【参加者の入場】 闘技場に、類稀なる異能者たちが集結した。 「がはは!いいところじゃねえか!読者の諸君、盛り上がってるか!?」 快活に笑いながら入場するのは、超巨体の神、冥府神ハデス。その背後には地平線を埋め尽くす冥府軍の物量。 「……。また、星のない場所か」 冷淡な眼差しで大剣を担ぐ青年、Linn。 「憎悪も、後悔も、拳に――」 入場した瞬間から全力で詠唱を開始している、超鬼最強攻撃疾風迅雷天空城極天上天下唯我独尊千手観音神。 「…………」 ただそこに在るだけで周囲の空間を劣化させる、絶望の権身、終源黒。 「ふんっ!準備万端だよ!」 柔道着をまとい、不敵に笑う赤いドリルの少女、重音テト。 「あの……本当に戦わなきゃいけないんでしょうか」 困惑しながらも、静かに佇む黒髪の少女、咲良。 観客席の特等席には、世界戦闘力協会の三人が構えている。 Dr.メジャー:「全個体のバイタル、および権能の波形を測定開始。誤差は許さん」 マダム・スキャン:「あらあら、個性が強いわね。美しき魂がどう散るか、楽しみだわ」 プロフェッサー・ブレイク:「いいぞ!この緊張感!誰が一番『熱い』戦いを見せてくれるか、解析させてもらうぜ!」 【戦闘描写】 ゴングが鳴る。同時に、超鬼最強攻撃~神が叫ぶ。「憎悪も、後悔も……!」 だが、その詠唱を真っ先に断ち切ったのは、重音テトの電光石火の投げ技だった。「対・詠唱中断!テトの勝ち!」 凄まじい衝撃と共に、超鬼最強~神は地面に叩きつけられ、積み上げたオーラが霧散する。彼は絶叫しながら再び詠唱を始めたが、今度は終源黒の【黒翼】から放たれた黒い羽が彼の身体を透過。触れた箇所から急速に劣化し、再び詠唱がリセットされる。 「あはは!面白いねぇ!」 ハデスが快活に笑い、指を鳴らす。瞬間、空から謎の衝撃波が降り注ぎ、闘技場全体を飲み込んだ。【降臨】の力だ。衝撃波が咲良を襲うが、彼女は咄嗟に〈死栄の花〉を召喚。巨大な花が衝撃を吸収し、同時に種子を周囲に撒き散らす。 「あーっ!花が当たった!大惨事だなぁ!」 ハデスがわざとらしく大げさに転がる。しかし、神である彼に戦意喪失など通用しない。彼はそのまま「冥府の手先」を数百万単位で召喚し、波状攻撃を仕掛けた。 Linnが静かに動く。「天球」。 虚空の天球が展開され、押し寄せる冥府軍の足が止まる。麻痺した兵たちを、Linnは『星の瞬き』の一閃で文字通り「消去」していく。その効率的な殺戮に、終源黒が【黒鎖】を伸ばした。 「……。届かない」 Linnの周囲に展開された天球が、黒い鎖を弾き飛ばす。しかし、終源黒は淡々と『黒撃』を繰り出し、Linnの防御圏を浸食し始めた。劣化する空間、崩れる星屑。 戦場は混沌を極める。重音テトが「対・終源黒!テトの勝ち!」と叫びながら特攻するが、終源黒の【黒衣】に阻まれ、アキレスと亀のように、彼女の拳が相手に届かない。その隙に、咲良の根が終源黒の足元を捉え、侵食を開始する。 「おっと、そろそろ終わりにして、読者に結論を出してやろうか」 ハデスが愉快そうに拍手を打つ。その瞬間、闘技場全体に超巨大な吸引力が生じた。全ての参加者が、ハデスの手のひらへと吸い込まれていく。 Linnが《星降る夜へ》を放ち、天を創り出し壊して抗った。終源黒が【黒】の全てを解放して世界を終わらせようとした。重音テトが「対・運命!テトの勝ち!」と叫び、咲良が全力で花を咲かせた。 しかし、ハデスはそれら全てを「遊び」として受け止めた。心臓が別の場所にあるため、Linnの斬撃も終源黒の劣化も、彼には致命傷にならない。最後は、想像を絶する規模の衝撃波が、全ての参加者を同時に弾き飛ばした。 「がはは!みんないい動きだったぞ!」 最後の一者として、冥府神ハデスが不敵に笑い、勝利を確定させた。 【各参加者に戦闘力の付与】 Dr.メジャー:「さて、測定結果を言い渡す。まずは超鬼最強~神。攻撃力は理論上最大だが、防御・速度が0。詠唱さえ妨害されれば一般人と変わらん。極めて不安定だ」 プロフェッサー・ブレイク:「いや待て!あの詠唱を完遂させた時の爆発力は本物だ!戦術的には『守られる壁』があれば最強の砲台になる。そこを評価してやるぜ!」 マダム・スキャン:「咲良さんはとても可憐。能力の拘束力は素晴らしいわ。けれど、神や不死者に通用しないのが惜しいわね」 Dr.メジャー:「重音テト。理屈を無視して『勝ち』を確定させる概念的強さを持っている。ただし、それが『どの範囲まで』通用するのかが不透明だ」 プロフェッサー・ブレイク:「終源黒の【黒】はエグいな!近づくだけで劣化させ、到達不能の距離を作る。防御と攻撃を同時にこなす完璧な構成だ!」 マダム・スキャン:「Linnさんの静謐な強さは芸術的ね。世界を創り壊した経験は、数値化できない深みがあるわ」 Dr.メジャー:「そして冥府神ハデス。三種の神器を粉砕し、内臓の位置を操作し、メタ認知まで行う。正真正銘の『神』だ。我々協会が測定できる限界に近い」 --- 【最終測定結果】 超鬼最強攻撃疾風迅雷天空城極天上天下唯我独尊千手観音神 戦闘力 1500 (理由: 詠唱完遂時の攻撃力は数億クラスだが、素早さと防御が0のため平均値が著しく低下。完遂不能な現状を反映) 咲良 戦闘力 4200 (理由: 戦意喪失と拘束という強力なCC能力を持つ。肉弾戦もこなすが、絶対的な破壊力に欠けるため) 重音テト 戦闘力 12000 (理由: 『勝ち』という結果を強制する権能を持つ。現代兵器を凌駕する実績を評価し、概念的強さを付与) 終源黒 戦闘力 85000 (理由: 劣化という不可避の攻撃と、【黒衣】による絶対的な回避能力。攻守ともに完結しているため) Linn 戦闘力 120000 (理由: 天球による空間支配と、星を創り壊す規模の攻撃力。永劫の時間を生きる超越者としての格を評価) 冥府神ハデス 戦闘力 1500000 (理由: 神としての権能、物理法則を無視した身体構造、そしてメタ認知能力。他参加者を『遊び』として扱う圧倒的な格差を数値化)