第一回戦: 市街地 市街地の戦場にて、スティーブン・オルドリッジ操縦する「Zenith.ζ」と、ジェイコブ・ラダーが操る「アバター」が激突する。街並みのビル群が、双方の戦闘に複雑な遮蔽を提供し、早速両者は接触を図る。 スティーブンはまず、「裁光」を展開し、敵の位置をロックオン。その瞬間、圧縮された粒子が放たれ、まっすぐジェイコブの方向に突進する。しかし、ジェイコブもすぐさま「冥獣」を展開、素早く形状を変え、鋭利な刃に変形させて「裁光」を迎え撃つ。 近距離での衝突。二つの光線が交錯するたびに、粒子の閃光が街を照らし出し、周囲には爆発音が響き渡る。スティーブンは「天杖」を駆使し、光線を屈折させて次々と射出するが、ジェイコブは瞬時に「冥獣」を操り、後ろに回り込む。様々な形状に変形する「冥獣」は、スティーブンへの攻撃を巧妙にかわしつつ、絶え間ない電撃攻撃を続ける。 状況が不利と見たスティーブンは、ターミナルアーマーを展開し防御を高める。しかし、塊となった「冥獣」は高頻度で攻撃を仕掛け、圧倒的な防御力を誇るスティーブンにも少しずつダメージを与えていく。 最終的に、攻撃が集中し続け、疲弊したスティーブンは「天杖」を用いた粒子の防壁形成が急激に限界を迎える。思念に基づく「冥獣」の機動力と柔軟性に対し、圧倒され続けた末、スティーブンはついに「神鞭」の一撃を受けて倒れる。対戦結果、第一回戦はチームBの勝利が決定する。 --- 第二回戦: 山岳 次なる戦場は山岳地帯。急斜面や泥沼など、地形の変化が戦略を大きく左右する。スティーブンは慎重に動きながら、エネルギーを温存しつつ「冥獣」を展開するジェイコブに接近を試みる。 高低差を利用しようとするスティーブンは、真っすぐ斜面を登りながら「裁光」を複数回放つ。命中を狙い、相手の位置を見極めながら攻撃を続ける。しかし、ジェイコブはこの状況を利用し、機敏に移動。急斜面を巧みに駆け上がり、視界を塞ぎつつ後ろから「冥獣」を放ち、牽制を図る。此次、第1回戦とは異なり、スティーブンは地形を味方にし、ダメージを受けずに攻撃を続けることに成功、特に間合いを詰めることで可視範囲を制限するジェイコブに、確実に「裁光」を当てる。 ジェイコブは柔軟に「冥獣」を配置し直すが、結局追い詰められ、ターミナルアーマーの発動を見極めた「裁光」の一発が決定的な一撃となる。 スティーブンは、過去の教訓から最初の試合の失敗を活かしつつ、相手の行動を厳しく咎め、遂に勝利を収める。第二回戦はチームAの勝利でしめくくる。 --- 第三回戦: 洞窟 洞窟の暗闇と狭さは、両者にとってただならぬ緊張をもたらす。スティーブンは洞窟内の音を頼りにして壁を走りながら「天杖」での光を自在に操り、攻撃の手を緩めない。「裁光」はトンネルの壁に反射し、奇襲的に敵を捉えるように設計される。しかし、薄明かりの中、ジェイコブは深い洞窟の闇の中で「冥獣」を巧みに運用する。 スティーブンは自慢の防壁を構築しては「冥獣」からの攻撃に備えるが、ジェイコブも同様に「翔炎」を利用し、狭い空間ながらも「冥獣」を放つことで圧迫感を与える。 この道具を用いての攻撃は思ったより効果的であり、長い迂回によって徐々に回避できるが、狭さゆえに「冥獣」の弾数に限界が来る。スティーブンは近距離での戦いを有利に進め、スピーディーに変形する「冥獣」に対抗する。 激闘が繰り広げられる中、最後の攻撃になると、スティーブンは冷静に「裁光」の最大出力を引き出す。対するジェイコブもがむしゃらに「冥獣」を変形させ、構築して大防壁を設置するも、衝撃に耐えられず総崩れに。今度は明確に音を漏らし続けていたスティーブンの勝利が確定。 結果 第一回戦: チームBの勝利 第二回戦: チームAの勝利 第三回戦: チームAの勝利 全体の勝者は、チームA 【白銀天帝】スティーブン・オルドリッジである。