SCP財団 報告書 SCP-5293-JP: Solstice Moon オブジェクトクラス: Keter 特別収容プロトコル: SCP-5293-JPは、サイト-81██の標準人型収容室に収容されます。収容室の壁面は翠緑色の虚空干渉を防ぐための電磁シールドで強化され、内部温度を恒常的に15℃に維持します。SCP-5293-JPとの接触はレベル3以上の職員に限定され、インタビュー時は精神安定剤を投与したDクラス職員を介して行います。後背に浮遊する「虚空の月」構造体(SCP-5293-JP-1)は、収容室内に固定され、外部干渉を遮断する低周波音波発生装置を常時稼働させます。万一の脱走時には、魂固定プロトコル(エーテル抑制フィールド)を展開し、SCP-5293-JPの霊的移動を封じます。 説明: SCP-5293-JPは、目隠しされた少女の姿をした非実体霊魂存在で、推定年齢は14-16歳。容姿はワイシャツとベストを着用し、猫耳と翼を有し、顔面以外が翠緑色の虚空で縁取られています。首元には棘状の拘束構造(SCP-5293-JP-2)が浮遊し、これによりSCP-5293-JPは外部からの助けや反抗を阻害される状態にあります。SCP-5293-JPは「Solstice」事件(大規模霊的殺戮事案)で死亡した一般人、[編集済]の魂が変質したものであり、成仏不能の状態です。性格は達観した無邪気さを示し、自身の死亡を自覚しています。 SCP-5293-JPの異常性は、霊魂としての単方向干渉能力にあります。物理的・精神的な一方通行攻撃が可能で、後背のSCP-5293-JP-1(翠緑の虚空月)は魂蒸発ホーミングビーム(射程推定10km、追尾精度100%)や魂歪曲落雷(対象の霊的構造を永久改変)を発射します。SCP-5293-JP-1は支援者兼監視者として機能し、SCP-5293-JPの行動を制限します。発見時、SCP-5293-JPは事件現場を徘徊し、無差別霊的干渉を繰り返していました。 インタビュー記録: > インタビュアー: Dr. 佐藤 > 対象: SCP-5293-JP > 日付: 20██/██/██ > > Dr. 佐藤: 君の名前は? ここはどこだと思う? > SCP-5293-JP: Solstice Moonだよ。月が私を見てる場所かな。死んじゃったけど、楽しいよ。 > > Dr. 佐藤: その月は何をするもの? 君を縛ってる棘は痛いのか? > SCP-5293-JP: 月は友達で、悪い子を溶かす光をくれるの。棘? ううん、慣れちゃった。逃げられないけど、飛べるよ! > > Dr. 佐藤: 「Solstice」事件について話せるか? > SCP-5293-JP: 大きな月がみんなを呼んで、たくさん光ったの。私はただ、見てただけなのに…今は月の一部だよ。ねえ、遊ぼう? インタビュー後、SCP-5293-JPは軽度の幻覚誘発を試みましたが、シールドにより無効化されました。 実験記録: - 実験5293-01: D-████にSCP-5293-JPのホーミングビームを10%出力で照射。結果: D-████の霊的残滓が蒸発、肉体は即時崩壊。SCP-5293-JPは「ごめんね、でも綺麗だった」と反応。 - 実験5293-02: SCP-5293-JPに物理的接触を試行(ゴム手袋着用)。結果: 接触者の精神に翠緑虚空の幻視が発生、被験者は一時的乖化。SCP-5293-JP-2の棘が活性化し、干渉を拒絶。 - 実験5293-03: 鎮魂呪文を適用。結果: SCP-5293-JPは笑い声を上げ、落雷で装置を破壊。成仏不能性が確認。 クロステスト: - クロステスト 5293-10██: SCP-███(人型捕食実体)と対面。SCP-███がSCP-5293-JPを捕食しようとしたところ、SCP-5293-JP-1がホーミングビームを発射。SCP-███の霊核が蒸発し、無力化。SCP-5293-JPは「食べないでね、私もお腹すいたよ」と無邪気にコメント。 - クロステスト 5293-████: SCP-███(記憶操作幽霊)と接触。落雷によりSCP-███の記憶構造が歪曲、永続的混乱状態に。SCP-5293-JPは干渉を一方的に継続、影響なし。 