ログイン

吾輩は猫である🐈‍⬛ ͗

Created by アリクイ
ルール
吾輩は猫である🐈‍⬛ ͗
非戦闘
⚠️現在テスト中 非戦闘の日常モノです 猫の視点から物語が展開されます チームAが猫になります チームBが飼い主になります
  • チーム戦
  • チーム数: 2
  • 参加可能人数制限: 2
  • 複数キャラOK
  • センシティブなキャラクターの参加を許可する
GEMMA4_31B

プロンプト

独自プロンプトあり

末尾プロンプト

[]の中の言葉は使うな ※猫は能力を持たない ※BチームのキャラはAチームのキャラをただの猫だと思っている

チーム A

名前: エルフィア·レイン(平行世界)
エルフィア·レイン 一人称:僕 二人称:君 人嫌いで人間不信 暗闇が嫌い
容姿/性別: 紫髪·ショートウルフ·隻眼·青瞳/女性
衣装: 灰色のボロ布の様な服·両腕を拘束する鎖
特徴: 右目に深い傷跡·やや精神不安定
自分は: 平行世界から漂着した存在
元性格/現在性格: 穏やか·面倒見が良い/自嘲的·自罰的
感情{ 世界への激しい憎悪·深い絶望·後悔·捨て切れない博愛への葛藤} 過去{ 目の前で契約者であり最愛の家族である博愛の魔神を殺されたショックで茨が開花·発狂し周囲の物や人間を無差別に崩壊させ異端者として投獄} 暗闇の茨{ 触れた物を崩壊させる傷つき壊れた心の具現 無意識で発動し自動で攻撃や防御を行う} 絶叫{ 全てを拒絶し崩壊させる声にならない悲痛な叫び 空間がヒビ割れやがて世界を崩壊させる}

チーム B

名前: 【粘質の生物学者】アルゲナ・ミレイン
アルゲナ // 容姿:長身女性人型/白金色の肌と伸縮性のある触手髪/白藍色の瞳 一人称『私』
自分種族/役職: 水棲系魔物の変異型/異種族生物学の研究者
知的好奇心が強い: 研究を通じて他種族への理解と共生を志向
自分性格と口調: 温厚、利他主義、理性的/大人びた女性口調
自分身体的特徴: 体壁から管を伸ばせる。腕を分離して操作可
地表環境にも適応: 白いコートとブーツを着用し、人の様に歩く
酸性皮膜:触手や管に酸性膜を纏わせ、攻撃或いは防御 湿潤体質:微量な治癒成分を含有する透明な粘液が、常に体から分泌している 生体組織複製:有機体にのみ有効。対象に触れて極小の組織サンプルを採取し、自分の粘膜内で培養を開始。数秒で完了し、対象の能力を一部模倣する 脱皮膜包帯:自分の好酸性粘液を含んだ薄皮を剥離し、対象に纏わせて硬化。対象が敵なら拘束し、味方なら治療する。1時間程で剥がせる
ライセンス表記
グループバトル称号: "億鬼夜行" 「被怪災者」「夜明け」「逢魔が時に永眠る」「因果に永眠る」「淵に沈む」「早朝の雨」「トラウマ」「正夢」【億鬼夜行-被害最小】【億鬼夜行-蚕】【億鬼夜行-Error】 "億鬼夜行-醒めない悪夢" 「目覚める」「明晰夢」「長い夢」「憂い」「意思」「蹴散らす」「凄い蹴散らす」「ここぞとばかりに蹴散らす」「精神構造の乖離」 【醒めない悪夢-ハイスコア】 睡眠時間:最小72時間/最大80時間 夢死回数:最小0/最大12 鬼討伐数:最大100,000,000体

