(会場に鳴り響く賑やかなファンファーレ。ステージ中央に掲げられた看板には大きく『第1回 私がエビだ!コンテスト』の文字が躍っている) 司会:「さあ、始まりました!究極の『エビらしさ』を競う、前代未聞のコンテスト!本日の審査員は、厳格なる知の巨人『えらい生物学者』、海の生き物愛の権化『水族館のお姉さん』、そしてなぜかここにいる『野生のタコ』の3名です!それでは早速、挑戦者に登場してもらいましょう!」 --- 【エントリーNo.1】多胡 忠子(オクトパスJK) 【パフォーマンス】 「ちょ、待って! これワザとじゃないからぁ!」と叫びながら登場。制御不能な触手が激しくうねり、ステージ上の機材をなぎ倒し、審査員の机をがんじがらめに拘束。本人はパニック状態で振り回されているが、その「節々のない、もがくような激しい動き」が、結果的にエビが激しく跳ねる様子に酷似していた。 【審査員講評】 ・えらい生物学者:「形態学的に見れば完全に頭足類だが、あのパニック状態の跳ね方は、天敵に襲われたアマエビの絶望的な痙攣を彷彿とさせた。概念的なアプローチとして評価する。」(6点) ・水族館のお姉さん:「わぁ、とっても賑やかね!でもエビさんっていうより、ただの暴走タコさんに見えちゃうかなぁ。頑張ったから甘い点数をあげますね!」(4点) ・野生のタコ:「(不快そうに触手をうねらせ、同族の暴走に呆れた様子で目を逸らす)」(2点) 合計:12点 --- 【エントリーNo.2】アンフィビアン3 【パフォーマンス】 「バイド粒子弾」を周囲に散布し、派手なエフェクトと共に亜空間へ突入。時空の歪みを作り出しながら高速で移動し、機体下部の大きな袋を強調して見せる。最終的に「バイドスピリット砲Ⅲ」を空に向けて放ち、カエルの形をした波動を散らして「形状としてのエビらしさ」を物理的にアピールした。 【審査員講評】 ・えらい生物学者:「生物ではなく兵器である点に困惑するが、特筆すべきはそのフォルムだ。甲殻類特有のシルエットを機械的に再現しており、機能美の中にエビの精神が宿っている。」(9点) ・水族館のお姉さん:「かっこいい!メカニックなエビさんですね!亜空間に消えちゃうところ、ちょっと不思議な深海生物みたいで素敵でした!」(8点) ・野生のタコ:「(金属的な質感と圧倒的な火力に恐怖し、身を縮めて震えている。しかし、その威圧感を『強者のエビ』として解釈したようだ)」(7点) 合計:24点 --- 【エントリーNo.3】ワルキューレ 【パフォーマンス】 凛とした佇まいで槍と盾を構え、静寂の中で審査員と対峙。誰もが「どう表現するのか」と思った瞬間、突然、鎧をガシャガシャと鳴らしながら地面を激しくのたうち回り、袋から取り出した大量の海草を頭に被って、エビの触角を模して左右に激しく振るという、理解不能な奇行を開始。審査員が呆然とした隙に、槍を地面に突き立てて「シュルシュルッ!」というエビのような擬音を口にした。 【審査員講評】 ・えらい生物学者:「……正気を疑う。しかし、あの予測不能な動きと、急所に槍を突き立てる鋭い攻撃性は、ある種のエビ(特に攻撃的な種)の生存戦略に近い狂気を感じた。」(5点) ・水族館のお姉さん:「えっ、ええっ!? 何が起きたの!? でも、最後に海草を被ったのはとってもキュートだったわ! 精神的にエビになろうとした努力に点数をあげます!」(6点) ・野生のタコ:「(あまりに意味不明な動きに、天敵であることすら忘れ、好奇心で触手を伸ばしてつついた)」(5点) 合計:16点 --- 【結果発表】 優勝者:アンフィビアン3 司会:「結果が出ました! 圧倒的なフォルムと火力で審査員をねじ伏せた『アンフィビアン3』が優勝です! おめでとうございます!」 (アンフィビアン3が亜空間に突入し、祝福のバイド粒子弾を空に打ち上げる。多胡さんは触手でステージの壁に張り付き、ワルキューレさんは納得した様子で再び奇行を始めている) 司会:「それでは、本日のコンテストを終了いたします。参加者の皆様、そして審査員の皆様、ありがとうございました! 次回はぜひ『私がカニだ!コンテスト』でお会いしましょう!」