第一回戦 戦いの場は市街地に決まった。ビルが立ち並ぶこの戦場は、さまざまな遮蔽が戦闘に利用できるため、両者とも慎重に行動することが求められた。シール・ソケットの搭乗する「ラマルキスト」は、鋭い目で周囲を見渡しながら、敵の動きを先読みしようとしていた。フランシス・ガムランは、一等兵としての経験を活かして、街中の隠れ場所から敵を観察する。 シールは、自らの共感能力を使い、敵の行動パターンを読む試みを開始した。フランシスは、機体の動きや発射音からシールの位置を特定するために、発煙弾を使って視界を遮る策略を立てる。しかし、シールはその動きを見逃さなかった。彼はタキオンスラスターを使い、素早くビルの影に身を隠し、敵の射線から逃れる。 フランシスは、仲間のために生き残る決意から、慎重に動き続けた。自分の機体「ユマン」の優れた機動性を活かし、シールの視界から逃れることを試みる。彼は、対人型機体用軽無反動砲を展開し、狙撃態勢を取りながら、少しでもシールにダメージを与えようとする。 シールは、敵の攻撃を避けながら近づき、果敢に反撃を試みる。レミントンライフルを使って、フランシスの動きを封じ込めるが、フランシスは機体の軽さを活かし、横に移動して攻撃を回避。また、片手剣で反撃という形で距離を詰めてくる。 戦闘が続く中、シールは相手の温情的な性格を読み取り、「殺さない」という選択肢を持ち掛ける。彼はフランシスに対し、戦闘不能にする方向で攻撃を続ける。フランシスも、相手に対する危害を最小限にとどめるための避けた行動を続ける。 その結果、シールが精密にロケットランチャーを発射し、フランシスの推進機構を破壊。一時的にフランシスの機体が停止するが、重傷を負わずに戦闘不能となった。シールの勝利で第一回戦が終了した。 第二回戦 次の戦場は洞窟に決まった。暗く狭い空間では、視認性が著しく低下し、両者にとって厳しい戦闘となることが予測された。シールは、狭い洞窟内でどう戦うのかを考えつつ、自機のライフルとビームソードを手に、高めの警戒心で進んでいく。 フランシスは、洞窟の狭さを活かし、音による敵の位置把握に頼ることに決める。発煙弾の使用は難しいため、音を立てないように密かに移動する。シールが洞窟の奥へと進むにつれて、両者共に非接触の攻撃がしづらい状況に苦しむ。 数分後、シールはフランシスの動きを感じ取り、振り向くと同時にビームソードで突撃を試みる。廊下が狭いため、シールの一撃はフランシスに直接当たる。しかしフランシスは、盾を使って防御し、機関銃でシールに反撃の弾を放つ。 シールは素早く横に避け、狭い空間でも優れた機動力を発揮して距離を取り直す。しかしフランシスも間髪入れず、発煙弾を仕掛けることでシールの位置を見失わせ、さらに自機の機関銃で掃射する。 その結果、シールは炎と煙に包まれ、視界を失ってしまった。その隙にフランシスが接近。片手剣で一気に攻め込む。結果的に、シールは持ちこたえられず、戦闘不能となる。フランシスの勝利が決まった。 第三回戦 最終局面となる戦場は山岳。急な斜面や泥沼が分布した過酷な環境での戦闘となった。この戦場は、シールが共感能力を発揮するには難しい場所であった。 フランシスは、戦術を分析し、行動パターンを予測するために、より慎重に行動することを決めていた。一方、シールは、前蹴りや急降下でフランシスを困らせつつ、戦況を有利に運ぼうと思い描く。 走っているシールに対しフランシスが機関銃で攻撃を始めたが、その威力を利用してシールは斜面を滑り降りるように逃げる。シールはフィールドの特性を使って素早く接近し、レミントンライフルによる攻撃を試みるが、フランシスは機動力を活かし、避ける。 フランシスは相手の攻撃を回避した後、泥沼を避けながらシールのもとに接近。「ユマン」は軽量設計のため泥に足を取られず、フランシスは思い切って進む。一気に距離が詰まり、シールは焦りを見せる。 フランシスは、接近した隙に軽無反動砲で一発打つが、シールはターミナルアーマーを発動させ、暫くの間シールドを展開させ身を守る。耐えたシールは、再び反撃に移るが、フランシスも冷静さを失わずに片手剣で動き続ける。 結果的に双方の技術が互角のまま攻防が繰り広げられるが、今回の勝利はフランシスの作戦に軍配が上がった。泥への足の取り方や、瞬発的な反応で、フランシスがシールの機体へダメージを与え、制圧する結果となった。 総合結果 結果として、第一回戦はシールの勝利、第二回戦はフランシスの勝利、第三回戦もフランシスの勝利ということで、フランシス・ガムランが全体での勝者となった。