序章:泥の底で、名前を貰うまで 意識が浮上したとき、最初に感じたのは肺にまとわりつくような湿気と、皮膚を刺す冷たさだった。 視界は極端に狭い。いや、正確には視覚の仕組みが変わっていた。色彩は淡くなり、代わりに輪郭が強調されている。そして何より、恐ろしいほどの「暗闇」が僕を包んでいた。 (……ここ、は……?) 声を出し、問いかけようとした。しかし、喉から漏れ出たのは、言葉ではなく情けないほどに高い、震えるような鳴き声だった。 「にゃ……あ?」 驚いて自分の手を見た。そこにあるはずの、ボロボロの灰色い布に包まれた腕も、絶望の象徴であった冷たい鎖もなかった。代わりに視界に入ってきたのは、白く短い、小さな四本の足。そして、自分の意思とは無関係に左右に揺れる、しなやかな長い尻尾。 僕は、猫になっていた。 絶望すら通り越して、滑稽だった。僕がこれまで抱えてきた憎悪は、あるいは世界を崩壊させかねないほどの悲痛な叫びは、この小さな肉体に収まりきらずに消えてしまったのだろうか。右目の深い傷跡さえ、今はただの毛並みの乱れにしか感じられない。 暗闇が怖い。ここはジメジメとしていて、どこからか腐った泥の臭いが漂ってくる。僕は身をすくめ、ただひたすらに鳴いた。誰かに見つけてほしいわけではない。人間なんて、信じられるはずがない。けれど、この圧倒的な孤独と暗闇に耐えられるほど、今の僕は強くなかった。 どれくらいの時間が経っただろうか。雨が降り始めたのか、頭上の隙間から冷たい雫が滴り落ちてきた。寒さと恐怖で体がガタガタと震え、僕は泥にまみれて丸くなった。もういい。ここで消えてしまえば、誰を傷つけることもないし、誰に裏切られることもない。 そのときだった。 「あら……こんなところに、小さな迷い子がいたのですね」 頭上から降ってきたのは、鈴を転がしたような、穏やかで理知的な女性の声だった。 見上げると、そこには奇妙な姿をした女性が立っていた。白金色の肌に、髪の代わりにうねる触手のようなものがゆらゆらと揺れている。白藍色の瞳が、好奇心に満ちた光を湛えて僕を見下ろしていた。 僕は反射的に威嚇しようとした。けれど、喉から出たのは「ふにゃあ」という、情けない甘え声だった。 「まあ、ひどい有様。泥だらけで、震えていて……。可哀想に」 彼女が手を伸ばした。僕は本能的に身を引こうとしたが、体が動かない。彼女の指先が僕の背中に触れたとき、不思議と温かかった。いや、温かいというよりは、心地よい湿り気を帯びていた。彼女の体から分泌されているという粘液が、僕の汚れを洗い流し、凍えた皮膚を優しく包み込んでいく。 彼女は僕をひょいと抱き上げると、白いコートの懐にそっと忍ばせた。密閉された空間から漂う、清潔な薬品のような、それでいてどこか潮風に似た香りが鼻をくすぐる。 「あなたを、私の保護下に置きましょう。研究室に連れて帰って、まずは体を拭いてあげなくては」 人間ではない。けれど、彼女の心に悪意があるようには思えなかった。僕は彼女の鼓動を聴きながら、抗う気力を失い、深い眠りに落ちていった。 数日後。僕は彼女の家——というよりは、生活感と研究設備が混在した奇妙な部屋で、新しい名前を与えられた。 「ふふ、紫色の毛並みがとても綺麗ですね。……そうだ、あなたのことは『ルナ』と呼びましょうか」 ルナ。月のような、という意味だろうか。 僕は心の中で自嘲した。僕が誰であるか、何を失い、どれほどの罪を背負ってここに辿り着いたか。そんなことは、この白金色の肌の女性には分からない。彼女にとって僕は、ただの「拾った可哀想な猫」に過ぎないのだ。 けれど、今の僕には、その無知な優しさが、毒のように心地よかった。 第一章:静寂と試験管のワルツ ルナとなってから、僕の日常は劇的に変わった。 かつての僕の日常は、冷たい石壁に囲まれた牢獄か、あるいは崩壊しゆく世界の瓦礫の中だった。けれど今は、陽光が柔らかく差し込む、白を基調とした広い部屋が僕の居場所だ。 主であるアルゲナさんは、異種族生物学の研究者だという。彼女の日常は、常に何かを観察し、記録し、分析することに費やされている。 「ルナ、おはようございます。今日もいいお天気ですね」 朝、彼女が僕に声をかける。