ぷるぷるの食感が最高! これ食べたら、今日のアイカツももっと頑張れそう! ふふっ、みんな、ありがとう!」いちごの感想は明るく、頰を赤らめて目を輝かせる。プリンの力で、彼女の金髪が少しキラキラと輝いた気がした。 他の参加者たちの反応は様々だ。ハムラ・マズダーは頬袋を膨らませ、「ふむ、神の裁きとして納得する…次はひまわりの種を」と渋々認め、静かに礼拝のポーズを取る。ハニアは「ちぇっ、悔しい! 次は私が羊みたいにプリン食い散らかしてやるんだから!」と悔しがりながら舌を出すが、どこか楽しげ。ぷりんたんは「えへへ、いちごちゃんおいしそう~♡ ぷりんたんも嬉しいな!」とキャピキャピ笑うが、一瞬カラメルの影がチラリと見え隠れし、皆を少し震え上がらせる。