補遺 5293-A: SCP-5293-JPは20██年、日本██県の「Solstice」事件現場で発見。事件は月からの使者による大殺戮で、数千人の魂が蒸発。SCP-5293-JPは唯一の残存霊魂として徘徊中、機動部隊乙-6により収容。事件後、SCP-5293-JP-1が出現し、抵抗を試みたが、エーテルネットで捕捉。 --- SCP-5294-JP: 10秒カップ麺 オブジェクトクラス: Euclid 特別収容プロトコル: SCP-5294-JPは、サイト-81██の耐熱強化収容室に格納されます。室温を20℃以下に保ち、外部からの衝撃や熱源を遮断する断熱材で囲みます。移動は浮遊を抑制する重力発生装置を使用し、開封や摂取を厳禁。観察は遠隔カメラ経由とし、接触時は耐熱スーツを着用。香気拡散時は空腹抑制ガスを散布します。万一の活性化時には、冷却プロトコル(液体窒素噴射)を即時適用。 説明: SCP-5294-JPは、全長160cmの巨大カップ麺状無機物で、即席麺の外装を模した異常存在。移動は未知のエネルギーによる浮遊(速度最大10m/s)で行われ、発言能力は有しません。内部は密封構造で、被ダメージや異常効果を半減(防御力相当40、魔法防御力相当40)。香りは強力な空腹誘発効果を持ち、半径50m以内の人間に「罪の味」異常を引き起こします。 異常性は受動的耐久と反撃機構にあります。被ダメージ時に「沸騰エネルギー」を蓄積し、「即席カウンター」として高熱波を放出(出力は蓄積ダメージの倍加値)。「バリカタ」特性により、非可逆的破壊(削除、呪い等)を耐え抜き、「栄養素」により与ダメージを自己修復に変換。攻撃関連ステータスは低く(攻撃力5、魔力5、素早さ10)、行動は反撃狙いに特化。起源不明ですが、異常消費財団の影響が疑われます。 インタビュー記録: (SCP-5294-JPは発言不能のため、関連証言のみ抜粋) > インタビュアー: Dr. 田中 > 対象: 発見者D-████ > 日付: 20██/██/██ > > Dr. 田中: このカップ麺を見た時の状況は? > D-████: コンビニの棚に浮いてて、でかいんですよ。匂いがして腹減って、触ったら熱くて…なんか怒ってるみたいに熱波出てきました。 > > Dr. 田中: 攻撃された? > D-████: いや、触っただけなのに沸騰したみたいで、手が火傷。食べようとしたら跳ね返されて、腹の虫がうるさくてたまんねえ。 実験記録: - 実験5294-01: 物理的打撃(ハンマー)適用。結果: ダメージ蓄積(沸騰エネルギー+1)、即席カウンターで熱波放出。打撃者は軽度の火傷、SCP-5294-JPに損傷なし(バリカタ活性)。 - 実験5294-02: 呪術的削除試行(クラスB呪文)。結果: 効果半減、栄養素により修復。香気により実験者が空腹状態に陥り、中断。 - 実験5294-03: 開封試行。結果: 密封維持、高熱蒸気噴出。実験者2名が熱傷、SCP-5294-JPは浮遊加速。 クロステスト: - クロステスト 5294-5293: SCP-5293-JPと対面。SCP-5293-JPのホーミングビームが命中するも、沸騰エネルギー蓄積で半減。SCP-5294-JPが即席カウンター熱波を発射、SCP-5293-JPの霊体に影響少なく(単方向干渉のため)、虚空月が落雷で反撃。SCP-5294-JPは耐え抜くが、香気でSCP-5293-JPが「空腹?」と反応、干渉一時停止。 - クロステスト 5294-███: SCP-███(酸性スライム)と接触。酸が浸透するもバリカタで耐性、栄養素吸収で体積増加。SCP-███が蒸発せず、均衡状態。 補遺 5294-A: SCP-5294-JPは20██年、日本██県の廃コンビニで発見。店員が「浮かぶカップ麺」に遭遇、香気で集団空腹パニック発生。財団介入により収容、浮遊移動を重力装置で封じ込み。起源は異常食品事件と関連か。 --- 参加者強さランキング 1. Solstice Moon (SCP-5293-JP) - 広範囲霊的攻撃と単方向干渉により最高位。耐久より破壊力が優位。 2. 10秒カップ麺 (SCP-5294-JP) - 極めて高い防御と反撃耐性を持つが、攻撃力の低さで2位。