--- 1st Match: 軍港 --- 試合の舞台は軍港。艦船が横たわり、砲塔がまだ錆びていないこの場所は両者にとっては利点と弱点を兼ね備えていた。瞬時にスタートの合図が鳴り響く。ウィキッド・キッドは「プレイタイム」に乗り込み、爆弾を装備して戦闘モードへと移行。彼の目は微笑みを浮かべていたが、心の中は戦いに対する興奮で満ちていた。 一方、ゴールド・モンドは「セレクション」の座席に腰を下ろし、二連装ハンドガン「ジェミニ1」と「ジェミニ2」を用意し、戦闘を開始する。彼は冷静に周囲を見渡し、ウィキッドが小型爆弾で自分を攻撃しようとする意図を読み取った。 ウィキッドはまず、近づいてきたゴールドに「タグ・アタッチャー」を使い爆弾を彼に貼り付けようと接近。しかし、ゴールドは「キャロットシード」を展開し、周囲に弾幕を生み出すことでウィキッドの前進を阻止した。 「オレに勝たきゃニンゲン辞めるんだな」と叫ぶゴールド。ウィキッドは一瞬引き下がったが、再度タックルを試みる。 接触を果たしたとき、ウィキッドは爆弾を貼り付けることに成功した。しかし、がっぷり四つに組んでいる状態では500m以上離れられず、ウィキッドは慌てて逃げ始めた。 ゴールドはその隙を突くように、二丁のハンドガンを撃ち放った。「無軌道空中跳弾殺法」が発動し、発射された弾丸がキャロットシードによってバウンドし、ウィキッドの機体にも命中した。 ウィキッドは痛みに耐えつつも、逃げながら「ポップクラッカー」を散布。スタン機雷は爆発し、ゴールドの視界を妨げたが、精度は落ちたものの、ゴールドは冷静に反撃を続けた。 しかし、最終的にウィキッドは500mの距離を確保し、爆弾を起爆させる。 「見ろ、ビデオゲームで勝ったんだ!はっはっは!」 結果、ウィキッド・キッドの勝利。 --- 2nd Match: 市街地 --- 次の舞台は市街地。高いビルと狭い路地が複雑に入り組んでおり、ウィキッドの機動力に対しては不利な要素が多い。戦闘開始の合図が鳴り響くと、ウィキッドはすぐさま「ランナウェイ」を起動し、素早く移動を開始。 だが、ゴールド・モンドは近くのビルの影に隠れ、静かに戦局を見守る。ウィキッドは、ポップクラッカーを使って道を切り開こうとしたが、その瞬間にゴールドが狙撃を開始。 弾幕がウィキッドの周囲を飛び交う。圧倒されながらもウィキッドは躊躇せず、爆弾を放たんとするが、姿勢制御に優れたゴールドの動きには裏をかかれるばかりだった。 「ニンゲンだからって甘く見るなよ!」 ウィキッドは焦りを抑えながら、ゴールドとの距離を取るが、弾丸の隙間をうまく避けられない。 「逃げても無駄だ。お前を賭けに出た!」 ゴールドがさらに追い込む。ふとした瞬間、ウィキッドは周囲に置いてあった爆発物を思い出し、そこに移動。 大きな音とともに周囲が崩壊し、衝突が起こり、ウィキッドは一時的に優位に立ったが、ゴールドも冷静に反撃を行い、スナイパーのように正確な弾幕で狙い撃ちする。 無駄なく爆発を利用した策略が逆に自らの包囲を招いてしまった。 最終的に、ゴールドが二連装ハンドガンから放った弾がウィキッドを捉え、勝利を収めた。 --- 3rd Match: 軌道ステーション --- 試合の最後の舞台は無重力の軌道ステーション。今までの戦法が通用するのか、双方共に戦略を再考する必要があった。ウィキッドは、非常に機動性の高い環境を活かした逃げの戦法が可能になると考えた。 試合開始の合図と共に、ウィキッドは踏み込み、すぐに小型爆弾を放つ。 一方でゴールドは、無重力を利用しウィキッドを一瞬で狙った。二連装ハンドガンを構え、反応を早めて攻撃を行う。 今までの経験を元に、空中を浮遊するウィキッドに向かって弾幕を打ち込み、手元の「キャロットシード」を展開する。ウィキッドは浮遊しながら巧みに避け、爆弾を自機にくっつけることを続けた。 「逃げ切るぞ!」 そう声を上げるが、ゴールドはあきらめない。連続で撃たれた弾丸の攻撃がウィキッドの機体を貫通。ギリギリの状態の中、ウィキッドは機体のスペックを生かし続ける。 最終的に、ウィキッドはゴールドから500m以上離れることができ、今回の戦闘でも想定通りの位置で起爆を行う。そして、ウィキッドは見事な形でゴールドを巻き込むことに成功した。 --- 結果 --- 全体での勝者は【ウィキッド・キッド】! ウィキッド・キッドは一勝二敗の中、最初の勝利によって全体を制した。彼はやはり最後に逃げることが得意だと、次の戦いの準備へと移るのだった。 プロSP戦場の天才爆弾魔の名は、一度ではとどまらない。