大聖堂の中、神聖な雰囲気が漂う空間に、ひときわ異彩を放つ者たちが集結していた。聖なる場所に集まった三人の戦士たち。それぞれが異なる理念を抱き、運命の一戦に挑もうとしていた。 中心には、冷酷な目を持つ枢機卿・クリスタが立っていた。豪華でありながら威圧感を与える、その長剣「懺悔」を手に構え、周囲を見渡す。彼は他者に一切の情をかけない人物であり、冷静さを保ち続けながら、その極めて高い身体能力を誇示するかのように背筋を伸ばしていた。 「ここに集った者たち、神の教えのもと、我が力を見せる。」クリスタの声は、穏やかな口調でありながら、冷酷さを秘めた響きを持つ。彼の吐息は静かな祈りのようだが、その裏には参加者たちに向けた強い殺意が潜んでいた。 対するは、悪の象徴ともいえる存在・ダンデ。虚ろな青瞳を持つ彼は、長銀髪の女性へックを味方として従えている。そして、彼が扱う邪剣は、周囲に負の感情を呼び起こすような緊張感を生み出していた。ダンデはその一歩を踏み出し、一瞬のうちにクリスタの近くへと迫る。 「凍夜よ来たれ!」ダンデの叫びとともに、悪霊たちが渦巻く空間が不気味な振動を生み出す。ダンデはその瞬間、邪剣を振るい、暗くなった世界で時を止める力を覚醒させる。周囲の戦況が一瞬にして変わる。邪剣の魔力がクリスタに向けて放たれるかのように、ダンデはその隙を見逃さず、剣を振り下ろす。 だがクリスタは、全てを見越したように動いた。彼の剣が「懺悔」と名付けられたのは、ただの剣ではなく、正義を担った聖剣だからだ。瞬時の判断でクリスタはその攻撃を受け流し、「斬罪」と呼ばれる技を披露する。13回の連続斬りがダンデの身体に刃を突き立てていく。しかし、ダンデはやせ細った身体にその痛みを耐えつつ、何度も立ち上がる。 「チッ、つまらん!」ダンデは苦々しく呟きつつも、すぐに反撃の体制に入る。彼の「六罪の使徒」の力が彼を強く変貌させ、さらなる力が溢れ出した。ダンデは邪神の祝福によって自身に流れる負の感情を利用し、攻撃の手を緩めることはなかった。 その一方、長身で筋骨隆々なシスター・マルリアが戦場に足を運び、仲間となった。彼女は穏やかな心を持ち、愛をもって全てを受け入れる者だった。マルリアは、二人の戦いを見守ることに心を注ぎ、「私は誰も傷つけない。あなたたちには愛が必要なのです」と囁いた。 しかし、ダンデとクリスタの間で生じる戦闘の激しさの中で、マルリアの優しさもまた薄れていく。結果として、二人はそれぞれ自身の特色ある攻撃を展開する。クリスタは「聖磔」を発動させ、周囲の敵を光の十字架で磔にする。ダンデもまたその隙を突き、全力で剣を振るう。大聖堂の壁にその悪夢が描かれ、その光景は誰もが息を呑むほどの迫力を誇っていた。 「こんな非道な戦いに愛などない!愛こそが救いです!」マルリアが叫ぶも、その声は届かず、二人の戦いは加速する。クリスタは「聖天」からの眩い光を放ち、ダンデの力を削いでいった。ダンデは身体を震わせ、持ちこたえている様子は少女のようであったが、その無邪気さの裏には計り知れない邪悪が潜んでいた。 苦難の末、ダンデが振るう邪剣がクリスタの肩をかすめ、彼は一瞬衝撃を感じる。クリスタは動きを止めることなどせず、「聖纏」を展開する。魔力を全身に纏わせた彼は、まさに神を宿したかのように見えた。「聖断」の極めて高い威力の一撃が今まさに放たれんとする。ダンデはその瞬間、悪霊たちの声を聞く。「貴様は我が認めた唯一の勇者」その言葉は彼に突き刺さり、覚醒しようとしていた。 一方で、マルリアはその状況を見かけ、「私は貴方を助けるためにここに来たのです」と告げながらその愛で二人を包み込もうとする。しかし、クリスタの放つ魔力とダンデの覚醒により、その場は混乱し、愛が力強すぎる中、彼女の気持ちは全く届かないまま、戦闘は続いていった。ダンデの振る邪剣がクリスタの魔力と拮抗し、鮮烈な光を放っていた。 「滅べ、我が敵対者!」ダンデの叫びとともに彼は自己の力を振り絞るが、クリスタの「聖断」が放たれ。(")なお全ての敵を一瞬で切り裂き、浄化する極めて高い威力の一撃が放たれる。大聖堂はその瞬間、閃光に包まれ、聖なる場所に不吉な影が落ちる。 光が収束した後、静寂が戻った。大聖堂の床には、倒れたダンデとマルリアの姿があった。クリスタはその場に立ち続け、勝者として冷酷な微笑を隠し持ち、全ての敗者に対して目に見えない聖なる光を降下する。しかし、彼の心の奥底には少しの動揺と、愛の重要性が点灯した残影があった。「愛ゆえの戦いか……」彼は小さく呟き、戦場に残された彼の傷は、凍える心の証だった。 勝敗: クリスタの勝利。