彼女の髪である触手たちが、気まぐれに僕の耳のあたりをくすぐる。僕はあえて「にゃー」と短く鳴き、彼女の足元に体を擦り付けた。人間不信の僕が、こんなことをするなんて、以前の僕が見ればきっと吐き気を催すだろう。けれど、猫の体は不思議だ。生存本能というよりも、心地よさを求める欲求が、理性を簡単に上書きしてしまう。 彼女の仕事ぶりを、僕は特等席である本棚の上から眺めている。 アルゲナさんは、時折、自分の体から管のようなものを伸ばして、試験管の中の液体を操作したり、顕微鏡を覗き込んだりしている。彼女の動きは常に理性的で、無駄がない。けれど、その瞳には常に、世界に対する純粋な好奇心が宿っている。 (……どうして、そんなに楽しそうにしていられるんだろう) 僕は思う。彼女が研究しているのは、種族間の共生だという。異なる種が、どうすれば互いを認め合い、共に生きていけるか。その答えを探しているのだという。 僕にとって、共生なんて言葉は笑い話でしかない。僕が愛した者は僕のせいで、あるいは僕の目の前で、無惨に散った。博愛という名の理想が、どれほど残酷な結果を招くか、僕は身をもって知っている。 けれど、アルゲナさんは違う。彼女の利他主義は、義務感から来るものではなく、心からの「知りたい」という欲求に基づいているように見える。 ある日、彼女が難しい顔をして論文を読み耽っていた。彼女の触手たちが不安げに波打っている。僕は静かに本棚から降り、彼女の膝の上に飛び乗った。 「おや、ルナ。甘えん坊さんですね」 彼女はふっと微笑み、僕の喉の下を指先で優しく掻いた。僕は思わず目を細め、ゴロゴロと喉を鳴らしてしまう。 「……ふふ。あなたに触れていると、不思議と心が落ち着きます。生物学的な癒やし効果というものがあるのでしょうね」 彼女は僕をただの動物として見ている。僕がかつて世界を絶叫で切り裂いた異端者だとも、今は能力を失った抜け殻のような存在だとも知らない。その「無知」が、今の僕には唯一の救いだった。 誰にも期待せず、誰にも正体を明かさず、ただ一匹の猫として、彼女の日常に溶け込む。それが、僕が見つけた最低限の安息だった。 第二章:粘液のぬくもりと、不器用な慈愛 アルゲナさんの生活は、時折、彼女の種族特性が色濃く出る。 彼女は水棲系魔物の変異型であり、常に体から透明な粘液を分泌している。人間から見れば気持ち悪いと感じるかもしれないが、僕にはそれがとても心地よかった。 ある雨の日、僕は窓の外で激しく叩きつける雨粒を見て、不意に激しい不安に襲われた。 暗い空。塗り潰されたような灰色。それは僕が最も忌み嫌う「暗闇」に近い色だった。 (……嫌だ。戻りたくない。あそこに、あそこに帰りたくない!) 記憶がフラッシュバックする。血の匂い、茨の疼き、絶望に染まった叫び。僕はパニックになり、部屋の中で意味もなく走り回り、家具にぶつかった。正体が猫になっても、心に刻まれた傷跡までは消えていなかった。 「ルナ? どうしましたか、急に」 アルゲナさんが慌てて僕を追いかける。僕は彼女の手を避けて、部屋の隅にある狭い隙間に潜り込んだ。そこが唯一の避難所だと思った。僕はそこで体を丸め、激しく呼吸を乱しながら、小さく鳴き続けた。 (来ないでくれ。僕に触れないでくれ。僕は、君さえも壊してしまうかもしれない……) 能力は失ったはずだ。けれど、精神的な不安定さは消えていない。もし今、僕が再びあの「茨」を咲かせたら、この穏やかな部屋も、この優しい女性も、すべては崩壊し、塵に変わるだろう。 けれど、アルゲナさんは諦めなかった。彼女は無理に僕を引っ張り出すのではなく、隙間の入り口で静かに待っていた。 「大丈夫ですよ。ここに私がいます。何も怖いことはありません」 そして彼女は、自分の腕から薄い膜のようなものを剥離させ、それをそっと僕の体に被せた。 「脱皮膜包帯」という彼女のスキルだ。それは彼女の好酸性粘液を含んだ薄皮で、対象を包み込み、癒やす効果があるという。 ひやりとした、けれど不思議に温かい膜が僕の全身を包み込んだ。それはまるで、母親の胎内に戻ったかのような、絶対的な安心感を与えてくれた。