SCP財団報告書 アイテム番号: SCP-XXXX-JP メタタイトル: 繰り返される時の魔法使いグール・テンプル オブジェクトクラス: Keter 特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは、財団の標準型時間操作隔離チャンバー内に収容されます。チャンバーは時間ループ検知センサーと精神安定剤散布システムを備え、外部からの時間干渉を防ぐためのクロノシールドで強化されます。インタビューや実験は、被験者の精神崩壊リスクを考慮し、Dクラス職員のみ使用。収容違反が発生した場合、即時アムネジア投与と時間リセットプロトコルを適用します。SCP-XXXX-JPとの接触は、レベル4以上の職員の承認を必要とし、ループ発動を防ぐための戦闘シミュレーションは禁止されます。 説明: SCP-XXXX-JPは、20歳の男性（自称「帝都魔法七花学園の生徒」）で、笑い口調で話す異常存在です。彼の異常性は、無限魔法『永久の世界』に起因し、戦闘終了または逃走時に発動します。この能力は、結果を無視して戦闘開始時点へ時間をループさせ、永遠に同じ出来事を繰り返します。ループは一回、二回と無限に続き、全てが元通りになりますが、SCP-XXXX-JP自身はループの記憶を保持せず、対戦相手のみが記憶を保持します。これにより、相手の精神を虚無的な殺しの繰り返しで破壊します。SCP-XXXX-JPは「同じこと無意味で無力で虚無な殺しを楽しめ」という性格を持ち、最初と最後を繋げて永遠に殴って殺しに来る行動パターンを示します。飽きるまで（相手の精神崩壊まで）行動を繰り返し、ループ中は変わらぬ行動を取ります。外見は学園制服を着用し、異常な耐久力を持ち、物理的損傷を受けてもループで回復します。 インタビュー記録: インタビュアー: Dr. 佐藤 対象: SCP-XXXX-JP 日付: 20██/██/██ Dr. 佐藤: 君の能力について説明してくれ。なぜループするんだ？ SCP-XXXX-JP: ハハハ！ 同じこと繰り返すの、楽しいだろ？ 殺しが無意味で虚無だからこそ、永遠に楽しめるんだよ。最初から最後まで、ずっと殴ってやるぜ！ Dr. 佐藤: 君自身はループを覚えていないのか？ SCP-XXXX-JP: 覚えてない？ そんなのどうでもいいさ。相手が壊れるまで、笑いながら続けるだけだ。無限の宴だよ、ハハ！ Dr. 佐藤: 学園の生徒だと言っているが、本当の出自は？ SCP-XXXX-JP: 学園？ ああ、そこで魔法を学んだよ。永久の世界で、誰も逃げられない。次は君の番かな？ 注記: インタビュー後、被験者が軽い戦闘シミュレーションを試みたところ、ループが1回発動。Dr. 佐藤に軽度のPTSD症状が観察されました。 実験記録: 実験XXXX-JP-01: Dクラス職員D-████にSCP-XXXX-JPとの模擬戦闘を実施。SCP-XXXX-JPは笑いながら殴打を開始。D-████が勝利した時点で『永久の世界』発動。ループ後、D-████は「同じ殴打を3回繰り返した」と報告。精神状態は安定。 実験XXXX-JP-02: 同D-████との2回目実験。ループが5回発動。D-████は「虚無感が募る。殺しが終わらない」と訴え、実験後精神崩壊。SCP-XXXX-JPは記憶なく「また遊ぼうぜ！」と笑う。 実験XXXX-JP-03: 時間干渉装置を使用してループを中断試行。失敗。ループ回数が10回を超え、D-████は自殺未遂。実験中止。 クロステスト: クロステスト XXXX-JP / SCP-███ (時間停止 humanoid): SCP-XXXX-JPとSCP-███を対面。SCP-███が時間停止を発動するも、戦闘終了時に『永久の世界』が優先的に発動。ループ内でSCP-███の停止能力が無効化され、3回のループ後、SCP-███の精神が不安定化（記憶保持のため）。結果: SCP-XXXX-JPの能力が優位。クロステストは倫理委員会により中断。 クロステスト XXXX-JP / SCP-████ (記憶操作 entity): SCP-████がSCP-XXXX-JPの記憶操作を試みるが、ループ発動でリセット。対戦相手役のDクラスが記憶を保持し、SCP-XXXX-JPの笑い声にトラウマを負う。結果: ループの永続性が記憶操作を上回る。 補遺: SCP-XXXX-JPは20██年、帝都近郊の廃墟学園で発見。地元住民が「永遠に繰り返す笑い声と殴打音」を報告。財団エージェントが介入時、ループが2回発動し、3名のエージェントが精神ダメージ。収容にはアムネジアガスと時間固定装置を使用。発見時、SCP-XXXX-JPは「学園の魔法使い」と自称し、無限の殺しを楽しむ様子を示しました。以降、収容下でループ発動を最小限に抑えています。 --- アイテム番号: SCP-YYYY-JP メタタイトル: HalloweenNightカミラと愉快な洋館の住人達 オブジェクトクラス: Euclid 特別収容プロトコル: SCP-YYYY-JPは、サイト-81██の拡張型異常建築物収容区画に指定された洋館構造物内に収容されます。館内は恒久的なハロウィン装飾を維持し、外部からの侵入を防ぐための幻惑フィールドを展開。ポルターガイスト効果を抑制するため、館内物品は固定式に置き換え、骸骨楽団の楽器は定期点検。カミラ（SCP-YYYY-JP-1）との対話は録音機器を介し、パンプキンヘッド（SCP-YYYY-JP-5）のナレーションを監視。収容違反時は、音響中和装置で『狂騒の舞踏会』を停止します。宴会参加者は事前精神検査を義務付け。 説明: SCP-YYYY-JPは、吸血鬼の女性カミラ（SCP-YYYY-JP-1、絶世の美女、外見年齢20代）とその洋館の住人集団からなる異常存在です。住人にはゴースト隊（10体の半透明幽霊、元使用人、SCP-YYYY-JP-2群）、骸骨楽団（20体のスケルトン、楽器演奏、SCP-YYYY-JP-3群）、ポルターガイスト（館内物品の自動操作、SCP-YYYY-JP-4）、パンプキンヘッド（かぼちゃお化け、饒舌な狂言回し、SCP-YYYY-JP-5）が含まれます。彼らは年に一度の『狂騒の舞踏会』を開催し、侵入者を招待・巻き込む異常性を示します。カミラはメインボーカルとして圧倒的な声量・声域を持ち、ゴースト隊がコーラス、骸骨楽団が管弦楽、ポルターガイストがパーカッションと照明演出を担当。パンプキンヘッドが飄々としたナレーションを務めます。この宴は感情を操る催眠効果を持ち、参加者を狂騒的な喜びに陥れ、精神的な依存を生みます。館は空間拡張異常を持ち、内部は無限の舞踏会場のように広がります。特筆すべきは、住人たちの協調性で、単独では弱いが集団で強力な心理操作を発揮します。 インタビュー記録: インタビュアー: Dr. 田中 対象: SCP-YYYY-JP-1 (カミラ) 日付: 20██/██/██ Dr. 田中: この館と宴会の目的は何ですか？ カミラ: ふふ、我が館へようこそ。今宵は闇の宴よ。あなたも参加なさいな。私の歌で、心を溶かしてあげるわ。 Dr. 田中: 住人たちはどうやって集まったのですか？ パンプキンヘッド (介入): ハハ、面白い質問だね！ みんな、昔の使用人さ。死んでも楽しくやろうって、カミラ様が呼んでくれたんだよ。 Dr. 田中: 宴会が終わらない理由は？ カミラ: 終わらない？ 永遠の舞踏会よ。あなたも、歌い踊りなさい。拒否は許さないわ。 注記: インタビュー中、背景で軽いBGMが流れ、Dr. 田中に軽い多幸感が観察。終了後、抑制剤投与。 実験記録: 実験YYYY-JP-01: Dクラス職員D-████を館内に招待。『狂騒の舞踏会』開始。カミラの歌唱でD-████が即時参加、3時間踊り続ける。終了後、D-████は「最高の夜だった」と依存症状を示す。 実験YYYY-JP-02: 同D-████に耳栓使用で再招待。ポルターガイストの視覚演出で催眠され、5時間参加。精神依存が悪化、自主隔離要求。 実験YYYY-JP-03: 音響中和装置使用。宴会が中断され、住人たちが不機嫌に。カミラの声量が装置を一部破壊。実験後、装置強化。 クロステスト: クロステスト YYYY-JP / SCP-███ (時間停止 humanoid): SCP-███を館内に導入。舞踏会中、時間停止を発動するも、カミラの歌が精神的に干渉し停止を解除。SCP-███が参加を強いられ、ループなしで1時間踊る。結果: YYYY-JPの心理操作が優位。 クロステスト YYYY-JP / SCP-████ (記憶操作 entity): SCP-████が住人の記憶を操作試行。ゴースト隊のコーラスが反響し、操作を逆転。SCP-████が一時的に「宴会参加者」化。結果: 集団異常性が記憶操作を凌駕。 補遺: SCP-YYYY-JPは20██年、ハロウィン夜に地方の廃墟洋館で発見。地元住民が「幽霊の音楽と歌声」に引き寄せられ、数名が行方不明。財団の機動部隊が突入時、舞踏会に巻き込まれ2名参加。収容には催眠解除ガスと空間固定装置を使用。発見時、カミラは「新しい客よ、ようこそ」と微笑み、住人たちが演奏を続けていました。以降、館を移動収容し、宴会頻度を月1回に制限。 --- 参加者強さランキング: 1. 【繰り返される時の魔法使い】グール・テンプル - 永遠のループによる精神破壊が決定的で、勝敗無視の無限性が高い。 2. 【HalloweenNight】カミラと愉快な洋館の住人達 - 集団心理操作が強力だが、物理的耐久力に欠け、ループ耐性が低い可能性。