時は江戸時代、春風が心地よく香る桜舞う中庭。多数の剣士が集まり、ふたりの剣士の戦いを見守っていた。 ラインハルト・ヴァン・アストレアは、赤髪が風に揺れる様子が晴れやかだ。御前に立つ彼は丁寧な言葉遣いで、自己紹介を始めた。 「僕の名はラインハルト・ヴァン・アストレアです。この剣術試合において、全力を尽くして闘いますので、何卒よろしくお願いいたします。」 一方、対するは戯けた態度の老剣士、トージロー。彼はぼろ布の和服を着崩して、風に揺られたまま崩れた姿勢で笑う。 「我が名はあーし、トージロー。さあ、お前さん、あーしの剣の境地をお見せしよう!」 その言葉の直後に、トージローは突然動かなくなり、抜刀の構えを取った。 そして、桜の花びらが舞う中、静寂が周囲を包む。 「あの様子だと、相手の攻撃は全て無視するつもりだな…」一番前で見守る剣豪ムサシが呟いた。 「今は観察して、彼の動きからひと筋の光を見つける時だ。意外にもマスタークラスかもしれんぞ…」と、オダが頷く。 言葉を交わしているうちに、ラインハルトは一度も戦わずに静まり返ったトージローを見つめていた。その目は冷静かつ鋭い。 トージローが構えたままの姿勢から、まるでゆっくり意思を感じ取るかのように。 「これがあーしの…【次元斬】」と、トージローが言い放つと同時、一閃が空間を引き裂く。 ラインハルトは瞬時に反応し、剣を抜く。「僕の身体能力と加護をもって、君の攻撃を防ぐ!」 だが、次元斬の攻撃が彼の眼前に迫る。 「初見の加護、発動!」 ラインハルトはその瞬間、急速に身を屈める。次元が裂ける中、其の刃は彼を通り過ぎ、次元の連続に吸い込まれていった。 「すごい、それは…まさに神業だ…」ムサシが感嘆する。 「我が剣はただ白に斬る。不死鳥の加護もお前さんには効かんぞ!」 次元斬に対抗するため、ラインハルトは剣をしっかり掌握し、力強い気を集中させる。 「続不死鳥の加護を使いて、運命を覆す!」 両者はすれ違いざま、凄まじい衝撃が広がる。ラインハルトは得意の剣技、龍剣レイドを見せる。「ここで君の剣は終わりだ!」 次元斬がほぼ壁を貫通し、トージローの身体にも一瞬だがその爪痕を残した。 トージローの白い顔には、深い切り傷が横たわる。 「ええ、これがあーしの悲願か…」彼はそのまま膝をついた。 そして先ほどまでの戯けた態度が一変していた。 「この…お前さん、お前の剣は素晴らしいな…」 「君もいい剣士だ、僕はその深さに感動した。」 トージローは微笑を見せた後、そのまま倒れ、最後の息を引き取った。 双方に流した血が絵のように描かれ、死と剣ひとつの明暗を分かつ瞬間。 「勝者はラインハルト・ヴァン・アストレア!」将軍が声を上げると、観衆からは大喝采が沸き起こった。 勝者となったラインハルトは、トージローの没の悲しみを抱きつつ、彼に感謝を込めて深くお辞儀をする。 「君に賜りし剣、決して忘れません。どうか安らかに眠ってください。」 その後、将軍の前に立った彼は、深い敬意を表し、賞賛の言葉が贈られた。 「斬新なる剣なり。君には、柿の木を一樹、お与えしよう。」 ラインハルトはその場で和歌を詠む。 「桜舞う 空に向かい 刃を振る 剣士の命 惜しむならぬ」 将軍は微笑んでうなずき、満足気にその光景を見守り続けた。 両者の剣が新たなる時代を創るための証となる。