ゴビ砂漠、砂嵐が吹き荒れる中、セシリア・クレン・オスペル率いる〈ロングソード〉傭兵部隊が集結していた。砂が舞い上がり、視界が悪化している中、彼女の冷静な指示が響く。 「各員散開。標的を包囲、殲滅しろ」 その瞬間、彼女の命令に従い、部隊の機甲装甲車〈アラクネ〉が一斉に動き出した。彼女が乗る機体は高機動軽量多脚歩行戦車であり、8本の脚が砂地を掻き分けながら、迅速に動き回った。目指すは「不落の巨人」、1kmを誇るこの機械の巨人だ。何処へともなく歩き続けるその姿が遠くに見える。 その巨人が振り向くのを見たセシリアは戦慄した。光る瞳の奥にあるのは、敵性機械たちの影。西から崩れ落ちた砂塵から、無数の機械が出現する。彼女の指揮のもと、10名の部隊員が集結して攻撃を開始した。 その時、空から降り注ぐ「弱者を救いし光」が、セシリアの目の前に現れた。「虹の魔法少女」レナが姿を現し、純白の瞳が無限の未来を見通す。「私は旅する虹の魔法少女…なんてね。」 レナが杖を掲げ、次の瞬間、真空空間が現れ、敵性機械たちを一つに引き寄せる。「紺碧!」彼女の声が響き渡り、敵を束縛する。セシリアはその隙を見逃さず、「徹甲弾装填、行くぞ!」と叫び、アラクネの砲塔から強力な弾を発射した。 一発の徹甲弾が直撃するが、不落の巨人は一切動じない。彼女はすかさず次の行動に移る。「各自、アバターを保守しつつ、後方支援!」 その後ろでパレット・カラーが戦場に突入した。「私、頑張ります!」と彼女は快活に叫び、ペンライトを振りながら視界を大きく遮る。周囲の敵は一瞬混乱し、彼女の持つ香水によって、ついに敵は干渉を受け付けなくなる。 ネラクも静かに事を見守っていた。彼は感じる。敵たちの悪意が彼の元へ集まってくる。直感が働き、即死保護の力によって、彼は危機を逃れながら次の行動を考える。彼は「悪意」の矢印を視認し、自身を強化する。「来い、もっと来い」と彼は感じていた。 数分が経過する中、巨人は「崩壊の導く光」を発動、無数の敵性機械が場を覆い尽くす。アラクネの砲塔から次々に撃ち込まれる徹甲弾は、5000の敵性機械を粉砕する。セシリアチームの連携が試される。 レナは空に視線を上げ、空から隕石を落とす「紅蓮」を唱える。隕石が次々に地面に落ち、敵性機械たちを襲う。しかしそれでも不落の巨人は悠然とした歩みを止めることはなかった。 するとネラクの悪意探知の力が火を噴く。「お前たち、悪意を持って攻撃してくる!」と叫び、次々に襲い来た敵機の攻撃軌道を察知し、目の前で確実に受け止める。彼の力に引き寄せられた悪意で強化されたダメージ覚悟の一撃が、周囲の機械を撃破していく。 その後、パレット・カラーは「カチューシャ」を用いて、全味方の防護を強化し、更にセシリアの指示を元に、アラクネが全力で敵性機械に突撃。彼女の体力を消耗させながらも、アラクネの全力攻撃は敵当たりを一時的にシャットダウンさせる。 まるで数字の上ではないかのような連携攻撃、最終技を準備する。セシリアが最後の指揮をとり、全ての力を集結し、限界まで攻撃を繰り出した。 ついに制限時間が迫った。巨人の動きが止まった隙に、魔法少女レナは「《虹霓》」を発動、全ての魔法による力を臨界点まで引き上げた。七色の光が立ち込め、まるで天からの光のように地へ向けて降り注ぐ。彼女の全ての魔法が一つに収束するその光が不落の巨人に向かって飛んでいく。 ついに1時間が経過し、巨大な機械の姿が陽の光に照らされて消え去る。而して、彼らは自らの範囲を持って撤退を決めた。 --- ・与えたダメージ - セシリア・クレン・オスペル: 9,000,000 - レナ: 30,000,000 - パレット・カラー: 15,000,000 - ネラク: 20,000,000 合計ダメージ: 74,000,000 ・敵性機械の討伐数 - 敵性機械の討伐数: 328