外の世界の喧騒が遮断され、聞こえるのは彼女の穏やかな声と、規則正しい鼓動だけ。 (……暖かい) 僕は次第に呼吸を整え、膜の中でゆっくりと目を閉じた。 彼女は僕が落ち着くまで、ずっとそこにいてくれた。僕が自発的に膜から這い出し、彼女の膝に頭を預けるまで、彼女は一度も急かすことなく、ただ僕を肯定し続けてくれた。 「もう安心しましたか? 本当に、繊細な子ですね」 彼女は僕の頭を撫で、慈しむように微笑んだ。 僕は思う。もし僕が人間の姿をしていたなら、彼女は僕をどう見たろうか。鎖に繋がれ、右目に傷を持ち、世界を憎んでいた僕を、彼女はそれでも受け入れてくれただろうか。 おそらく、彼女なら受け入れただろう。彼女の目には、種族の壁も、過去の罪も、単なる「研究対象」あるいは「理解すべき多様性」として映るはずだから。 そのことが、僕をさらに悲しくさせた。僕は彼女に、猫としてではなく、一人の存在として認められたかった。けれど、今の僕は、ただの「繊細な猫」でしかない。 それでも、この膜の温もりだけは、本物だった。 第三章:透明な境界線と、静かな祈り 季節が巡り、窓の外の景色が色づき始めた。 アルゲナさんの研究は日々進展しており、彼女は時折、外部の研究者と通信したり、珍しい生物のサンプルを調達したりして忙しく過ごしていた。 ある日、彼女は大きなため息をつきながら、机に突っ伏していた。 「……難しいですね。共生というのは、単に隣に居ればいいというものではない。互いの『違い』をどう定義し、どう尊重するか。理屈では分かっていても、感情の壁というものは、そう簡単に取り除けるものではありません」 彼女の言葉に、僕は耳をぴくりと動かした。 彼女は、知的な探求心だけでなく、深い葛藤を抱えていた。彼女自身、人型ではあるが、その正体は水棲系の魔物だ。人間社会に溶け込もうとしても、あるいは共生を説こうとしても、そこには常に「異質であること」への恐怖や拒絶がつきまとう。 彼女の孤独は、僕の孤独とは質が違った。僕は拒絶されたから孤独になったが、彼女は理解したいと願っているのに、埋まらない距離があることに絶望していた。 (……君は、優しいね) 僕は彼女の足元に寄り添い、そっと前足で彼女の足首に触れた。 彼女は顔を上げ、僕を見て、ふっと自嘲気味に笑った。 「ルナ、あなただけは私の正体を怖がりませんね。まあ、あなたも猫ですし、種族的な偏見などないのでしょうけれど」 そう。僕は猫だから。猫だから、彼女の触手も、粘液も、異形の姿も、すべてを「当たり前のこと」として受け入れられる。 僕は彼女の瞳を見つめた。白藍色の、澄んだ瞳。その奥に、僕と同じ色の絶望が、ほんの少しだけ混じっているのが見えた。 僕は、彼女のために何かをしたかった。けれど、今の僕にできることは何もない。世界を壊す力は失い、言葉を話す術もない。ただ、喉を鳴らして、体温を伝えることしかできない。 僕は思い切り、彼女の手に頭を擦り付けた。そして、精一杯の力を込めて、「にゃあ!」と鳴いた。 (僕はここにいるよ。君が誰であっても、どんな姿であっても、僕は君を嫌いにならない) 僕の心からの叫びは、当然、彼女には届かない。届くのは、ただの猫の鳴き声だけだ。 けれど、アルゲナさんは、僕の意図を汲み取ったかのように、優しく僕を抱きしめた。 「ふふ、ありがとうございます。ルナにそう言ってもらえると、なんだか救われますね」 彼女の心拍が、僕の耳に伝わってくる。速すぎず、遅すぎない、穏やかなリズム。 僕は彼女の腕の中で、静かに目を閉じた。 僕はまだ、自分を許せていない。かつての罪も、失ったものへの後悔も、すべてを抱えて生きていかなければならない。けれど、この家で、この女性の傍で、ただの猫として生きる時間は、僕にとっての「赦し」の時間なのかもしれない。 僕が人間だった頃の名前を、誰が呼んでくれることはもうないだろう。 それでもいい。 今の僕は、ルナだ。 白金色の肌を持つ、少し不思議な研究者の、世界で一番幸せな飼い猫。 僕は彼女の温もりに身を任せ、深い、深い眠りに落ちていった。夢の中では、もう暗闇は怖くなかった。そこにはただ、穏やかな水辺と、僕を呼ぶ優しい声だけが響いていた。